昨日6/12に、GoogleアドセンスとAmazonアソシエイト、両方の審査に合格しました。
前者は8回目、後者は2回目の申請でした。
Amazonアソシエイトは最後のほうに「ついで」で一緒に審査してもらっていただけなので、思い入れは主にGoogleアドセンスのほうにあります。
今回の記事も、主にそちらについての話になります。
ちょうど1ヶ月かかった
このブログを開設したのが5/3。独自ドメインを取得したのが5/9。初めてアドセンスの審査を申請したのが、毎日1記事ずつ書いていって合計10記事になった5/12。
以後、次のような戦いの連続がありました。
左から、申請日、審査結果の通達日、その内容です。
- 05/13-05/14 サイトの停止または利用不可
- 05/14-05/15 サイトの停止または利用不可
- 05/15-06/03 サイトの停止または利用不可 ※メールなし
- 06/03-06/04 価値の低い広告枠
- 06/04-06/05 価値の低い広告枠
- 06/05-06/10 サイトの停止または利用不可&価値の低い広告枠
- 06/10-06/11 価値の低い広告枠
- 06/11-06/12 合格
ちょうど1ヶ月かかったわけですね。
最初は(今にしてみれば)何の準備もしておらず、落ちて当たり前の状態。そこからだんだん知識をつけていき、最後のほうはちまちまとした審査対策を頑張っていました。
こうして振り返ってみると、調べ物の苦労が2割、その結果を悶々としながら待つ苦労が8割、くらいの割合だったように思います。
とにかく審査結果が気がかりで、他のことへの集中が削がれる1ヶ月間だったというのが、率直な感想です。
試行錯誤を振り返る
では、1ヶ月の苦闘の軌跡を順に追って説明していきましょう。
同様の趣旨のブログ記事は世にたくさんあるので、あまり長々とは書かずに簡潔に済ませたいと思います。
0回目:05/12 「お客様のサイトにリーチできませんでした」
まず最初の関門は「そもそも申請ができない」ということでした。
このときの私はかなり焦ってしまい、最初にその注意が出たあとすぐ調べるということをせず、やみくもに何度も申請しようとしてしまったんですよね。
その結果、「コードをチェックした回数が多すぎます」「24 時間経ってから、もう一度チェックしてください」と言われてしまいました。
出鼻を挫かれて少なからずやる気メーターが下がりましたが、これではいかんと遅まきながら原因を検索。
その結果、URLのリダイレクトが必要であることを知りました。
早速お名前ドットコムのほうで、http://tengoku-teihen.comをhttps://www.tengoku-teihen.comにリダイレクトするよう設定し、24時間後を待つことにしました。
1回目:05/13-05/14 サイトの停止または利用不可
最初の審査の結果は上記の通り、「あなたのサイトは見えませんよ」というものでした。
これは後から考えるに、はてなブログとGoogleアドセンス審査の相性の悪さからくる「待たねばならない時間」だったと思うのですが、この時点の私にとっては、それはもう首をひねる事態でした。
再び検索をし、ここで初めて、サーチコンソールというものの存在を認識するに至りました。この段階ではそういう知識レベルだったのです。
そんなわけで再申請をしつつ、サーチコンソールに入りsitemap.xmlを送信してみました。
URL検査でインデックス化を要求したのも、もちろんこのときが初めてです。
2回目:05/14-05/15 サイトの停止または利用不可
このときに頭を悩ませたのは、前回送信したサイトマップが未だ読み込まれていないということでした。
こういう、Googleさんが動いてくれないことにはこちらからはどうしようもないことは、努力のしようがありません。
この頃には検索をして、なかなか申請に通らないケースについていろいろと学びつつあったので、「待たなければならない要素もある」ことはわかっていました。
だから混乱はあまりなかったのですが、焦れったくはありましたね。
もちろん、すぐに再申請をしました。
3回目:05/15-06/03 サイトの停止または利用不可 ※メールなし
このときは審査結果が出るまでがとにかく長かった。実に19日かかりました。
この頃はまだ「記事を厳選して審査に臨む」ということをしていなかったので、ひたすら毎日更新しながら結果を待つ日々でした。
