今日は、かねてから続けていたダイエットの方法を変えてみた件について、少し書いてみようと思います。
ぶっちゃけた話をしますと、当ブログにはダイエットの記事は僅かしかないのですが、その僅かな記事の検索流入が結構良いんですよね。
なるほど、ダイエット情報は需要があるんだなあ――ということで、ちょっとそちらの方面も開拓していこうかと。そういう計算もあっての当記事であることを、先に告白しておきます。
マイナー嗜好についての記事が多い当ブログなので、こういうところでメジャーにも手を伸ばしておかないと、です。
リーンゲインズの(個人的な)結末
今年の春から、私はプチ断食の一種である、16時間断食をやっていました。
これはリーンゲインズと呼ばれるダイエット法から、「16時間の食べない時間を設ける」という概念だけ抜き出したものです。
逆から言うと、ものを食べる時間帯を、一日のうちどこか8時間だけと決め、そこ以外では一切何も口にしない、ということですね。
それだけでも効果はある、というのを聞きつけ、物は試しにと実践してみたわけです。
もちろん、始めた理由は体重の増加です。
今年に入ってから、特にこれという理由も思い浮かばないのに少しずつ少しずつ太っており、ちょっと危機感を覚えたんですよね。
放っておくと、このままとんでもないところまで到達してしまうのではないかと。
それでダイエットについて何となく調べていて出会ったのが、この方法というわけでした。
この件については、これまでに2回ほど記事にしたことがあります。
詳しくは上記のリンク先を読んでいただきたいのですが……まあ結果として、私はこのやり方では体重は減りませんでした。
より正確に言うと、逆に少し増えてしまった次第。
これ以上ないくらい明確に、失敗だったと言えるでしょう。
注:リーンゲインズに効果がないとは言えない
ただし誤解して欲しくないのですが、この結果は「世に言うリーンゲインズ」そのものを全否定するものではありません。
というのも、繰り返しになりますが、私が採用したのは、リーンゲインズを構成する要素のうち、「食べない16時間を作る」というところだけだったからです。
本当のリーンゲインズは、それを下敷きにした上で、さらに然るべき運動もしましょうというもの。
その運動の部分を抜いた残りだけでは、参考にした意見のように上手くは行かなかった、というのが、私に起きたことの正確な表現となります。
やはり、単に食べる時間をずらしただけで痩せるのは難しいことだったのでしょう。
今にしてみればという話ですが、ちょっとばかり考えが甘かったと言わざるを得ないところですね。
そんなわけで、今現在リーンゲインズに興味を持っており、それを実践してみたいと思っている方は、くれぐれも食事のリズムの部分だけを取り入れることはせず、運動もセットで考えるようにしてください。
そうでないと、方法論そのものに対して逆恨みを抱きかねない結果になると、実体験から忠告させていただきます。
王道回帰――普通に食べて筋トレ
「なら、16時間断食はそのまま続けつつ、運動を足せばよかったんじゃないの?」
そう思った方もおられると思うのですが、とりあえず私は、食事時間を偏らせるのはやめることにしました。
もっと続けていれば慣れたのかもしれませんが……朝食をお腹に入れずに活動するのは、苦しくはないものの、やはり抵抗感が拭えなかったんですよね。
私は割と朝食をしっかり食べる派なので、そのエネルギーをあえて無くして活動開始するというのは、どうしてもしっくり来ないものでした。
ですが、このまま何もしなければ、さらにどんどん重くなっていく一方です。
ということで今月から、これまで未経験だった筋トレを始めてみることにしました。
16時間断食をやめてから、この決断に至るまでに少し間が空いていますが、これは純粋にサボりの期間でした。
何かやらなきゃな~、でも何をやろうかな~、みたいなやつです。
そんな風にグダグダしているあいだにも、しっかり体重は増えていき、8月頭には過去最重量を更新する寸前まで行ってしまいました。
それでさすがに、これはヤバイぞということになり、王道中の王道である「運動して痩せる」を実践することにしたわけです。
最初の週は、筋トレの初歩的なことを調べてちょっとやってみる、くらいでしたが、2週目からは食事にも気をつけるようになり出しました。
具体的には、食べることの多かったインスタント焼きそばを半ば封印し、間食も減らし、でもタンパク質の量は維持すべく、牛乳と卵を意識的に摂るというもの。
まあ、基本のキでしょうか。
その結果は……残念ながらまだ数字には表れていないのですが、でもとりあえず、この3週間くらいですでにちょっと体がパワーアップしたのは感じていますね。
感覚的にはとてもイケているので、このままギアを少しずつ上げて、負荷の高いトレーニングをしていこうと思っています。
