10年半Twitterを続け、こうしてブログを運営し、小説も発表・販売するなど、まあ自分なりのペースでそれなりに「発信」を続けている私ですが、このたび新たに、音声配信にも手を出すことになりました。
今回はこの音声配信――”stand.fm”についてのお話となります。
stand.fmとは?
stand.fmとは、これを書いている2020年9月現在、ほとんど最新と言っても過言ではないくらい新しい、生まれたばかりの音声配信プラットフォームです。
何しろ会社概要を見てみると、設立日が2020年4月1日となっているくらいですから、誇張ではなくまだよちよち歩きを始めたばかりの状態でしょう。
そんな生まれたてのstand.fmですが、今のところ順調にユーザー数を増やし、その勢力を拡大させているようです。
最大の魅力は、その手軽さ。すでに一度配信をしてみてよくわかったのですが、機材や配信に関する基礎知識など何もなくても、簡単に録音・発信することができてしまうのです。
実際、stand.fmのアプリを使用してみると、「配信で大切なポイント」という項に「楽しんで配信を続けていただくこと」と書いてあり、誰もが気軽に扱えることをとても重視していることがうかがえます。
まだ生まれて間もないプラットフォームということで、機能的に「ここをこうして欲しい」というところが少なくないのですが(詳細は後述)、それはこれから充実していくことでしょう。
つい先日も、5億円の資金調達に成功したことがニュースになっており、今後さらに勢いが増していくであろうことが期待されます。
そんな「伸びしろ」に目をつける意味も含めて、今回このプラットフォームで頑張ってみることを決意した次第です。
チャンネル名『二次元と裸足と文字書きの日々』
見出しにある通り、今回私が作ったチャンネルの名前は『二次元と裸足と文字書きの日々』といいます。
下のリンクから飛ぶことができますので、よろしければまずは聴いていっていただけると、とても嬉しいです。
こちらのチャンネルは、その名の通り、私のネット上でのアイデンティティ三本柱をテーマにしたものとなっています。
- 二次元:漫画・アニメ・ゲームの感想など
- 裸足:裸足フェチとしての思い入れの数々
- 文字書き:Webライター・ブロガーとしてのエピソードや意見
内容的には、このブログとかぶるところも多くなると思うのですが、この点についてはまったく気にしていません。
同じような内容であっても、文章で表現するのと音声で表現することのあいだには、何かしら差が生まれるはずだと思いますし、受け手であるブログの読者層と配信の視聴者層も、だいぶ違ってくるのではないかと予測しているからです。
今のところ、stand.fm内を「裸足」で検索すると、出てくるのは私のチャンネルだけです。
これはある意味では物凄いブルーオーシャンにいる、ということなわけで、音声配信の側からも同好の士のハートを掴むことができたらいいなと、これからに期待をかけている状態です。
実を言うと、私は自分の声に強いコンプレックスを持っていました。
しかしそれにもかかわらず、今回このように配信に至ったのは、そのコンプレックスを、新しい発信への期待感が明確に上回ったからです。
最初のうちはなかなか聴いていただくこともできないと思うのですが、コツコツと続けていき、少しずつファンを獲得していきたいところですね。
録音環境
stand.fmは現在のところ、極端なまでのモバイルファーストです。
つまり、スマホアプリで使用することがメインになっており、PCからの操作は大きく制限されています。
既存のチャンネルを検索すること、録音しアップロードすることは、いずれもPCから行うことができません。
これはあまりにも不便なので、早急に改善して欲しいところではあります。
そんなわけで、録音はスマホからのみ可能でして。
私もそれにならい、手持ちのiPhoneと、音声入力のために買っておいた1,000円ほどのピンマイクで初回の録音を済ませました。
結果的には、素人の耳にはまあそれなりに聴けるものができあがったので、すごいアプリだなあと感心したのですが、最初は「本当にこんな『設備』で大丈夫だろうか」と不安でしたね。
そして私の場合、家の近くを電車が通っていることに代表される環境音が課題でした。
ド素人の配信ですが、今の自分にできるクオリティアップはきちんとやっておきたかったので、せめてそういう環境音は排除したかったんですよね。