なにしろ内容がどうのではなく、サイトが認識されないという問題なわけですから、まだ記事の中身を考える状態ではないと判断したのです。
結果的にまたしても同じ理由で落ちたわけですが、このとき気になったのは、審査結果がメールで来なかったことでした。
毎日アドセンスのサイトに様子を見に行くことが習慣になっており、そこで自力で「落ちている」ことを知ったのです。
今にして思えば、このときのメール無しって、ちょっとおかしかったと思いますね。
このような話は、どのブログ記事を読んでも載っていなかったので……。
何にせよ、懲りずにまたすぐ再申請しました。
4回目:06/03-06/04 価値の低い広告枠
4回目にして初めて、サイトが認識されました。
しかしその代わりに出てきたのがこの理由――「価値の低い広告枠」。
早速これについて検索してみたのですが、どうやらかなりタチが悪いというか、厄介なものであるらしい。
一応、事態は一歩進んだわけですが、「もしかして、ここからさらに長引くのかな……」と不安になり始めたのをよく覚えています。
再申請をしつつ、自分なりの判断で「これは『価値が低い』記事かな」と思うものを下書きに戻していきました。
そしてそれと同時に、記事中の性的なワードを大丈夫そうなものに言い換えたり削除したりと、細かな修正もし始めました。
5回目:06/04-06/05 価値の低い広告枠
またしても同じ結果をもらい、頭を悩ませます。
そこで次の対策として、毎週日曜日に投稿していた司法書士試験の模試の報告記事を、最初のものを残して下書きに戻すことをしました。
自分としては毎週違う角度からアプローチしているつもりだったのですが、Google側の機械的な判断では「内容の重複」にあたってしまうのではないか、と思ったわけです。
とりあえずこれだけやって、再申請をしました。
ちなみに再申請するまで少し時間を置く、という発想はまったくありませんでした。
巷の記事を読む限りでは問題ないようでしたし、仮に半分くらいの人が「間をおくべきだ」と書いていたとしても、そんなのを待っていられない状態だったのです。
6回目:06/05-06/10 サイトの停止または利用不可&価値の低い広告枠
3回目ほどではありませんが、このときも少し時間がかかりました。
そしてその結果は、「サイトの停止または利用不可」と「価値の低い広告枠」のダブルパンチ。
克服したはずの理由が復活したというのも変でしたが、それよりも、サイトが見えていないと言いつつ価値が低いという判断もする、という矛盾がものすごーく気になりましたね。
このとき新たに気づいたのは、独自ドメインを取得する前のURLが、幾つかGoogleにインデックスされたままであるということでした。
もしかしたらこれらのせいで、現在のドメインの記事が「完コピ」のように解釈されているのかもしれない。
そこで古いものを旧サーチコンソールから削除申請し、しっかり消えたのを確認してから再申請をしました。
ちなみにこの審査のあいだ、私は慎重になる一方で、ある意味チャレンジと言える記事をアップするということもしていました。
いわゆるフェティシズム系の記事です。
Googleの審査的にそれらがどうなのかは未知数だったのですが、どうしてもこのタイミングで記事にしたい事情があり、言葉選びに気を遣いながら実行に移しました。
7回目:06/10-06/11 価値の低い広告枠
やはり結果は同じ。
しかし何かやらなければ先へは進めないので、めげずに記事をさらに選別し、それと同時に内容のチェックをしていきました。
やはりフェティシズム系は駄目なのか、ということも、もちろん考えました。
そこでようやく気づいたことがありました。
ある事件を扱った記事があり、その中に幾つか、今まで気にしていたアダルト関係のNGワードではなく、暴力系とでも言うべきNGワードが含まれていたのです。
そっち方面をチェックする発想が今までなぜか私の頭の中から飛んでおり、完全に放置状態になっていたわけです。
そこで公開中の全記事を調べてそれらしい言葉をべつの言葉に置き換え、しかる後に再申請を行いました。
これでも駄目なら、つらいけどフェティシズム系の記事を見直すか、あるいは引っ込めよう。そういうつもりでおりました。
8回目:06/11-06/12 合格
悪戦苦闘すること1ヶ月。ここでついに審査合格のメールが届きました!
