天国的底辺

二次元、創作、裸足、資格試験、その他諸々についての思索で構成されたブログ

中国輸入で大失敗し、1年で借金抱えて撤退した話:その2

 昨日に引き続き、中国輸入ビジネスの大失敗談を語っていこうと思います。

 続き物となっておりますので、まずは昨日の記事からお読みいただければ幸いです。

 

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Skype面談

 その方は、コンサル生を募集することに関しては、かなり慎重でした。

 基本的に、マンツーマンでしっかり指導できる範囲の人数しかコンサル生をとらないというスタンスであり、闇雲に何百人も募集するようなことをしなかったのです。

 そのため、コンサル生になるには、その方との面談を経る必要がありました。

 その方曰く、面談をして「この人は中国輸入ビジネスに向いていない」と判断した場合は、お互いのためにコンサルティングを断ることもある、とのことでした。

 

 そのような姿勢が、私にとっては信頼できるものに映ったことは否定できません。

 今でもこの点については、その方の言っていることが正しいと考えています。

 

 そのようにして、2018年3月にSkypeを使った面談を行いました。

 私はてっきりビデオ通話をするものと思っていたので、自分の部屋でスーツを着込んで構えていたのですが、実際に始まってみると単なる音声通話で、少し拍子抜けしてしまったのを覚えています。

 

 面談で私達がやり取りしたのは、ごくごく一般的な内容でしたが、どうやら問題はなかったようで、コンサル生失格、ということにはなりませんでした。

 ただし、一つだけ問題がありました。資金です。

 その方の指導しているOEM販売は、これと決めた商品を大量に輸入する手法です。

 従って、それなりにまとまった資金がどうしても必要になるのです。少なくとも30万円でどうにかなるものではありません。

 

 そしてまた、コンサルティング料もかなりのものでした。

 その方の説明によれば、コンサルティング業務をする時間で自分のビジネスをやっていたほうがずっと儲かるので、他に講師を雇う上でも、どうしてもある程度の料金を設定しなくては成り立たない、とのことでした。

 その説明に納得することはできたのですが、何しろ本当に高額で、最初に金額を提示されたときには正直、かなり怯みました。

 

 それでも私は、1年契約でコンサルティングを受けることを決意しました。

 ただし、その場で本決まりとはいきませんでした。一つの条件が提示されたのです。

 それは、資金を200万円用意すること。それだけの資金を用意できなければ、コンサルティングの話はなかったことにする――。

 そこまで話がまとまったところで、面談は終了となりました。

 後は、約束の資金を用意して、再びその方に連絡をすれば良いだけ……なのですが、もちろんそれは、貧乏な私にとって、そう簡単にできることではありませんでした。

 

資金調達の壁

 どのようにして200万円、きっちり揃えてみせるか?

 必死になって働いて貯金して……というわけでは、もちろんありません。

 いや、働くことは尊いことかもしれませんが、この場合、そんなことをやっていたらいつまで経ってもビジネスを始めることができません。

 そもそも、お金がないから飛び込もうとしている道なわけですから。

 

 ではどうするかといったら、それはもう、借りるしかありません。

 問題は、どこから借りるかです。

 まず私の中で、身内に頼るのはできるだけ避けたい、というのがありました。

 自分のビジネスですから、融資を受けるべく然るべき機関をあたって奔走し、それが駄目だったら諦める、という風に考えていたのです。

 しかし現実問題として、45万円の自己資金しか持たずに、200万円に届くだけの融資を得ることはできません。

 そこで、甘えるかたちになってしまいますが、融資を受けるために自己資金を増やすという意味で、70万円ほど身内から私の口座に資金を移動してもらいました。

 悪く言えば「見せ金」ですが、絶対に必要な準備です。

 

 融資を受けるべくあたってみる先としては、次の機関を挙げることができました。

 まずは日本政策金融公庫の創業融資。それから、各都道府県の信用保証協会と話をつけて、地方銀行等から受ける創業支援融資。それらが駄目だったときは、同じく銀行のビジネスローン。以上がすべて駄目だったときは、いわゆる消費者金融

 この中で、消費者金融という選択肢は私の中ではあり得なかったので、トライしてみるものは前の3つでした。

 

 しかし、正直なところ、これらの機関から見事に融資を引き出すのは、私にとっては極めて難しいことでした。

 具体的なことは、プライベートな話になるので伏せさせていただきますが――私の現状として、それだけの額のまとまった融資を受けられるような社会的な信用というものがなく、勝算はほとんど無いと言ってもよかったのです。

 しかし、それでも挑まないという選択肢はありません。

 

日本政策金融公庫と信用保証協会

 コンサルタントさんからは、ツテでとある税理士法人を紹介していただきました。

 全国展開している大手の法人で、ちょうど私の住んでいる横浜にもオフィスがあり、使い勝手という意味では申し分なしです。

 

 私の担当になってくださった税理士さんは、とても人当たりの良い方で、勝ち筋が見えにくいと言わざるを得ない私の戦いに、100%寄り添ってくれました。

 もちろん、その時点でもう報酬を払い始めていたわけですから、私の味方をしてくれて当然といえばそうなのですが、人としての「感触」ってありますよね。

 私の境遇を包み隠さずすべて話した上で、それに対して無謀であるとか、そういう消極的なことを一切言わずに穏やかに手を貸してくれる姿勢は、そのときの私には本当に心強いものでした。