というわけで、終電後の深夜を選び、エアコンと扇風機の電源を落として録音をしました。
その甲斐あって、とりあえず雑音はほとんどないものができあがり、その意味では満足しています。
ただ、今後Live配信などを行うときには、より多くの視聴者を獲得できる可能性のある時間帯を選ぶことになると思います。
その際には、深夜ではないため、電車のガタンゴトンという音が配信に乗ってしまうこともあるでしょう。
これについては、聴かなかったことにしていただけるとありがたいなあと、シンプルに他力本願になっている感じです。
初回配信を終えての感想
私は人前で話すこと……というか、誰かと話すことが大の苦手で、昔からコミュ障を名乗っています。
なので初めての録音、果たしてどんな風になってしまうのかと、自分で自分のクオリティが心配ではあったのですが――終わってみれば、特に緊張もなく、まあまあでしたね。
その原因としては、台本をそこそこ作り込んで挑んだ、ということが挙げられます。
音声配信というのはまあ、つまりラジオの亜種なわけで、素人が完全なフリートークで挑んだら、目も当てられないグダグダ感が出てしまうのは明らかです。
それを見越して、「これくらいの細かさなら迷子にならないだろう」と確信を持てる程度に台本を作っておいたのです。
結果として、これのおかげで初回を何とか乗り切れました。
台本は1,149文字あり、これに基づいて行なった録音は7分37秒になりました。
計算してみると、台本100文字あたり40秒。
私は一回の配信の最低ラインを5分ほどと自分の中で設定しているので、それを成立させるには750文字の台本が必要だということになります。
まあ、この辺りは、日頃からブログや小説の執筆で慣れているので、たいした苦労ではありません。
将来的には、もっとざっくりとした簡素な台本だけで進行するスキルが身につくはずだと思うのですが、しばらくは同じようなノリで台本を作り、慎重に録音していきたいです。
そして個人的にもっともネックであった、声の問題。
先述した通り、私は自分の声にコンプレックスを持っており、「どうしてこんな変な声なんだろう」とずっと悩んできたのですが――。
なんか、何度も自分の声を聴いているうちに、だんだん慣れてきてしまいました。
もちろんどう考えても美声ではなく、人を惹きつける要素もないのですが、「まあ、いいんじゃないの?」くらいの領域にはあるのかなと。
そんな風に思えてきたのです。
ちょっと大袈裟ですが、これだけでも配信をやってみてよかったのではないかと思いますね。
このまま大多数に笑われなければ、コンプレックスが一つ消えるかもしれないんですよ。
これはけっこう大きなことなのではないかなと。そう思っています。
内容については、初回は自己紹介と今後の方針だけで終わってしまったので、ノーコメント。
すべてはこれからのやり方次第、というところです。
いろいろ発信していきたい
冒頭でも書いた通り、現在の私は自分なりにいろいろ頑張って「発信」をしています。
そこに今回、今までとはちょっと毛色の違うものが一つ加わったという感じですね。
私が発信を続けるのは、このようにチャレンジを続けていれば、いつかどこかで誰かの琴線に触れることができ、人との縁が生まれ、何らかのかたちで成功への道筋が生まれるのではないか――という期待を持っているからです。
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる、というと適当な感じがしてアレですが、しかし行動の量、チャレンジの量は大切だと、今の私は考えているんですよね。
そのぶん、失敗とか空回りの量も多くなるのでしょうが、それをすべて学びにすることができれば、何も無駄なことなどないのではないかと。
そんな気持ちを込めて、このブログも書いていますし、今回音声配信も始めさせていただいたので、「付き合ってやってもいいよ」という方は、私のコンテンツに今後とも触れていただけると嬉しいです。
まとめ
というわけで、新しく始めた音声配信の宣伝記事でした。
もう一度、私のチャンネルへのリンクを張っておきますね。『二次元と裸足と文字書きの日々』です。
どうかよろしくお願いいたします。
先のことはまったくわからないまま、とにかく動き出した感じですが、生温かく見守っていただければと思います。