天国的底辺

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【小説投稿】収益化が始まるカクヨムか、先に新人賞か、それが問題だ

 10月10日から、小説投稿サイト『カクヨム』において、カクヨムロイヤルティプログラムの事前登録が始まりました。

 カクヨムロイヤルティプログラムというのは、一言でいえば、カクヨムに小説を投稿している人が広告収入を得ることができる、新しい仕組みのことです。

 これにより、小説によって収益を得る手段は、書籍化だけではなくなるわけですね。これからどんどん「小説家」のかたちが多様化していく流れの一つであると言えるでしょう。

 

 今日はそれに絡めて、現在の私の創作に関する状況と、その状況において私がどのように動けば良いのかについての迷いについて、少し考えてみたいと思います。

 

 

落選作の山の使い途

 これまでに何度も記事にしてきたことですが、私は小説を書いて、ラノベ新人賞に投稿している人間です。

 これまでに9本の長編小説を書いてきて、いずれも受賞することなく落選していきました。

 現在は10本目の小説の設定を固めているところで、これが完成した暁には、来年4月締め切りの電撃大賞に応募するつもりでおります。

 

 新作の小説については、まあ頑張るしかないのですが、問題なのは、これまで書いてきた9本の小説をどのように扱うかです。

 これまで私は、落選した小説を他の新人賞に再応募する、というのを繰り返してきました。

 何としてもプロの小説家になりたい、というわけではないのですが、自分の書いている小説をお金に換えたいという願望はあり、そのためにはどこかの新人賞に引っかかり、プロとしてデビューするしかないと考えていたわけです。

 世の中の仕組みは何かと多様化していますが、小説でお金を稼ぐということに関して言えば、プロとしてデビューして書籍を刊行し印税を得る、という昔ながらの方法以外、現実的でないように思われたからです。

 

 しかし、そこに来て、このカクヨムロイヤルティプログラムの登場です。

 他の分野の流れを考えれば当たり前のことではあるのですが、小説もいよいよ、webで無料公開して、広告収入で収益を得るという道が活発になり始めた感じです(収益化のシステムそのものは、カクヨムが初というわけではない)。

 正直「やっとこの流れが元気になってきたか」というところですね。

 

 この流れを受けて、現在の私はちょっとした悩みに直面しています。

 これまで新人賞の応募し落選してきた9本の小説を、カクヨムに投稿するか、それともまずは他の新人賞に再び応募するか、決めかねているところなのです。

 具体的には、その新人賞というのはGA文庫大賞。

 これまで同じ小説を、電撃大賞、小学館ライトノベル新人賞、MF文庫Jライトノベル新人賞に応募してきて、いずれもデビューには至らなかったわけですが、もう一度だけ新人賞の俎上に乗っけてみたい、という想いもあるわけなのです。

 

 さて、どうしたものでしょうか。

 本格的にカクヨムの収益化が始まるのは10月末のことなので、それまでに答を出したいと思っています。

 

カクヨムで収益を上げる難易度は?

 ……と、ここまで自分の実力も顧みず、公開すれば稼げるかのように話を展開してきましたが、言うまでもなく肝心な問題があります。

 果たして、カクヨムで収益を上げる難易度はどれくらいのものなのでしょうか?

 

 具体的には、どれくらいのPVでどれくらいの収益が得られるものなのか。

 カクヨムのアナウンスによれば、収益の額はPVだけで決まるわけではなく、いくつかの要素を総合的に判断した上で算出するポイント制になっているようなのですが、それでもたくさん読まれれば読まれるほど多くの収益につながることには変わりないでしょう。

 例えば、月間1万PVを獲得するのは、どれくらい難しいことなのか。そして、月間1万PVでは果たしてどれくらいの収入を得ることができるのか。

 カクヨムをまったく利用していないので、その辺がちょっとわからないんですよね。

 

 また、収益を現金化して受け取るためには、3000ポイント以上貯めなければならないと言うアナウンスが為されています。

 そして、ポイントの有効期間は1年間。

 つまり、1年以内に3000ポイント以上獲得することができなければ、現金を得ることができないということになるわけです。

 ちなみに当ブログが契約しているGoogleアドセンスは、8000円以上貯まると、それを銀行振り込みしてもらえるようになります。

 果たして、カクヨムで3000ポイント獲得することと、Googleアドセンスで8000円分の広告収益を獲得することでは、どちらが難しいのでしょうか?

