天国的底辺

二次元、創作、裸足、その他諸々についての思索で構成されたブログ

【収益化】カクヨムに小説を投稿し始めました【宣伝】

 小説投稿サイト「カクヨム」にて、収益化の仕組みである「カクヨムロイヤルティプログラム」が始まりました。

 ざっくり言うと、小説を表示するページに広告を掲載することによって、カクヨムが手に入れる広告収入の7割を、PV等に応じて投稿者のあいだで分配するという方式です。

 

 まあぶっちゃけ、カクヨムに投稿するだけで生活できる、YouTuberのような存在はそうそう現れないだろうとは思います。

 あるいは計算上、不可能かもしれません。

 ですが、少しでも生活の足しになるならば、それによって創作のペースが上がる人はいるわけで、決して無駄な仕組みではないと言えるでしょう。

 

 というわけで、私もそれに参入することにしました。

 もちろん、まったく無名の存在である私がいきなりがっつり稼ぐことなど無理ですし、こつこつ継続したとしてもどこまで行けるかわかったものではないのですが、それでも少しでも収益に繋がるのであれば、と思い切ってチャレンジしてみた次第。

 私の場合、まず投稿するのは、これまで小説新人賞に応募し、落選してきた作品達です。

 最後まで悩んでいたのは、カクヨムに投稿する前にもう一度だけ、どこかの新人賞に応募してみるかどうかだったのですが、即座にカクヨムに投稿するほうを選びました。

 

 今日はその辺りについて、宣伝も兼ねて少し書いてみたいと思います。

 ……なんだか、いつもよりリード文が長くなってしまったな。

 

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カクヨムにてweb小説家デビュー

 私はかれこれ4年以上にわたって、長編小説を書いては、ライトノベル系の新人賞に応募し続けてきました。

 今こうして正体不明のブロガーなんぞをやっていることからおわかりの通り、小説家としてデビューするには至っていないわけなのですが、とにもかくにも投稿の経験値だけは溜まり、そして手元には9本ほどの落選作が蓄積されました。

 

 これを活用して、カクヨムに乗り込もうというわけです。

 

 これまで私は、web小説と呼ばれるものとまったく縁を持たずにやってきました。

 べつにweb小説に対して偏見があったわけではないのですが、新人賞に投稿する小説を書くので精一杯で、web小説を連載することにまではとても手が回らなかったのです。

 また読み手としても、アマチュアの皆さんが書く大長編の数々を追いかけるだけの時間を確保することができませんでした。

 書き手としても読み手としても、web小説との接点がまったくない生活を送ってきたわけです。

 

 そんな私ですので、今回の参入は、まったくのゼロからのweb小説家デビューということになります。

 今回この決断をするにあたって、基本中の基本から色々と調べました。

 例えば、web小説の場合、ほどほどの行数ごとに空白行を入れて、画面上で読みやすいようにしていますよね。

 こういうこと一つとっても、私の中にはノウハウがまったくなかったのです。

 面白い面白くない以前の次元で見限られないよう、そういうところからきっちり勉強して、手元の小説をweb小説向けに整形するということを、きちんとやるよう心がけました。

 

 そのようにして、とりあえずまず最初の作品の序盤を投稿させていただきました。

 第24回電撃小説大賞において、二次選考を通過して三次選考で落選した作品、『世界はいかにして回っているか』です。

 

kakuyomu.jp

 

 最初にどの作品から投稿するか、少し考えたのですが、まずはこの作品から行くことにしました。

 これまで投稿してきた中で、もらった選評の手応えが最も良かったものです。

 具体的には、読んでくださった2人の編集者さんの片方から、絶賛に近いお褒めの言葉をいただきました。

「どう読まれようと知ったことか」みたいな態度でいた私ですが、今もなおモチベーションとして私の中で機能していることを、認めないわけにはいきません。

 まあ逆に言うと、もう1人の編集者さんの印象がそれを打ち消すくらいイマイチだったから、その三次選考で落選したわけですが……。

 

