Twitterが日本においてやたら使われるようになってから、もう結構な年月が経ちますね。
その間、機能の面でも、自分の状況の面でも、いろいろと変化があったわけですが、その一つ一つにそれなりに思うところがあります。
今日はそれについて、「悩んでいること」と「欲しい機能」に分けて書いていきたいと思います。
来歴
まず私のTwitter歴ですが、2010/02/07にアカウントを作ったので、それなりに長いほうです。
オタクなので二次元ネタを軸足とした上で、最初の数年は時事ネタを拾ってきてそれについてコメントすることが多かったです。
自分から話題を作らなくても一応コンテンツらしきものが積み重なるので、便利だったんですよね。
でもやがて、そのスタイルはダサいと思うようになり、今ではほとんど時事ネタを扱うことはなくなりました。
代わりに途中から裸足フェチをカミングアウトし、それに関わる意見やリツイートを増やしていきました。
その後、アニメの感想ツイートも積極的に行うようになり、現在はこの2つ――「裸足」と「アニメ」が、少なくとも量的には私のアカウントの2大コンテンツとなっております。
以上を踏まえて、ここからの記述をお読みください。
悩んでいること
まずは悩みのほうから羅列していきたいと思います。
サブアカウントを作るかどうか
上で述べた通り、現在の私のTwitterアカウントは、量的には裸足とアニメ、特に裸足イラストのリツイートが圧倒的にメインになっています。
その結果として必然的に、現在900人ちょっといるフォロワーさんのほとんどは、その裸足コンテンツを目当てにフォローしてくださった方々となっております。
(なぜそれがわかるかというと、フォロワーさんのbioと、他にフォローしているアカウント。一目瞭然であることが多いですね)
こうなると、それ以外のツイートがあまり相手にされていない感覚に陥ります。
私は小説を書いて新人賞に投稿しているので、よくそういうネタもツイートするのですが、それでいいねやリツイートをいただいたことは皆無と言ってもいい。
また最近ではこのブログに関するネタも書くことが増えたのですが、いいねしてくれるのはフォロワーさんではなく、「アドセンス」で検索して見つけてくださったと思われるブロガーさんだったりします。
ここで頭をよぎるのは、サブアカウントを作るべきかもしれないという発想です。
私は今まで、「面倒臭い」というただ一つの理由で、それを避けてきました。
しかしこういう状況になると、自分の発信するものを全部きちんと届けるには、少なくとも裸足ネタとそれ以外を分けるという戦略は必要かもしれないと、考えざるを得なくなってきたのです。
まだ頭の片隅で考えているだけの状態で、実際にその方向に動くとしてもかなり先のことになるかと思うのですが、まあ結構真剣に悩んでいる問題ではあります。
遡れるツイートの数に限度がある
Twitterの基本的な思想は、投稿フォームの表示に明確に表れています。
「いまどうしてる?」
そう、Twitterは「今」を共有することを主目的としたサービスなのです。
だから「今を伝える役目」を終えたツイートはどんどん流れていき、少々雑なかたちで蓄積されていく。
一応Twitter社のサーバーにはデータとして残っているものの、それらを読むにはちょっとした手間がかかってしまうのです。
特に厄介なのが、タイムライン等を遡れる数に限度が設定されていることでしょう。
現在の私のフォロー数は250ほどなのですが、これだとタイムラインを3~4時間ほど遡ったところで、例の鳥のロゴが下部に表示され、もうそれ以上のツイートを取得できないことが宣言されることになります。
「我が社が重要視するのは現在の在りようであり、過去については主要なコンテンツとはみなしておりません」
そういうメッセージと捉えても、そう間違ってはいないでしょう。
しかし、少なくとも私にとっては、「今を知る」ことだけがTwitterの利用目的ではないんですよね。
むしろその用途は半分にも満たないと言ってもいい。
ざっくり「今日これまでどのようなことがツイートされていたか」を読みたくてタイムラインを覗くことがほとんどで、でもそれは数時間分しか叶わないわけです。
もちろんTwitter側にもそうしなければならない理由があるのでしょうが、これは結構気持ちが削がれる仕様であるというのが正直な意見ですね。
そしてこのことが、次の2つの悩みを生み出すことになるのです。
裸足リストを作っているのだが、油断すると前のツイートが消える
先述した通り、私は裸足イラストのリツイートを積極的に行っています。
その具体的な手段として、絵描きさん及び「絵描きさんのツイートをよくリツイートする人」のアカウントをリストにまとめ、一日の一定の時間に(つまり24時間に1回)それを一気に閲覧してリツイートしまくる、ということをしています。
