天国的底辺

二次元、創作、裸足、その他諸々についての思索で構成されたブログ

貧乏人はアフィリエイトで稼ぎにくいのかも……

 当ブログが、アフィリエイトのための大手ASPであるA8.netに登録し、広告を貼るようになってから、2ヶ月以上が経過しました。

 まあ2ヶ月程度ではまだまだひよっ子ですから、たいして稼げていないのは仕方のないこと。少しくらいショボい数字でも、自虐的になる必要はないと思うのですが……。

 驚くなかれ。未だに1件の成約もなく、ただの1円も稼ぐことができておりません。

 

 近頃の新米アフィリエイターがどれくらいの収益を上げることができているのか、私はまったく知りません。

 そもそも、どこかにまとまったデータがあるのかどうかさえ、恥ずかしながらろくに調べていない状態です。

 なので他の方との比較はまったくできないのですが……さすがに0件、0円というのは、相当に落ちこぼれなのではないでしょうか?

 

 というわけで、どうしてこういうことになっているのか、自分なりに考えてみました。

 センスが無いのだ、と言ってしまうのは簡単ですが、しかし「センスとは何か」みたいなことを考えていくと、これは答になっているようでなっていませんよね。

 もう少し具体的な原因を探ってみたい。

 そこで絞り出したのが、以下の4つです。順番に検討していきたいと思います。

 

 

原因1:広告から飛んで物を買う心理をわかっていない

 アフィリエイトというのは、誰かが自分達の商品を買って欲しくて出した広告を貼って、それをクリックしてもらい、飛んだ先で買い物をしてもらうことで幾ばくかの報酬をもらうというシステム。

 広告を貼るブログ側としては、とにもかくにも「クリックして飛んでもらえるかどうか」が問題となります。

 

 このシステム自体に対する理解のなさが、まず最初の原因なのではないかと思いました。

 どういうことかというと、私は貧乏なので、広告を見て「何かいいな」と思ってクリックして買い物をする、ということをした経験が一度もないのです。

 それどころか、いったいどんな人種がそういうことをするのだろう、と実のところ明確に思っている。

 アフィリエイトをやっておきながら、広告をクリックする人間のことを、まるでエイリアンか何かのように感じてしまっているのです。

 

 この無理解が、広告を適切に貼れないことに繋がっているのではないでしょうか。

 初めてネットに接続したときからずっと、広告なんて操作ミスでしか踏まないものだと思って活動してきたのに、人間心理を勉強することもなく、人に広告を踏ませるビジネスをしようというのが、そもそも間違っている気がするのです。

 

 もちろん私としては、きちんと記事と商品の文脈が繋がるように考えて広告を貼っているつもりなのですが、気づけないところ、何かがズレているのかもしれない――。

 そう考え出すと、何だか怖くなってきますね。

 

原因2:体験して記事にする懐の余裕がない

 広告をクリックしてもらうためには、その内容に見合った記事になっている必要があります。

 それを成立させるための発想は2種類ありますね。記事にふさわしい広告を見つけてくるか、これと決めた広告が魅力的に映るような記事を書くか、です。

 どちらのアプローチも大切だと思うのですが、いずれにせよ重要になってくるのは、書き手である私が、その広告が売ろうとしている商品と何か縁があることが、記事から伝わってくることではないかと思います。

 

 そのために必要なのは、身も蓋もない話ですが、経験ですね。

 その商品に関係することを、私が深く経験しており、それに基づいて記事を書いているからこそ、読み手は商品に飛びつく気持ちになる。

 ここでいう経験というのは、「その商品を使ったことがある」という直接的なものに限らず、その分野についていろいろ試行錯誤してきた、という曖昧なもので構わないと思うのですが、何であれ「身銭を切ってきた」事実が、そこでは重い意味を持っていそうです。

 

 その点、なにぶん私は貧乏なので、お金を出して何か深い消費や経験をする、ということが、ここしばらくの年月、ついぞ無かったんですよね。

 人に何かを消費させるような説得力を持った体験が、まともにできていないのです。

 その結果、例えば英語留学の経験のある人が自分の利用したスクールの広告を貼るとか、プログラミングスクールに通った経験者がその広告を貼るとか、そういうのが当ブログには一切ないわけです。

 

 何も使ってこなかった人間が売るものなんて、いったい誰が買うのか、という話です。

 