そうしていれば、きっと体重と体脂肪率にも良い変化が見られることでしょう。
今度こそ。
筋トレ初心者の勉強と試行錯誤
さて、筋トレと言いましたが、お金のない私には、ジムに通うという選択肢は絶対的にあり得ませんでした。
必然的に、採るべきは自宅での、いわゆる自重トレーニング。
ジムでのトレーニングに対する、自宅での自重トレーニングの最大の特徴は、適切なやり方を自分で調べて実践していかなければならないという点です。
そんなわけで、筋トレの何たるかを、結構真面目に基礎から勉強していきました。
それで得た結論なのですが、基本的に、筋トレを始めるのに書籍のたぐいを買う必要はありませんね。
ネットで検索すると、どんなメニューがどの筋肉に効くのか、その注意点とコツはどのようなものなのかを、十二分に細かく説明したページがいくらでもヒットするのです。
文章だけではなく、写真、そしてYouTubeを漁れば動画も山ほど観られるので、少なくとも初心者が基礎を学ぶ上で足りないものは、何一つありません。
勉強していく過程で、いろいろ面白いコンテンツに出会えたのも良かったです。
中でも、お笑い芸人でボディビルダーの、なかやまきんに君のYouTubeチャンネルは掘り出し物でしたね。
わかりやすい上に、観ていてほんわかする芸風が心地よく、いつの間にやら更新を楽しみにするようになっていました。
現在、私が主にやっているトレーニングは、至って基本的なものです。
プッシュアップやダンベルカール、スクワット、バイシクルクランチ……等々。
しかしこれだけでも、正しいフォーム等をきちんと調べてその通りにやっているかどうかで、効果や安全性がまるで違ってきますから、勉強は必須ですね。
特に安全性は気にするところです。無駄にオリジナリティを出して、結果どこかを痛めてしまったら本当にバカバカしいので、それは絶対に避けなくてはいけません。
モチベーション的な意味で大切にしているのは、「ながら筋トレ」の概念を徹底的に持ち込むことです。
私はどのメニューをこなすときも、必ず何かをしながら行うと決めています。
圧倒的に多いのは、ネットの動画を視聴しながらのトレーニングですね。体勢的に観るのが難しい場合にも、聴くだけで内容がわかるような動画をよく再生しています。
その心は、「筋トレのために時間を割いている」状態を作らないことです。
これを徹底することで、億劫さが激減というか、ほとんど発生しなくなるんですよ。
自分は今、YouTubeで動画を観ているのだ。でもただ座って観ていても体を持て余してしまうから、ついでに筋トレなどをやっちゃっているのだ――。
こういうストーリーに落とし込むことで、俄然腰が軽くなるのです。
べつの角度から言うと、やらない言い訳が効かなくなる。
この行為にすら「でも時間が取れないし」と言えるのは、分刻みのスケジュールで生きているスーパービジネスマンとかだけでしょう。
まあ、そういう人種はむしろ、専用の時間を作ってしっかりした筋トレに励んでいたりするものですが……。
このようなことを続けながらも、さらに細かいところを学んでいく毎日。
筋肉を追い込むのがこんなに楽しいことだとは、これまで生きてきてまったく気づきませんでした。
そりゃあ「筋トレ万能論」みたいなものが出てくるのもうなずけます。
まだまだ始めたばかりの私でも感じるものはあるのですから、年単位で続けている人は、それはそれはいろいろな恩恵を噛み締めているのでしょう。
おわりに
……文章の熱量でバレている気がするのですが、当初ダイエットを目的として始めた筋トレ、現在はそれ自体が楽しくなってきています。
初日に正しいスクワットをやったら、15回くらいで翌日筋肉痛が出たのですが、今ではもっとやっても全然そうならない。
こういうわかりやすい成長が、気持ちよくないわけがありません。
これは良い流れだと思うので、めいっぱい楽しんでいこうと思っている次第です。
で、ダイエットですが、今は体重よりも体脂肪率に注目していきたいですね。
恥ずかしながら、現在の体脂肪率は25%オーバーなのですが、これを1年くらいかけて、16~17%くらいにまで落としたいなと。
そのときには、体重のほうも勝手に「これなら良し」というところに落ち着いていることでしょう。
そういう視点で向き合っていきたいところです。
今後、不定期に体の状態を報告する記事を書いていきたいと思っています。
それもまたモチベーションに繋がりますし、さらにそれでPV数を稼げるなら、駆け出しの当ブログとしては美味しいの一言。
すべてが上手く噛み合ったら、幸せですね。そうなるように、現実をちょっとずつ傾けていきたいです。
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