リーンゲインズと呼ばれる健康法のうち、16時間断食の部分を生活に取り入れてから8週間が経過しました。
前回は4週間の時点で記事にしましたが、今回はその続報ということになります。
以下に前回の記事へのリンクを貼っておきますので、興味のある方はそちらからお読みください。

結果――太りました
結論から言いますと、前回の記事を書いてからの4週間で、さらに体重は増加しました。
- 開始5週間目……1,050g減↓
- 開始6週間目……850g増↑
- 開始7週間目……150g増↑
- 開始8週間目……850g増↑
前回の4週間は350g増でしたが、今回の4週間は実に800g増です。
この増え方はちょっとヤバイな、というのが率直な感想です。
5週目の数字は、その前の週に1,150g増えたことの反動というか揺り戻しだったとして、残り3週はいずれも増加している。
つまり実質的には今回、痩せた週がまったく無かったようなものなのです。
16時間断食を開始してから、8週間の合計で1,150g増。
7kg痩せたいと思っていた私にとって、この数字は笑って済ませられないものであることは言うまでもありません。
なぜこうなったのか
どうしてこういう結果になったのか、私なりに原因を3つ挙げてみます。
そもそも16時間断食にダイエット効果が薄い
身も蓋もない言い方ですが、たぶんこういうことなのではないかと思います。
元々リーンゲインズというのは、「痩せるため」にやるものというより、食事のコントロールやトレーニングと組み合わせて、総合的に「健康になるため」に行うものであると聞きます。
そこから「連続16時間食べない」というところだけ取り出して、痩せるという目的意識を持ったところで、体はそちらには向かわないということなのでしょう。
明らかに間食が多かった
これは主に私自身の自己管理の問題なのですが、この4週間を思い返してみると、間食をすることが結構多かったです。
食事と食事の間隔は狭まっているはずなのですが、なぜかその短い時間に、何か食べたくなってしまう。
それでついついお菓子類に手を出してしまい――ということがよくありました。
ただ、これについては私のほうにも言い分があります。
私が聞いた話では、16時間断食をすることで食欲そのものが減衰していくはずだったんですよ。
だからつらい思いをして食べるのを我慢せずとも、自然に摂取カロリーが減っていくのだと。
それでつい「自然に任せてしまった」ら、こういう結果になってしまったわけです。
座り作業が増えたぶん動きが減った
以前からウォーキングをやっていたのですが、司法書士試験が近いことと、このブログを始めたことで、ここしばらくはお休みしていました。
アプリによれば、私の一回のウォーキングではおよそ300kcalが消費されるとのことで、これがまったく無くなったぶん、食べたものが悪い意味で「貯蓄」に回ってしまったという面もあるのでしょう。
当たり前と言えばそうなのですが、カロリーを使う場面を減らしておいて、体重も減ってくれることを期待するのは、やはり無茶なことだったという結論になるでしょうか。
健康面で何か向上したか
ではとりあえず体重のことは脇に置くとして、16時間断食によって健康面での変化はあったでしょうか?
消化器官を休ませる効果は?
これは正直、まったくわからないというのが正直な感想です。
もしかしたら、もともと胃の調子が悪かった人などが16時間断食を行うと、何らかの改善が見られるということもあるのかもしれません。
ただ残念ながら(?)私にはそういう不調はまったくなかったので、8週間前と今とで、自分の消化器官に何か変化があったようにはまったく感じられません。
この辺りについては、不健康な状態からスタートした人の報告を聞いてみたいところですね。
食欲そのものが減るという話は?
これは先述した通り、むしろ間食が増えてしまい、食べることへの欲求は輝く一方でした。
ただし、16時間の間隔を空けることそのものは、続けているとどんどん「当たり前のこと」になっていき、つらさを感じなくなります。
ちょっと何か他のことに頭を使っていると、いつの間にか前日の夕食から16時間が経っており、食べていい時間になっている、という具合ですね。
問題は、残り8時間でバリバリ食べたくなることなんです……おかしいなあ。
私なりの結論
科学的な研究結果などを無視した、私という一人のケースから導き出された結論としては、次のようになります。
- 少なくともダイエットに16時間断食は無駄
- 健康的になれるかどうかもわからない
結局、食事の間隔がどうのなんていうのは小手先のことで、「食べる量を減らして動く量を増やす」以外にきちんと痩せる手段なんてないのだ、というのが、この8週間で私が(改めて)得た学びですね。
私としては、まず16時間断食で食欲を減らし、それが呼び水となって何か自分の中に「運動などへの欲求」が生まれる――というような善循環を期待していたのですが、話はそう都合良くは進みませんでした。
間食を増やし、動きを少なくしただけでした。
ただ、世の中に効果を主張している研究や書籍がいろいろあるのもまた事実。
自分の体で実際に試してみたいという方は、ぜひそれらを参照して、私と同じように数週間「実験」をしてみてください。
たぶん、人それぞれなところがあると思うので、私には効果がなくとも、あなたにはあるかもしれません。
おわりに
さて、これからどうするかですが……。
とりあえず、16時間断食は今後あまり意識しないようにします。
「あまり」というのはつまり、16時間空けることにはもうこだわらないが、朝食をきちんととることを重視していた以前のスタイルに戻すこともせず、「朝は食べても食べなくてもいいもの」と考えておき、一日の食事の回数を柔軟に考えるようにする、という意味です。
それから、間食はやめます。これは当たり前の決断。
これを書いている今も、チョコレートとか水羊羹とか食べたくて仕方ないのですが、ここは我慢我慢。
口寂しくなったら、何でもいいからめちゃくちゃ考え事を増やして気を紛らわせるなど、いろいろと対策を立てたいと思います。
前回の記事の締めで「7kg痩せたい」と書きましたが、あれから800g増えてしまったので、今では8kg痩せる必要が出てきました。
間食を経つこと、食事の量を少しずつ減らすこと(糖質ダイエットとかは危ないらしいのでやりません)、ウォーキングを復活させることで、無理なく少しずつ目標に向かって進んでいきたいと思います。
それではこの辺で。
お互い、BMI標準だけは守り切るよう、気をつけて暮らしていきましょう。

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