 

 戦略として、日本政策金融公庫と信用保証協会の話を、同時進行で進めていこうということになりました。

 ちょっと不誠実かもしれませんが、どちらの機関にも「他のところにもあたっている」ことは言わずにおき、両方に対して200万円という希望額を提示するのです。

 それで、どちらかが上手くいけばそれでよし。もし両方とも完璧に上手く行って、満額がダブルで下りることになったとしても、それはそれで軍資金があるに越したことはないからよし。

 そういう思考回路でした。

 

 いろいろと慣れないことをしましたね。

 まずは資料を揃えなければいけませんでした。

 こちらのビジネスプランが絵空事ではないことを示すために、どんな仕入れや販売を行うのか、その際の資金の変動はどんな感じなのか、といったことについて、具体的な商品を挙げて利益率などを計算したり、資金繰り表を作成したりするのです。

 

 難しいのは、具体的な商品を挙げる、というところでした。

 中国輸入ビジネスにおいて、最も大切なフェーズはリサーチですが、このリサーチの具体的なコツも、コンサルタントさんに教わりながら身につけていくものの一つなわけです。

 なのに、コンサルタントさんと契約をするために、まずリサーチをして商品を選定してみせなければならない――これは明らかに順序が逆ですよね。

 ですが、「具体的な商品は融資を受けてから決めるので、今は何も挙げられません」では話が通らないのは確実です。

 なので、たとえ真似事でも、何かしらの行けそうな商品を捻り出す必要がありました。

 

通らなかった主張

 そのようにして、何とか3商品分の販売戦略を作り上げ、それを資金繰り表に組み込んでお金の動きを仮定していき――。

 4月中旬。公庫の担当さんとの面談の日を迎えました。

 

 面談の内容を一言一句覚えているわけではないのですが、「手練れだなあ」という印象を持ったことについては、よく覚えています。

 さすが、大金を貸すために人を吟味する立場の人。べつに、厳しい言葉を浴びせられたとか、上から目線で対応されたというわけではないのですが、言動の端々にヒリつくものを感じたというのが正直なところです。

 とにかく私は、そのときの自分にできる限りのアピールをしました。

 

 結果として、その担当の方から得られたニュアンスは、「難しいとは思うが、一応審査はしてみる」というものでした。

 まあ、想定の範囲内ではありました。私としては、面談の段階で「こんなの話になりません」とはねつけられなかっただけ、よくやったと思ったくらいです。

 これについては審査結果を待つということで、信用保証協会との話を進めていくことになりました。

 

 そして5月の始め。

 公庫の担当さんから電話があり、融資は下りない、との回答がありました。

 

 落ち込んでいる暇はありません。次は信用保証協会が相手です(お金を借りるのに「相手」とか言ってはいけないかもですが)。

 公庫に提出した資料に肉付けをし、より成功率を高める努力をして、5月の中旬、今度は地銀の融資担当の方との面談に臨みました。

 こちらは公庫の担当さんとは、だいぶニュアンスが違いました。

 というのも、こちらの場合は「地銀さんと一緒に信用保証協会に認められるべく頑張る」という関係図で、地銀の担当さんは私の味方だったわけです。

 

 しかし、こちらはこちらで難航しました。

 信用保証協会から、コンサルタントさんとの契約書を見せてくれと言われたりして(まだ契約していないのだから契約書はない)、話がつっかかってしまったのです。

 

 そのうち、これもどうやら厳しそうだぞ、ということになり、地銀のビジネスローンの審査を受けてみることに。

 利息は高くなってしまうのですが、背に腹は代えられないという気持ちで手を出しました。

 しかしこれについては、ネットの審査で即座にはねられて、あえなく失敗。

 

身内からの出資

 この時点で、「ここまでかな……」と思いました。

 心が折れていたわけではないのですが、現実問題としてもうどうしようもなく、ここは自分にしては健闘したと考えて身を引くしかないだろう、というところまで追い込まれたわけです。

 

 しかし、ここで助け舟がありました。

 身内です。というか、具体的にはです。

 融資に関する状況を話したところ、どうしても200万円の資金が必要だというなら、出してやる――という話を持ちかけられたのです。

 

 先述したように、私としては、できるだけ身内に頼ることはしたくありませんでした。

 お金に関することは、できる限り自分一人の範疇で完結させたかったのです。

 しかし考えてみれば、この時点ですでに、自己資金を増やすために助けを借りてしまっています。

 ここで「頼りたくない」という意地を見せるのは、すでに手遅れなのではないか、という風に、だんだん気持ちがシフトしていきました。

 

 ――そうして結局、親から100万円を「借りる」ことになりました。

 それによる合計資金は、210万円強。バタバタしましたが、一応は目標達成です。

 

 早速コンサルタントさんに連絡し、1年契約を交わすことになりました。

 契約したのは6月。コンサルティングの開始は、翌7月と決まりました。

 来年の6月末まで、1年かけて、中国輸入ビジネスの真髄をすべて学び取ろう。融資で苦戦を強いられただけに、このときの決意は本当に固いものでした。

 

 こうして、私の中国輸入OEMビジネスがスタートしたのです。(つづく)

 

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