この日6/12、まず午前中にAmazonアソシエイトの審査合格のメールが届き、「これはひょっとすると……?」という予感をもっていたのです。
そわそわしながら待っていたところ、夜遅くになってGoogleからもメールが到着、という流れでした。
少しずついろいろな工夫をしていたので、どれが必要なことでどれがそうでなかったのか、正確なことは言えないのですが、いずれにせよ最後の枷となっていたのは、ある意味シンプルとも言える、暴力系のNGワードであったようです。
始めからそちらに気が回っていれば、もう少し早く合格することができたかもしれません。GAFAは本当にそういうのに厳しいのですね。
嬉しい気持ちはもちろんあったのですが、それよりも安堵感のほうが強かったです。
何しろこの1ヶ月のあいだ、ブログのことにばかり気を取られていて、それ以外の大事なことに関して、少なからず気が削がれていたからです。
これでようやく意識のバランスを戻すことができる。
まあブログ運営自体はここからが大変なわけですが、ともあれ最初の関門を越えることができ、良い意味での脱力感を味わいつつ、深夜に速攻で広告の設定を行いました。
ちなみに合格時の記事数は17。しかしこれはあまり関係ない要素だと私は思っています。
たぶん、下書きに戻した記事達をそのまま公開していても大丈夫だったのではないかというのが私の感触ですね。
私が強調したいポイント
以上が私の1ヶ月間の奮闘記となります。
様々なブログで同様の話題は扱われており、気をつけるべきことやそうでないことについてのノウハウはすでにネットに溢れているといっても過言ではありません。
なので当ブログでは、他ではあまり見られない(私が検索しても見つけることができなかった)切り口で、審査に突破するためのポイントを挙げていきたいと思います。
その1:「価値が低い」「複製」は本筋と違う言い回しなので無視していい
あなたがよその記事を悪意をもってコピペしているとか、自分の意見をまったく書いていないといったことがない限り、上記の言い回しは気にする必要がないと思われます。
問題はまったくべつのところにあるのです。
私の場合はそれが(恐らくは)NGワードでした。それを「価値が低い広告枠です」という言い方で説明したつもりになっているのはいかがなものかと、正直かなり強く思っています。
その2:はてなブログとの相性の悪さは我慢するしかない
サイトが認識されるまでに時間がかかったこと、及び途中で一回それが復活したことは、恐らく噂に聞く「はてなブログとGoogleアドセンス審査の相性の悪さ」に起因するのだと思います。
もしあなたがはてなブログを利用していて、サイトがなかなか認識されないのであれば、「自分の何が悪いのか」とは思わず、そういうものだと思っておおらかになるべきでしょう。
もちろん、サイトマップ送信とURLのリダイレクトはしっかり押さえた上で、です。
はてなブログを使っている人は審査の合格率が低い、と書いているブログもあり、不安になることもあると思いますが、しつこく申請していれば、そこの問題については時間が解決してくれるようです。
はてなには初期段階のアクセス数の面で強みがあると思いますし、少なくとも「審査を通すために」他へ(WordPressなど)移行する必要はないと私は考えます。
その3:Twitterでいかがわしいイラストをリツイートしていても問題ない
私はTwitterアカウントを連携しており、外部サイトへのリンクとしても自分のアカウントページを貼ってあります。
そしてそのアカウントの中では、いわゆる「いかがわしい」イラストを結構リツイートしており、もしこれをもブログコンテンツに含めるのであれば、完全にアウトと判断せざるを得ない状況でした。
正直、よっぽど合格できないようならリンクを外そうかな、と考えていた時期もあります。
しかし結果的には、そのままで審査に通ることができました。
結論。Twitterはあくまでも外部サイトであり、そこで何が見えていたとしても、審査には関係ありません。
その4:フェティシズムを語ることは(NGワードに気をつければ)問題ない
先述したことですが、審査中に私はフェティシズム系の記事を幾つかアップしました。
これはチャレンジであり、「OKかどうかは半々くらいだな」と思いながら書いたものなのですが、結果的にはGoogleさんから「問題なし」と判断されました。
そんなわけで、こういうことを話題にするのは大丈夫であるようです。
ただし、NGワードには細心の注意を払う必要があります。
私が先程からずっと「フェティシズム」という些か堅い言い回しを使い、もっと広まっているほうの3文字を使わないのも、恐らくそちらはNGワードかそれに準ずるものになっていて、多用しないほうがいいと判断してのことです。
あなたが何かフェティシズムを持っており、それをどうしても表現したいと思ったのなら、遠慮する必要はないと思います。
直接的な「そういう行為」に触れないのであれば、たぶん相当いろいろなことが書けます。
どんどん行っちゃいましょう。
ようやくスタートを切ったばかり
とりあえず、合格報告はこのくらいにしておきましょうか。
審査がそれなりに厳しいため、油断するとここをゴールと勘違いしてしまいそうになりますが、もちろんブログ運営はここからが本番です。
自分が書きたいことを書いているだけでは、まともな収益は見込めません。
かといって書きたくもないことを収益のために書き続けるのもナンセンスです。というより、そういうのは長続きしないでしょう。
自分の中から出てくるものを、いかに読者のためになるように書き、さらにSEO的にもしっかりしたものにしていくか――その手腕がこれから問われることになります。
その勉強として、現在はこういう本を読んだりしております。
同様の本は他にもあり、そちらにも手を出そうか考えているところです。
先行投資と思えば、本など安いものですからね(と貧乏なのに言ってみる)。
そのようなわけで、当ブログ『天国的底辺』を、今後たくさんの人に読まれるよう、工夫に工夫を積み重ねて大きなものにしていく所存です。
お金のことを語るのはまったくもって正当なことだと考えるのでハッキリ書きますが、きちんとお小遣い稼ぎができるようになりたいですし、可能ならばこれだけで食べていけるような収益も叩き出したいという気持ちだってあります。
ぜひ応援――まではしなくても結構ですが、これからも読者でいていただければ幸いです。