数ヶ月前、「裸足で外を歩いてきた」というブログ記事を書きました。
以下にリンクを貼っておきますので、興味のある方はまずそちらをお読みください。
今日はその続編です。再び裸足で近所をウォーキングしてきましたので、その報告をしたいと思います。
裸足から逃げられない状況で歩く
前回の裸足ウォーキングも個人的にはとても勇気の要るものだったのですが、実のところ逃げ道はちゃんと用意してありました。
靴と靴下を持っていき、いざとなったらいつでも履ける状態で歩いていたのです。
例えば、必ず通らなければならない道に、何人もの人間がたむろしていたとしましょう。 そんなときでも、その場で靴下と靴を履いてしまえば、まったく問題なくそこを通ることができたわけです。
そのような保険をかけた上での行動だったという意味で、前回はぬるいものでした。
それに対して、今回は靴も靴下も家に置いていき、まったくの裸足で外に出ていきました。
私はこの状態を、個人的に「完全裸足」と呼んでいます。
完全裸足の状態だと、たとえどんなことがあっても、靴を履いてやり過ごすことができません。
先ほどの例のような状況に陥ったら、その集団に裸足を指摘され話のタネにされることを覚悟して突っ込んでいかなければならないのです。
そのリスクを想像することで興奮しながら歩く、ということにチャレンジしてみたのです。
……とはいっても、実行に移したのは日曜日の早朝。人が少ない時間帯を選んだのは、日和ったと言われても仕方のないところ。
さらに言えば、私の普段のウォーキングのルートには商店街も含まれているのですが、今回はそこを外しました。
さすがにそこを歩く勇気までは絞り出すことができなかったからです。
というわけで、完全裸足という試みはしつつも、やっぱり保身はしておくという、ちょっと微妙かもしれないチャレンジとなりました。
この辺り、本格的に裸足で外を歩き回っている人達と比べると、まだまだ全然力が及んでいないなあと恥ずかしく思うところです。
Twitterなどを見てみると、他人の視線をまったく気にせずに裸足で外を闊歩しているツワモノがたくさんいて、素晴らしい報告をしていますからね。
裸足でぐるっと一回り
ともあれ、そんなわけで今回は完全裸足――靴も靴下も家に置きっぱなしにして玄関を出ました。
その時点の高揚感はかなりのもので、「もう始まってしまった、何があってもごまかすことができないぞ」という、良い意味での追い込まれ具合が楽しかったです。
まずは家のすぐ近くの、桜の花びらが散っているポイントに行きました。
近所の桜は、今がちょうど散り時で、落ちている花びらを集めるとかなりの量になるのです。
まずは子供がそうやって遊ぶように、花びらを集め、そこに裸足で乗ってみました。
靴で踏むのと違って、「踏みにじっている」というニュアンスに「自分が自然に弄ばれている」みたいなニュアンスが混ざって、不思議な感覚になります。
それからいよいよ本格的にウォーキング開始。
先ほども書いたように、いつも歩いているルートから商店街などの「本当にリスクの高いところ」を省いたので、辛口批評をするならたいした冒険ではありません。
しかし、それでも十分にドキドキ感が味わえるのは確かで、どんなイベントが待っているんだろうと不安な気持ちにもなりました。
その不安もまた興奮に繋がるのが、裸足フェチたる所以です。
――とはいえ先に結論を言ってしまうと、刺激的なイベントはまったく起きませんでした。
人とすれ違うことは合計で5回くらいあったのですが、その全員が全員、私の足元をガン見したりはしませんでした。
これは前回もそうなのですが、少なくとも一人で歩いている人間は、良くも悪くも通り過ぎる人間の状態に構ったりはしないものなんですよね。
本当はこの道中の写真も撮りたかったのですが、完全裸足で緊張していたせいか、そういう発想にならなかったので、途中の写真は割愛となります。
少しずつ汚れていく足裏の記録を取るべきでしたよね。この点は今思い返して、ちょっとしくじったなと思うところです。
もし次があったら、もっと克明に写真を残すことを考えます。
裸足のまま公園へ
今回のハイライトは、裸足のまま近所の公園に行くことでした。
この公園は、いわゆる普通の公園ではなく、自然の中でくつろぐことをコンセプトにした小さな公園です。土の地面にたくさんの枯れ葉が落ちており、町の中にちまっと存在していることを、一瞬忘れてしまう雰囲気があります。
そんな場所を、裸足で踏みしめてみたかったのです。
小さな公園というのは大袈裟ではなく、3つほどベンチが置いてあるだけというロケーションなので、先客がいたり、後から人がやって来たりしたらどうしようかなと懸念していたのですが、今回は私しかいませんでした。
ゆったりとベンチに腰掛け、ほっと一息。
予想通り、この公園はちょっと歩いただけで足の裏が土まみれになりました。
裸足フェチにはいろいろな属性があって、中には汚れた足の裏を見るのがとても好きという人もいます。
正直なところ私にはその属性はないのですが、それでも自分の足裏がすっかり土まみれになっているのを見ると、何だか不思議な気持ち良さがありました。
足裏が汚れることに興奮するタイプの人にとっては、このような種類の公園が近所にあってくれると、とても助かるのだろうなと思います。
今回はこの写真を収めることができただけでも収穫だったのではないかと自己評価していますが、いかがでしょうか。
――公園から離れた後は、まっすぐ自宅に向かいました。
言うまでもなくアスファルトの上を歩いてきたのですが、その過程で足裏の土汚れはすっかり落ちてしまい、自宅近辺で撮影しようと思い立ったときには、もうすでに土汚れではなくグレーの汚れに変わっていました。