ところがこの裸足リスト、タイムラインがそうであるのと同じように、だいたい450ツイートくらいのところで、それ以上遡ることができなくなってしまうのです。
私としては、このリストで得られる裸足イラストについては「一枚も見逃さない」ことを目標としています。
ですが、たまに一日のツイート数が、先述の450を超えてしまうことがあるんですよね。
そうなると読めないツイートが出てくるわけで、例の無慈悲なTwitterロゴを見ながら、天を仰ぐことになるわけです。
これの対策としては、裸足リストを複数に分ける等があるのですが……アカウントのところでも書いたように、一つのものを複数に分割して取り扱うというのが、私にはとても面倒なことで、極力その手は使いたくないんですよね……。
文字ツイートの多い絵描きさんをフォローしづらい
――というようなことで悩んでいると、結果としてこの見出しのようなことになります。
文字ツイートの多い絵描きさんはリストを高速にし、読めない部分を多数作ってしまうため、絵のためにフォローすることには抵抗があるわけです。
これは場合によっては、絵描きさんに対して「お前らは絵以外ツイートするな」と言っているように受け取られそうなので、割と言いにくいことだったりするんですが……。
オリジナルサイズの画像を取得するのが面倒
以下はPC版の話ですが、Twitterは、大きな画像を貼り付けた場合、それをただクリックしただけでは「適度に小さくなった画像」が表示される仕様になっています。
その場合にオリジナルサイズの画像を取得するには、URL欄の最後に":orig"を付けてもう一度表示させる、という作業が必要になるのですが……。
これがとっても面倒臭い。
気に入った画像をローカルに保存するとき、できるだけ大きなサイズを選びたくなるのが人情というものでしょう。
少なくとも私には、それ以外のサイズで保存する理由はありません。
ですから私にとって、「保存する」イコール「":orig"を付けてオリジナルを表示させ、それを保存する」なんですよね。
常にそれをするわけですから、もういっそ「原寸で保存」みたいなのをクリックするだけでオリジナルサイズの保存ダイアログが出るようになって欲しいのですが……そういうニーズ、世の中にはあまりないのでしょうか?
ブログとTwitterをどう使い分けるか
これは最近出てきた悩みですね。
今はブログを充実させることに重点を置きたいので、ちょっと真面目なお話などを思いついたらブログ用に確保しておいたりするのですが、そうなるとますますTwitterのほうが裸足とアニメばっかりの内容になってしまう。
その辺りのバランス取りが、思っていたより難しいのです。
一般論としては「気分を書くのはTwitter、思考を書くのはブログ」という感じなのかもしれませんが、私としては、そういう単純な話でもないよなと思わざるを得ないところです。
これについては、いずれ単独で記事にしたいと思っています。
アナリティクスのツイートアクティビティがいまいち不安定
Twitterアナリティクスのツイートアクティビティを眺めるのが好きで、PCに向かっているときはブラウザのタブの一つに必ずそれを表示しています。
画像を貼ったツイートの「メディアのエンゲージメント」がガシガシ増えているのを見て、ああ投下して良かった――などと自己満足に耽るわけですね。
しかしこのツイートアクティビティ、何年経っても挙動がちょっと怪しいのです。
グラフのツイート数がゼロになったり、エンゲージメント率の数字があっちとこっちで整合していなかったり、読み込むたびにインプレッション数が増減したり……。
どんな事情があるのかはわかりませんが、もうちょっと安定してくれると嬉しいところですね。
4つ以上ツイートを繋げると、省略された中間が読まれない
たくさん連鎖ツイートをすると、タイムライン上に表示されるのはそのうち3つだけになります。
最初のツイートと、最後の2つのツイートですね。残りは改めてクリックしない限り、読むことができないようになっています。
その結果、4つ以上ツイートを連鎖させたとき、2つ目のツイートから先の幾つかのツイートだけ、極端に読まれなくなるんですよね。
これはまあ仕方のないことで、連鎖ツイートがデフォルトで全部表示されても鬱陶しいですし、かくいう私も、省略された他人のツイートをいちいちクリックして読むことはあまりありません。
でも自分が書く場合は、当然ながらすべてのツイートを読んで欲しくて書くわけで、仕方なく私は、最大でも3つまでしか連鎖させないようにしています。
4つ以上になる場合は、何らかの理由をつけて2系統に分割させています。
このあたり、何か良いアイディアがあるといいのにな、と思うところですね。
時間が経つとリツイートが解除される
あるとき気づいたのですが、リツイートってある程度の期間が過ぎると解除されてしまうんですよね。
それに初めて気づくまで、私は画像ツイートに対して「これは保存した」という目印代わりにリツイートのみしており、おかげでどれが保存済みかわからなくなってしまいました。
