天国的底辺

二次元、創作、裸足、その他諸々についての思索で構成されたブログ

Mastodonの上手な活用法が見つからないまま2年が過ぎた

 今日は2017年に局地的にワッと盛り上がり、その後あまり派手な話を聞かないSNS、Mastodonについて、個人的な付き合い方を書いてみようと思います。

 あくまでも私個人の体験と感覚がメインとなっていますので、「自分はそうではないぞ」という箇所を見つけても、あまりお気になさらないようお願いいたします。

 

 

TwitterとMastodonの両刀

 私が現在のところ使用しているSNSは、TwitterとMastodonの2つです。

 Twitterは2010年の2月から、Mastodonは2017年の4月から使い始めました。

 個人的に、複数のSNSを使用することで生活が複雑になることに抵抗感があり、FacebookやInstagramには手を出さずもっぱらTwitterばかり使っていたのですが、Mastodonに関しては「Twitterに何かあったときの緊急代替手段」的な意味でアカウントを取得する気になったのです。

 

 インスタンスはmstdn.jp。このインスタンスを選んだ理由は単純で、初めにMastodonが話題になったときに日本で一番人気だったのがここだったからです。

 今にしてみると、ちょっと飛びつくのが早すぎたかな、とも思っています。

 あともう少し遅かったら、恐らくPawooを選んでいたことでしょう。これも理由は単純で、二次元という切り口では世界で最も活況だからです。

 

 現在のところ、私は両者を「使い分けて」はいません。

 あくまでメインはTwitterで、Mastodonはその部分コピーとなっています。

 すなわち、文章の投稿は同じ内容を両方に対して行うが、他人とやり取りをすることや裸足画像の拡散は原則Twitterのみ、というスタンスです。

 面白いもので、それだけでもフォロワーさんの傾向に若干の違いがあります。

 Twitterでは誰にもいいねやRTをされないものが、Mastodonでは軽く拡散されたりすることがそれなりにある。

 感じとして、Twitterのほうは裸足画像のリツイートの多さから「裸足アカウント」とみなされているのに対し、Mastodonのほうはそれが無いため「アニメ感想その他物申す系アカウント」とみなされているところがありますね。

 

 そういう意味では、Mastodonアカウントのほうにも、独立した価値があると考えることはできます。

 でも何しろ発信内容としてはTwitterの部分コピーにすぎないため、「私はMastodonを使いこなしています」とはちょっと言い難いものがある。

 そんな微妙な距離を感じながら、まずTwitterにツイートして、同じ内容をMastodonにトゥートして、というのを毎日繰り返している、というのが私の現状です。

 

Mastodonの愛され方

 ここでMastodonを知らない方のために、その存在意義を私なりに簡潔に説明すると、おおよそ次のようになります。

「Twitterのシステムは基本的に好きだがその空気が気に入らない、という人達に、Twitterの代用品として利用されている」

 

 日本の場合、まず何と言っても、TwitterのほうにR-18のイラストを貼ってアカウントを凍結された絵描きさん、あるいはそれを危惧している方にとっての「約束の地」という面が大きいですね。

 Twitterはいわゆるロリ方面には厳しく、あくまでイラストであってもある日突然、それが原因で凍結されることがある。

 なので幼女を描く方々にとっては、Mastodon、特にPawooにアカウントを持っておくことは、気兼ねなく発信する上では必要なことなのです。

 

 それから、Twitter内によくある、思想を先鋭化させた人々によるギスギスしたやり取りや、規模が大きくなったことによる雑音の大きさに辟易した人達が、もっとまったりコミュニケーションを取りたい、と思って利用しているのも観察されます。

 フォローをどれだけ整理しても、リツイート等を通して、多かれ少なかれそういうのは視野に入ってくる。なのでSNSそのものをリプレースしようと思い立つ人が、それなりにいるわけです。

 

 私の観測の範囲では、Mastodonは上記の2通りの使われ方がほとんどですね。

 この2つ以外では、現状、Twitterを使わずにMastodonを使う理由がまずない。

 先述したように、良くも悪くもTwitterの代用品として存在しているのが現実です。

 

私にMastodonがハマっていない理由

 従って、私がいまいちMastodonにハマっていない主な理由は、その2つをひっくり返したものになります。

 まず第一に、私がSNSで見られる画像に求めているのは裸足フェチ画像で、ロリ画像ではないため、Twitterの規制の対象にはならないというのがあります。

 そして第二に、先鋭化した人達のやり取りは決して「好き」ではないけれども、色々なことを学習できるという意味では、ある程度楽しみにしているところがあり、あまり辟易していない。いわゆる雑音の類も、今のところフォローの整理によってほとんど目に入れずに済んでいる。

 なので、Twitterにあまり不満がないわけです。

 

 それに加えて、アニメやニュース媒体、著名人の公式アカウントが、TwitterにはあるがMastodonにはほとんどないこと。

 TweetDeckが好きではない私にとって、それ的な公式UIはちょっと使いにくいこと。

 いつまで経っても検索機能がトゥート本文を検索してくれないこと。

 ――などがあり、Mastodonに対しては「いまいち貧しい感じがするな」という感想を、正直なところ抱いてしまうんですよね。

 

 これはたぶん私特有のものではなく、Mastodonが華々しく日本デビューした割に、いまいちハネないままでいる理由なのだろうと、私は見ています。

 べつの言い方をするなら、「メディアになりきれていない」という風になるでしょうか。

 

これからどうするか

 正直、TwitterとMastodonの両方に投稿するのが、ちょっと面倒臭く思えるときが結構あります。

 その辺を自動でやってくれる外部サービスは確かあったと思うのですが、感覚的にちょっと使いたくない。

 なので、Mastodonのほうは思い切ってアカウントを閉鎖してしまおうかな、という案が、しばしば脳内に持ち上がります。

 

 でもそのたびに、先述した「フォロワーさんの傾向の違い」を理由に、もうちょっと続けてみようという結論になっています。

 一応Mastodonのほうにも3桁のフォロワーさんがおり、これは(今の私には)集めようと思って簡単に集められるものではないので、やはり大事にしたいんですよね。

 かといって、TwitterとMastodonで別々のことを発信する気にはなれず、結果として今も毎日、Twitter用に書いた文章をコピーしてMastodonクライアントに貼り付けてトゥート、というのを続けているわけです。

 

 何かMastodonに対し、個別の役割を与えられればいいんですけどね。

 今のところは、それが見つかる気配はまったくありません。

 

おわりに

 ……という、現状報告でした。

 

 この記事、当初は「Mastodonとは何だったのか」というタイトルで行こうと思っていたのですが、本文の構成を考え始める前に変更しました。

 心地よくMastodonを使っている人もたくさんいるわけで、それを「何だったのか」で片付けてしまうのは、ちょっと違うだろうと思い直したのです。

 その結果として、「私は上手く使えていません」という情報しかなくなってしまい、記事としての品質に問題が生まれたかもしれないのですが、せっかく書いたことですし、公開しておきます。

 

 それにしても、幾つものSNSを使い分けている人は、本当に器用だなと思いますね。

 そういうのは純粋に慣れの問題なのでしょうか。

 Twitter内で複数のアカウントを持つのも面倒臭くてできない私には、かなりの意識改革を行わないとそういうことはできそうにありません。

 ちょっと不器用すぎますかね……。