このように、足の裏が少しずつ状態変化していくのをチェックするのも、なかなか面白いものですね。
当たり前のことですが、家のすぐ近くにもいろいろな種類の「地面」があって、どこをどのように歩くかによって、足裏にはいろいろなことが起きるわけです。
私の足の裏についていた土が、自宅に戻るまでのあいだに少しずつ落ちていったのを想像すると、妙にくすぐったいような気持ちになりました。
足裏のダメージ
無事に自宅に戻り、すぐシャワーを浴びました。
玄関に靴下を用意しておき、その靴下を履いて部屋に上がり、諸々の用意をしてから浴室に向かうという段取りです。予定通り。
このシャワーの最中に初めて、足の裏がヒリヒリすることに気が付きました。
怪我でもしたのかと思い、ちょっと焦りながら確認してみたのですが、少なくとも目に見える傷はついていません。
どうやら、カミソリ負けならぬ「アスファルト負け」のようなことが起きたようでした。久しぶりの刺激だったので、ちょっぴりダメージを受けたのでしょう。
その後、数時間したらほぼ治まったのですが、裸足で外を歩くというのはそれなりにハードな行為なんだなというのを、改めて体感しましたね。
私がTwitterで相互フォローの関係にある、とある女性の方は、かつて2年間完全裸足で生活をしていたことがあるそうです。
さぞかし足の裏が丈夫になっていたのだろうなと想像しますね(でも足裏写真を拝見する限り、今でもとてもお綺麗なのですが)。
裸足で外を歩いた感想
というわけで、合計20分ほどの完全裸足ウォーキングとなりました。
特にこれといったハプニングもなく、それはまあ良かったことではあるのですが、ドキドキ感の多くが空回りに終わったという意味では、物足りなかったと評価することもできるかもしれません。
具体的な感想を、いくつか挙げておきましょう。
やはり通りすがる個人は裸足を見ない
これはあくまでも「個人と通りすがる場合」に限定されるのですが、前回同様、誰も私の裸足をガン見しようとはしませんでした。
私が裸足になっていることに気づいていなかったのか、それとも気づいてはいたけれども「この人はちょっと危ない人なのではないか」みたいな発想が働いて視線を外したのか、真相はわかりません。
でもとにかく、イベントとしては何も発生しなかったわけです。
これが複数人のグループだったら、話は変わってきそうだよな、とは思います。
複数の人間が、ぺちゃくちゃとお喋りしながら向こうから歩いてきたとして――その中の一人が私の裸足を認識したとき、そのことを思いっきり「シェアする」可能性は高いのではないでしょうか。
特にそれが、小学生くらいの子供だったり、女子校生だったり、おばちゃん集団だったりした場合には、相当無遠慮にその場でネタにしてくるのではないか――と、そんな想像をしてしまいます。
それを経験してみたいような、絶対に経験したくないような……。どちらとも言えないですね。
アスファルトを裸足で強く踏むには修行が必要
前回も書いたことなのですが、アスファルトはそんなにきれいに舗装されているわけではありません。
割とゴツゴツしており、強く踏みしめるとそれなりの痛みが足裏に返ってきます。
それはそうですよね。人間が裸足で歩くようには作られていませんから。
そんなアスファルトを、何も考えずに強く踏みしめるような足裏になれたらいいなと思うのですが、その一方で、あまりゴツい足裏になってしまうのは好きではないので、この辺は微妙なところです。
先述の相互フォローの女性のように、見た目の綺麗さを保ったまま、ただ丈夫さだけを手に入れることができれば良いのですが、何となく資質も必要である気がします。
この辺は、本格的な裸足生活を続けている方々から、多くの経験談を集めたいところですね。
ガラス等に注意するため開放感を味わいきれない
これは当然のことではあるのですが、ガラスの破片等が落ちていないかどうかを常に気にしながら歩いていました。
足の裏を怪我してしますと、なかなか厄介なことになってしまいますからね。
そのため、本当の意味でのびのびと裸足で歩くことができず、その点は残念でした。
まあ、仕方ないことではあります。現代社会においてそれは想定された行為ではないわけで、あんまり悔しがっていると「お前、勝手な変態趣味で贅沢言うなよ」と怒られてしまいそうです。
でも、もし綺麗に掃除されていることが絶対的に保証されているスポットがあれば、空を見上げながら鼻歌交じりに裸足で歩くことができていいよなあ、とは思います。
今はとりあえずそれを夢見ながら、家の近所を裸足で歩きまわるという妥協のあれこれを受け入れるしかないよな、というところです。
それなりに楽しく終わったので、良しとします。
おわりに
というわけで、「完全裸足」でウォーキングをしてきた報告でした。
また近いうちに、裸足で外に飛び出してみたいと思っています。
そのときには、前回も今回もやらなかった何かを、一つくらいは組み入れてみたいですね。
やはり、毎回何らかの進化があってこそ、この手のチャレンジは面白くなると思いますので。
あなたが裸足フェチの方で、裸足になってみたい願望がおありなのであれば、この記事をきっかけとして、ぜひチャレンジしていただきたいです。
また、頻繁に裸足で外を歩いているという方がもしおられましたら、詳しくお話をうかがえれば幸いです。
特に人のいっぱいいるところも平気で歩いていますよという方は、その辺りの心構えや、声をかけられた経験などについて、参考までに詳しくお聞きしたいですね。
露出狂の裸足フェチからは以上です。
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