 今の私には、ちょっと判断のつかないところです。

 

ブログで連載する方法もある

 そう考えていくと、カクヨムに投稿するか、新人賞に応募するかという2択のほかに、当ブログで小説を連載するという選択肢もありますね。

 ざっくりした計算になりますが、1本の小説記事で100PVを獲得し、そのうちの1人が広告をクリックしてくれれば、それで平均すると15円くらいの収益が発生します。

 Twitter等を使ってうまく宣伝して、当ブログに読者を集めることができれば、あるいはここで連載するのがいちばん確実に収益を上げる方法になる可能性も、無いわけではないんですよね。

 

 実際、大手webサービスを利用することが、個人サイトを運営することよりも遥かに有効になっている現代においても、あえて個人サイトで創作物を公開している人は少なからず存在します。

 そういう人にあやかって、あくまでもブログで展開していくというのは、そんなに非現実的なことではないでしょう。

 それに、複数の場所で展開するというやり方もあります。

 カクヨムで小説を公開し、同じ小説を当ブログでも公開する。決して規約違反ではないので、堂々とやってしまえばいいわけです。

 

 この辺のことを考えていくと、ますます悩ましくなります。

 まだ何も書いていない人にとっては、絵に描いた餅なのかもしれませんが、幸いにして私には長編小説9本分のストックがあります。

 なので、少なくとも、どこかの場所にコンテンツを揃えるという段階に関して言えば、私にとっては現実的な話なんですよね。

 だから余計に考え込んでしまうところなのです。

 

お金稼ぎに不安を抱く人達

 今回、カクヨムロイヤルティプログラムを調べるために、Twitter検索等を使って、いろいろな人の意見を集めてみました。

 それで気がついたことなのですが、収益化というものに関して、非常に警戒している人が少なからず存在するんですよね。

 

 警戒の仕方は、主に2種類あります。

 1つは、他の皆が収益を得ることに執心してしまうことで、サイト全体が悪い意味で売れ線の異世界物ばかりになってしまうのではないか、といったような心配。

 そしてもう1つは、他ならぬ自分自身が、収益化に惑わされてのびのびと執筆活動することができなくなるのではないか、という不安です。

 お金が絡むことによって、今の状況が歪んでしまうことを恐れている人が、結構いるということです。

 

 その点に関する私の意見は、「心配しすぎではないでしょうか」というところです。

 あるいは「なるようにしかならないでしょう」と言うべきでしょうか。

 私の基本思想として、お金を稼ぐことは尊いこと、というのがあります。

 それは創作活動においてもまったく同じで、お金を稼ぐ方法があるのならば、絶対にその方法を選ぶべきだという頭があるんですよね。

 稼ぐことと稼がないことを比べて、稼がないことのほうを選ぶ理由などそうそうあるものではない、というのが、私の信念なのです。

 

 なので、ある種の「美しさ」のようなものを求めて、収益化に背を向ける人達がいることについては、正直残念な気持ちになるところがあります。

 そんなに気にすることないじゃないか、みたいな。

 特に、自分自身が変わってしまうことを心配している人に対しては、何とか上手いこと言って、背中を押してあげたくなりますね。

 はっきり言って、お金があるということがもたらす心の余裕は、計り知れません。

 創作意欲を支えてくれるものとして、その余裕に勝るものは、そうそうないんじゃないでしょうか。

 それがいちばん大事なことではないかと、私は思うわけなのです。

 

 少なくとも私は、日の目を見ることができなかった9本の長編小説が、少しでもお金に変わってくれるというのであれば、喜んで飛びつきたいと瞬時に思いました。

 それは絶対に私にとってプラスに働きますし、今後の創作活動においても、大きなモチベーションになってくれることでしょう。

 このような考え方が、広く浸透してくれることを祈るばかりです。

 

おわりに

 まあいろいろ書いてきましたが、それもこれも、たくさんの人に読まれなければ話になりません。

 私の小説がカクヨムにアップされたとして、果たしてそれをどれくらいの人が読んでくれるのかは、全くの未知数。

 これまで景気の良いことをたくさん言っておきながら、ここで急に弱気になるのもどうかと思うのですが、小説で月間1万PVなどという数字は、正直とても想像することができないというのが現実だったりします。

 

 しかし、何事も動いてみなければ始まりません。

 小説を全世界に公開して、何か損することがあるかと言えば、せいぜいつまらないと批判されて恥をかくことくらいのもので、実損害を被るわけではまったくありません。

 というわけで、とりあえずやってみよう、という方向でほぼ固まってはいます。

 問題なのは、先述したように、いきなりカクヨムにアップするか、それともまずはGA文庫大賞に応募してからにするか、そして、当ブログで独自に連載をしていくかどうか、といった辺りの意思決定です。

 

 ともあれ、これからカクヨムで事前登録を済ませてしまうつもりです。

 もし近いうちに私の小説が公開されましたら、皆様におかれましては、ぜひ気まぐれに目を通していただければ、これほど嬉しいことはありません。

 その際はどうかよろしくお願いいたします。

 

 

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