今ではその目的があるときは、必ずいいねも押すようにしています。今のところ、こちらは解除されないようなので。
でもリツイートといいねはべつの概念で、リツイートが目印にならないからいいねを選ぶというのも、何か違うなという気はしています。
まあ保存するくらいですから、そのツイートを気に入ったのは確かで、いいねでもべつにおかしくはないんですけどね……。
ハッシュタグが今の自分に有用なのかイマイチわからない
ハッシュタグはかなり初期からある機能ですが、率直に言って「これはどのくらい使われているのだろうか」という疑問を持っています。
というのも、だいたい検索機能で足りてしまうじゃないですか。
ハッシュタグが「検索機能とはべつに存在していなければならない理由」が、私にはいまいち薄いように感じられるのです。
もちろん、有名な使用例は知っていますよ。特に海外では、かなりシリアスな運動の合言葉として使われていたりする。
それはわかるのですが、私の活動範囲においてどうなのか、もう少し厳密に言うと、ハッシュタグを使うことでより多くの人に私のツイートを見てもらえているのか、というのが、ここで問題にしていることです。
一応、例えばアニメの感想をツイートするときに、その作品ごとに設定された「公式の」ハッシュタグをくっつけたりしているのですが……その効果がどのくらい出ているのか、いまいち掴めていないんですよね。
この辺について、何かデータがあるといいのですが……そういうの、どこかに転がっていませんでしょうか?
欲しい機能
ここからは、欲しい機能を書いていきましょう。
悩みのところですでに触れたものは省略していきます。
タイムラインやリストにもメディアツイートのみ表示する機能を!
個別のアカウントのページに飛ぶと、メディア付きのツイートのみを表示する機能がありますよね。
あれって、タイムラインやリストにも持ち込むことはできないのでしょうか?
先述した通り、私には(ちょっと失礼かなと思いつつも)絵描きさんのアカウントのメディアツイートのみを一気にチェックしたい願望があります。
これがあれば、文字ツイートの多い絵描きさんをタイムラインやリストに加えても、上で私が触れたような問題は解消されると思うんですよ。
負荷の問題とかでできないんですかね?
それともTwitter社の見解として、単に必要ないと思っているのでしょうか?
どういう理由で存在しないのかわからないのが、ちょっとモヤモヤするところです。
引用リツイートの会話を最初から一気に表示できる機能を!
比較的最近生まれた引用リツイートですが、これを特定の人物との議論等に使っておられる方が結構います。
その内容に興味を持った場合、そもそもの始めからの流れを当然掴みたくなるわけですが、現在の仕様だと、ひたすら引用元ツイートをクリックして、一つずつ遡っていくしか方法がないんですよね。
これが普通のリプライを使って行われているのであれば、「詳細をクリック」することで一気に流れがツリーでわかるのですが、引用リツイートはコンセプトが「会話のやり取り」ではないため、その手段が用意されていないわけです。
Twitter社におかれましては、この機能が長い長い会話にもよく使われているのだという事実を把握した上で、これを一気に最初のツイートまで表示してくれる機能をぜひ実装していただければと思います。
外部サービスを使わずに動画を保存できる機能を!
これについてはごちゃごちゃ書く必要はないでしょう。
画像を保存したいように、動画だって保存したいのです。でもいちいち外部サービスを使うのは面倒臭いのです。
ぜひクリック一つで保存できるようにしていただきたいと思う次第です。
おわりに
いわゆる「ツイ廃」という言葉がありますが、自分がそれに当てはまるのかは微妙なところだと思っています。
9年続けてきて、現在約46,000ツイートしているのですが(リツイート含む)、もっと凄い人達を見ればきりがありません。でもたぶん平均よりは確実に使い込んでいる。これをどう位置づけるかは人によりけりでしょう。
そんな私の、私なりの悩みと要望を書かせていただきました。あなたの悩みや要望と、どれくらい重なっていたでしょうか?
最後に、今日読み終わった本を紹介させていただきます。
『ツイッター創業物語』というドキュメンタリー本で、文字通りTwitterが誕生した前後の創業者達の様々なエピソードを、小説のような語り口で紹介したものです。
お金や技術のことよりも人間関係のことに文章の多くが割かれていて、その感想を一言でいうと「よくこれでここまでやって来られたな」という感じになります。
後に世界的サービスとなるスタートアップって、もっと24時間のすべてが洗練・特化・団結されているものと思っていました。よもやここまでゴタゴタしながら進んでいたとは。
Twitterを愛用していればいるほど面白く読めるので、興味のある方はぜひ。