 ちょっと風変わりな作品なので、選評の感じからしても、結構読み手を選ぶ作品になっているかもしれないのですが、相性の良い人にはズバリ刺さってくれるのではないかと期待しています。

 お時間がありましたら、ぜひ読んでみてください。

 

今後投稿する予定のストック

 これまで書いてきた長編小説は、先述の通り全部で9本あるのですが、そのすべてを投稿するかというと、そのつもりはありません。

 私はこれまで、それら9本の小説を主に3つの新人賞に応募してきたのですが、その結果が芳しくなかったものについては、このまま自分の手元に封印しておこうと思っています。

 基準としては、次のようなものを考えました。

「電撃大賞か小学館ライトノベル新人賞の、どちらかで一次選考を突破した作品は、投稿することにする」

 

 これによって絞られるのは、6本になります。

 この6本に加えて、尺の都合から集英社ライトノベル新人賞に応募し一次選考落ちをしたけれども、自分の中では挑戦的で割と気に入っている、裸足フェチ全開の小説も、投稿してみようと思っています。

 従って、投稿するのは9本中7本ということになりますね。

 

 これだけあれば、とりあえずアカウントの体裁は保たれるのではないかと思います。

 さすがに1本とか2本しか投稿せずに、それっきり沈黙してしまうのでは、尻すぼみ感が凄いですし、収益の点でもほとんど期待できませんからね。

 

 ちなみに、タグに「電撃大賞三次落ち」のようなものを設定しておけば、そういうところを選定基準にしている人に、ある程度興味を持ってもらえるのではないかという算段もあります。

 私が言うのも抵抗がありますが、電撃大賞に一度でも応募した人なら、一次選考を通過するだけでも結構難しいということはよくおわかりでしょう。

「まともな日本語が書けていれば一次選考は突破できる」などというのは、まったくの嘘であるか、あるいは大昔のこと。

 なので、その辺りによって無名ながらそこそこの箔がつくことが期待できるわけです。

 

 そのことと、TwitterやMastodonでの積極的な宣伝を組み合わせて、少しでも多くの人を呼び込んでいきたいと考えている次第です。

 

書いていきたいオリジナル小説

 その7本の長編小説をすべて投稿してしまった後、それっきりアカウントを放置状態にするかというと、そのつもりはありません。

 せっかく土台を作ったわけですから、カクヨムオリジナルの新作も少しずつ発表していきたいと思っています。

 

 今のところ予定しているのは、そんなに長くない作品……まあ中編とかそんな感じですね。

 現時点の私にかけられたニーズを考慮した上で、裸足フェチをテーマにした作品を揃え、固定客を獲得する、というビジョンが私の中にあります。

 スケジュール的になかなか大変なものがあり、量産ペースというわけにはいかないと思うのですが、7本の長編小説をゆっくり投稿している間に、少しずつ書き溜めて、できればあまりブランクの空かないかたちで発表できればいいなと思います。

 

おわりに

 ……と、このようなプランでカクヨムに挑むことにしたわけですが、小説新人賞への投稿を諦めたわけではありません。

 今も、来年締め切りの電撃大賞に向けて、このブログと同名の小説『天国的底辺』を制作中です。

 まあ正直なところ、進捗が極めて遅く、果たして間に合うのかどうかすでに不安な状態だったりするのですが、ここから何とかペースを上げて、無事完成まで持っていきたいところですね。

 

 当ブログの定期的な読者様におかれましては、ぜひ小説のほうにもお付き合いいただけると嬉しいです。

 これまで幾つも創作論のような記事を書いてきましたが、それを読んでくださった方は少なからず次のようなことを考えたと思うんですよ。

「こういうことを語るコイツは、果たしてどんなものを作るのだろう? ていうか何か作れるの?

 その答を、実物によって提供することができるのは、私としても楽しみだったりするのです。

 

 身も蓋もない話をするならば、単にアクセスしてくださるだけでもPVとしてカウントされ、収益に繋がってくれるので、そっちの意味でも、ぜひ読んでみていただきたいですね。

 お時間があるようでしたら、どうかよろしくお願いいたします。

 

全ての文字書き必見。推敲も校閲も面倒見てくれます。

 

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