原因3:そもそもブログの内容が薄い

 上記「原因2」をより広く適用した話として、そもそも当ブログ全体を通して内容が薄すぎるのではないか、という不安もあります。

 まあまあ生きてきたはずなのに、お金をしっかりかけて何かを得た、という経験が少なすぎる。それが文面に出ているのではないかと。

 

 唯一「濃い」と言えるのは裸足フェチ系の記事ですが、過去にも再三言ってきたように、これらの記事は今のところマネタイズの手段がまったくありません。

 なので、収益のことを考えるときには、その濃さはノーカウントになってしまうのです。

 

 べつにブログを書くのに「お金持ちである」必要はないと思うのですが、「お金をかけてこなかった」というのはだいぶニュアンスの違う問題で、なかなかクリティカルなことなのではないかと、気にしている次第。

 例えば、現在当ブログで最もアクセスの多い記事であるダイエット系の記事をとってみても、お金をまったくかけずに痩せようという内容なので、ぴったり合う広告を見つけられずにいるのです。

 こういうところなんじゃないかな、と。

 

原因4:宣伝にガツガツ感が出てしまっている

 そんな私であるがゆえに、いざ何かの広告を貼って、そこに文章で誘導しようとすると、その内容が非常にわざとらしくなってしまうのではないか、という気がするんですよ。

 これまでに何度か、そんな風に広告に直接的な言葉で誘導を試みたのですが、まったく成果が出ていません。

 それはつまり、誘導がヘタクソである、ということなのではないかと。

 もう少し具体的に言うと、「これはお前を誘い込んで私が儲けるために書いている文章なんだぞ~」というオーラが出まくっていて、誘うどころかむしろ引かせてしまっているのではないかと。

 

 結局これも、稼ごうという必死さが丸出しになってしまっている、という事象であり、要するに貧乏から生み出されたしくじりであると言えるわけです。

 

ではどうすればいいのか

 以上、4つほど原因を考えてみたのですが、お読みいただければわかる通り、4つすべてが、一つの要素――「私は貧乏である」というところに端を発しているものです。

 ここから、当記事のタイトルのような発想が導き出されるわけです。

 いや、アフィリエイトをやろうとする人が、元から裕福ということはあまりないと思うのですが、かといってあまりに貧乏人根性が染み付いていると、それはそれで、読者=顧客を惹きつけることができず、稼ぐことができないのではないかと思うんですよね。

 そういう仮説です。あくまで仮説ですが、私としては非常に怖いものです。

 

 仮にこの考えが正しいとするなら、私は今後、どうすればいいのでしょうか。

 一つ思いつくのは、手元のなけなしのリソースを、ブログのネタとして適切な特定のジャンルに一点集中させて、自分を高め、その結果を記事としてアウトプットしていく、という段取りです。

 大袈裟な言い方をするなら、お金の使い方、ひいては普段の生き方を、ブログに合わせて尖らせていく、ということですね。

 

 その結果として、ブログは現在の雑記ブログの形態から、自然と特化ブログに変化していくことでしょう。

 そのようにして道筋をしっかり一本に定め、攻めていくのです。

「水鉄砲の穴は小さいほうが水の勢いが強い」というやつですね。

 

 しかし……「じゃあ、具体的に私は今から何者になればいいの?」となると、これはとても難しい話である、というのが正直な感想です。

 リソースを集中させて自分を高める? どっち方向ならそれが効果的に結果に繋がる?

 しばらく唸ってみたのですが、まったく定まってきません。

 そもそも、特化ブログを育てていく自信がなかったから現在の体制でブログを開始したわけで、やっぱり稼げないから特化ブログにしましょう、と思い立ってその通りに動けるなら、苦労はないわけです。

 

 ……どうしたものでしょう。

 

おわりに

 当記事は徹頭徹尾、当ブログの情けない状況と、それに対して困惑している私の心情を記したものになっておりますが、似たような悩みを持っているブロガーさんもそれなりにいるのではないかと思い、記事にしてみました。

 

 まあ、この記事に貼る広告とかまったく思いつかないので、アフィリエイト的には何の足しにもならないんですけどね。

「そういうとこだぞ」と言われたら、文字通りぐうの音も出ません。

 アフィリエイトで成功している方々、特に今年スタートしてすでにそれなりの結果を出しているような方々については、本当に凄いなと思います。

 何とかして、私も壁を破りたいところなのですが……見えてこないんだよなあ。