このたび、当ブログ開設以来初めて、記事の一つがプチバズを起こしましたので、自分で自分を祝う意味でその報告をしたいと思います。
たぶん、半年後くらいに読み返したら思わず赤ちゃんを見るような目になってしまうのではないかという規模の話なのですが、今の自分的には結構な出来事なので、気持ちの面も含めて記しておく次第です。
駆け出しのブログで初バズ
対象となったのは次の記事でした。
記事の初出は2019/07/13。バズったのはその翌日です。
経緯を追いかけてみたのですが、どうやら7/14の朝に記事を微修正してその旨をTwitterとMastodonに流したところ、Twitterのほうをとあるフォロワーさんにリツイートしていただき、そこから拡散するかたちで広まったということのようです。
『キコニアのなく頃に』のOP解禁を翌日に控えていることや、Amazonプライムビデオでひぐらしのアニメ全シリーズを観放題な状態であることなども、後押ししてくれたのかもしれません。
Googleアナリティクスで調べてみたところ、Chromeの「おすすめ記事」から飛んできた形跡も多数見られました。
ある場所でいったん広まると、それがさらなる拡散機能に捕捉され、いっそう凄い勢いで広い世界に流れ出していく――「拡散とはどういうことか」の一端を、今回ほんの少しだけ体感することができた気がします。
まあ、本当に「プチ」バズで、可愛いものなんですけどね。
7/14のPV数は、1,257でした。
中堅以上のブロガーさんからしてみれば、雀の涙というか、ほとんど無いに等しい数字だろうと思います。
ただ、彼らはたぶん笑ったりしないでしょう。ブログなんて最初はそんなものだということを、自身も経験してきているはずだからです。
というわけで、月間3,500PVを目指していた今月、たった一日で1,200以上のPVを稼ぎ出したことについて、私は素直に喜んでおこうと思います。
リターンは乏しかった
でもぶっちゃけた話、リターンには乏しかったですね。
まずGoogleアドセンスですが、昨日は14クリックされて、その収益見込みは100円玉でお釣りが出る数字でした。
どんな広告がクリックされたのか定かではありませんが、ちょっと単価が低かったです……。
そしてAmazonアソシエイトのほうは、19クリックされて成約は0。
貼り付けた商品がお高めだったとか、あの記事を読むような層はもう持っている確率が高かったとか、いろいろあると思うのですが、とにかく思い切り外してしまいました。
収益以外でいうと、私の側から追跡できる記事への反応も、PV数の割には多くなかった印象です。
これだけの数字なら、さぞいろいろなリアクションがあるのだろうな、と期待して調べてみたのですが、そんなことはありませんでした。
何と言いますか、とても静かに読まれたという印象です。
まあ、書きたくて書いた記事なので、書き上げたという満足感だけでもリターンとしては十分ではあるのですが……。
いやでも、こういう考え方がブログ運営をしていく上では有害なのかもしれませんよね。
ある意味、もっとがめつく行かないと。
アピールし続ける大切さ
改めて学んだのは、不特定多数に受け取って欲しいものは、なりふり構わずにアピールし続けなければならない、ということです。
今回の記事、投稿した当日の数字は、そんなに良くありませんでした。
具体的に言うと、20時に公開して4時間で17PVでした。
それが、翌日の午前中にタイトル等を微修正して再度報告したことで、単記事1,000PV以上のプチバズに繋がったのです。
恐らくタイトルに「炎上」の2文字を加えたのが良かったのかな、と。
釣りは良くないですが、単語レベルで興味を引くのはとても大事なことです。
今回の記事の場合、ひぐらしがかつて引き起こした炎上をテーマにしているにもかかわらず、最初のタイトルではそれを書いていませんでした。
そこに翌朝気づいたのが、成功要因の一つだったのかなと分析しています。
あと、TwitterにせよMastodonにせよ、同じ記事を何度も流すことをためらってはいけないな、というのもつくづく思いました。
これらは情報がどんどん流れ去っていくサービスなので、良くも悪くも、そのへん遠慮は無用なのです。
「世間があなたの声に耳を傾けるのは、あなたがそこにいることに気づいたときではなく、あなたがまだそこにいることに気づいたときだ」
というのは誰の言葉でしたか……。
今後もそういう思考のもと、読んで欲しい記事はガンガン押していきたいですね。
長文だからこそ書きこぼす
反省点としては、「長文だからこそ説明不足になることもあるんだな」ということが挙げられます。
これは一見すると矛盾しているように思えます。長文ならそのぶん、不足なく好きなだけ説明ができるのではないかと。
しかしそれは上手く書かれた場合の話であり、そうでない場合にはむしろ長文化によって「説明しなければならないこと」が増加し、その割には「説明そのもの」が足りていない、という事態に陥ることがあり得るんですよね。
今回、少しですがそうなっていました。
検索して見つけた数少ない反応を見て、「あ、まずい伝わっていない」というところが初めてわかったのです。
私としては説明するまでもなく共有できると思っていた思考回路が、元の書き方では共有できないようでした。
それを認識したのは今日(7/15)のことで、慌てて加筆した次第です。
哀しいのは、もうプチバズは終わってしまっているので、今さら加筆しても、最初の書き方で「誤読」された方々のほとんどにはもう届かない、ということですね。
なんで最初からこの書き方ができなかったのだろうと思うと、とても悔しい。
これからブログを続けていくにあたって、こういうことは何度となく経験するのでしょうから、慣れておくべきなのでしょうが……。
ちなみに、加筆するにあたっては「呪いを解こうとは思わないこと」をとにかく念頭に置きました。
詳しくは件のひぐらしの記事を読んでいただきたいのですが、私がそこで書いたのは、炎上当時そこに居合わせた人々が吸っていた「空気」についてです。
ここだけの話、私はあれは「呪い」のようなものだったと思うんですよね。そして当事者達は今もなお、その呪いの中でものを語っている。
そういう人達を「解呪」するための記事を書いてしまわないように、というのは、とにかく気をつけました。
それは絶対に不可能(ましてや私程度の筆力では)なことで、やろうとするとむしろ全体が歪んでしまうからです。
なので私としては、「呪いの詳細を、その外側にいる人に説明する」スタンスを取ることに注力した次第です。
おわりに
当ブログは収益を上げるために運営しているもので、駆け出しのブロガーなりに、将来的な目標というものがあります。
その目標からすると、当ブログは一年後には、今回のプチバズの数倍のPV数を、日常的に稼げる存在にならなければいけないことになります。
道のりは長く、今のところ本当にそんなことが可能なのか、実はリアルには考えることができないまま続けているのが正直なところだったりします。
多くのブロガーさんが「まずは100記事」ということを口にします。
100記事書くと見える世界が変わってくるとか、記事数とドメインパワー上昇がちょうどそのあたりで噛み合って、成果がグンと上がり始めるとか、いろいろと。
このまま毎日更新を続けると、来月にはその100記事に到達するのですが……果たしてそのような変化は、当ブログにもきちんと起きてくれるのでしょうか?
地道に更新を続けつつ、その時が来るのを待ちたいと思います。