天国的底辺

二次元、創作、裸足、資格試験、その他諸々についての思索で構成されたブログ

ブログを始めて、モバイルファーストの発想にようやく納得できた

 もちろん私もスマホは所持していますし、毎日のように使い倒しています。

 ですがwebの何かを見るということに関しては、圧倒的にPC派として生きてきました。

 今日はその辺りに起因する「見えていなかったこと」が最近見えたという話をしてみたいと思います。

 

PC最高、な価値観

 私のPC歴はそこそこ長く、もう完全に肉体の一部のようになっています。

 同時にインターネットとも長い付き合いとなっており、当然のことながら、それらは当初PCでのみ利用しておりました。

「え、iモードは?」と思われたかもしれませんが、その時代にはケータイを持っていなかったのです。

 私がモバイルからネットにアクセスするようになったきっかけはiPod touchで、あれを手に入れたのは確か、東日本大震災の年だったように記憶しています。

 

 それから時が経ち、今ではiPhoneを持つようになり、まあ冒頭に書いたように毎日使い倒しているわけなのですが……。

 PC歴の長い人間からすると、いくら使い慣れても、やっぱり使いにくい。

 べつに出来が悪いというわけではありません。スマホ用のwebアプリも、スマホ自体の操作性も、実によく考えられていると思います。

 しかしやはり多くの場面で、PCなら瞬間的にできることに時間と手間がかかったりする。どうしても「PCが使えない状況で仕方なく」というニュアンスが拭えなかったんですよね。個人的に。

 

モバイルファーストへの抵抗感

 なので(私にとっては)必然的な流れとして、私はwebにモバイルで触れるという行為に関して、思い入れというものを持たずに来ました。

 いつでもどこでもネットに繋がれるのは、言うまでもなく魅力的なことではあります。なにも出先で利用するだけに留まらず、自室でも寝っ転がって何かを見たり作業を進められたりするのは、長年PCオンリーでやってきた人間からすれば画期的なことです。

 しかし、机に向かってPCと睨めっこしているのが、結局はいちばん効率的にwebサービスを使いこなすことになる――その価値観は揺らがなかったのです。

 

 だから世間の……とくにデジタルネイティブなどと呼ばれている世代が、スマホでしかネットに繋がったことがなく、PCはまったく触ったこともない、という話を耳にするにつけ、それは何とも不便そうだな、という感想を持っていました。

 そしてそれと同時に、世に浸透していくいわゆる「モバイルファースト」の概念に、実のところ疑念を抱いていました。

 確かにスマホはものすごい勢いで普及している。それはいろいろなデータからも明らかである。でも「本当に」今のネットってPCよりモバイル経由でアクセスされることのほうが多いの? あんなに使い勝手で劣っているのに?

 ……そんな風に思っていたわけですね。

 

ブログ運営という転機

 ところが最近、転機が訪れました。

 そう、このブログの開設です。

 これまでTwitterは使ってきましたが、あれは諸々の設計をすべてプラットフォームに投げて、自分はコンテンツだけに集中するサービスですので、自分の投下したものを人々がPCで見るかモバイルで見るかといった思考には縁がありませんでした。

 しかしブログは違います。デザイン一つとっても、PC版とモバイル版でそれぞれどう見えるかをきちんと考えなければならないし(私はMinimalismというレスポンシブなテーマを選びました)、Googleアナリティクスを見てみれば、PCとモバイルのどちらでどれくらいのアクセスがあったのか、ひと目でわかる。

「ネットの今」について、実感を得る良い機会になったわけです。

 

 それでわかったこと。

「本当にほとんどの人がモバイル経由でブログ見てるじゃないか!」

 

 はい、これでやっと心の底から納得することができました。

 webのあれやこれやをモバイルファーストで構築していくのは、正しいスタンスだったのですね。

 正直、「わざわざ見づらい方法のために気を遣うなんて」という気持ちが今でもないわけではありません。

 しかし現実的に7割……いや、現在のこのブログへのアクセスのうちGoogleのクロールが占める割合を考えると、恐らく8割以上の方が、モバイルでここへやって来られている。

 となれば、モバイルでどう映るかをまず考える方向へ頭を切り替えなければ、まともにPV数を増やすこともできません。

 

高速で脳内を組み換え中

 そんなわけで現在、ドラスティックに考え方を書き換えつつ、ネットのいろいろなものを「モバイルでチェックする」癖をつけているところです。

 こういうことは我を捨てて世間に合わせていかなければならない。ここで我が道を行っても、良いことがない――というか、ぶっちゃけた話をすると、お金にならない。

 まさに今これを読んでくださっているあなたも、8割の確率でモバイルからのご来訪。

 改行の頻度や行間の作り方など、現在は(思うところありつつも)モバイル主体で考えるようになっているのですが、読み心地はいかがでしょうか?

 

 今後の活動予定として、web小説にも手を出してみようかなどと考えているのですが、あちらも当然、読者のほとんどがスマホからのアクセスなのでしょう。

 となると、そこでは文体を変える必要がある。

 私が新人賞応募用の小説を書くとき、地の文章の一段落がだいたい平均して42文字×5~6行あるのですが、これではスマホで読んだときに非常に読みづらい。

 もっとスカスカに――というと言葉は悪いですが――して、気持ちよく読み進んでいけるようにしないと、webでは内容以前に恐らく読んですらもらえない。

 こちらを考える上でも、ブログ運営は勉強になっています。

 

 モバイルファースト。真摯に付き合っていきたいところですね。