天国的底辺

二次元、創作、裸足、その他諸々についての思索で構成されたブログ

スマホアプリ版『風来のシレン』死者の谷底の攻略記録

 スマホアプリ版『風来のシレン』にて、アイテム持ち込み型ダンジョンの最難関である「死者の谷底」に初挑戦しましたので、その顛末を記事にしたいと思います。

 ゲームそのものについての感想も、以前書いたことがありますので、よろしければそちらも合わせてお読みいただけると嬉しいです。

 

www.tengoku-teihen.com

 

 

準備

 まずは冒険を始める前の準備。

 具体的には、装備やアイテムをどう揃えるか、ステータスをどう上げておくか、ということです。

 

 装備とアイテムについては、次のように揃えておきました。

 

【死者の谷底へ持っていくもの】

 秘剣カブラステギ+99

 ラセン風魔の盾+99

 しあわせの腕輪

 ワナ師の腕輪

 透視の腕輪

 復活の草

 ころばぬ先の杖

 背中の壺[5]×3

 保存の壺[5]×10

 

【保存の壺の中身】

 エーテルデビルの肉×28

 白紙の巻物×10

 ブフーの杖[99]×2

 封印の杖[99]×2

 一時しのぎの杖[99]

 巨大なおにぎり×4

 99本の鉄の矢

 復活の草

 眠りよけの腕輪

 

 本作の経験がある方は、この荷物を見ただけで「私がどう深層に潜っていくつもりなのか」がわかったのではないでしょうか。

 ざっくり言うと、「序盤は普通に戦って進む。途中からエーテルデビルの肉を食べて無敵状態で進む」というものです。

 

 このうち後者の進め方においては、モンスターの肉が手に入りにくく、腹が減りやすいという問題があります。

 これへの対策として、出発前に満腹度をマックスの200%まで上げておくことにしました。

 巨大なおにぎりは、満腹度の数字にかかわらず、食べると必ず満腹になるアイテムなので、こうしておけばかなりの距離をモンスターの肉なしで歩くことができるはずです。

 

 渓谷の宿場を出る時点でのステータスは、HP31、満腹度200%、ちから13でした。

 

作戦確認

 そして次に、私が今回、事前に練っておいた作戦を一通り挙げておきます。

 あちこちの攻略サイトを調べて回り(サイト運営者の皆様、ありがとうございます)、恐らくこうするのがベストだろうというのを、自分なりに固めたものです。

 

  • 新しいフロアに行く前に、ワナ師の腕輪を装備する
  • 最初の部屋のモンスターには各種アイテムの使用をケチらない
  • 最初の部屋のモンスターを片付けたら、透視の腕輪に切り替える
  • 通路でモンスターが近づいてきたら脇の壁を掘って隠れ、まずは斜め攻撃で倒すことを試みる
  • その初撃が外れたら、特殊攻撃をしてくるモンスターの場合には封印orブフーの杖を振って対処する
  • 新しい部屋に入る前に、ワナ師の腕輪に切り替える
  • 部屋に一歩入って引き返す。ただし通路の直線上にモンスターがいる場合、ガイコツまどう系だと引き返しても魔法弾を撃ってくるので、壁を掘って別角度から侵入する
  • モンスターハウスと思しき部屋には、そこに階段があると推測できない限り、41F以降になるまで近づかない
  • 正しい階段の位置は、モンスターに一時しのぎの杖を振って確認する
  • アークドラゴンが出てくるようになったら、状況を見ながら、エーテルデビルの肉を食べてフロアの敵を一掃する作戦に切り替えていく
  • 26Fですぐにはペケジを救出しない。一気に必中の剣・プリズムの盾・ゲイズの盾の入手を狙う
  • 41F以降、モンスターハウスが現れずやきもきしたとしても、白紙の巻物に「モンスター」と書いて読むのは控える。モンスター側の先手となり、いきなり催眠状態になる等の危険があるから

 

 この方針で進めつつ、途中で状況が変わったり、新しい知見を得ることができたりしたら、柔軟に作戦を改良していく、という方向性を確認しました。

 ということで、渓谷の宿場を出発。

 

死者の谷底に辿り着くまで

 死者の谷底には、二面地蔵の谷から入ります。

 それまでに、それなりのレベルとHPにしておきたかったので、私はしあわせの腕輪を装備した状態で、竹林の村と4Fを何度も往復してレベルを上げていました。

 

 ところが、小休止して、何気なくネットでレベル上げについて検索してみたところ、モンスターの肉を上手に使った、もっと効率の良い方法がたくさんあることを知りまして。

 

 ここで悩んでしまいましたね。

 いったん引き返して、効率の良いレベル上げの準備をし、それによる強化を図るか。

 それとも、時間がかかってもよいから、今のこの「しあわせの腕輪作戦」で地道に強化していくか。

 

 結論としては、現状維持を選びました。

 竹林の村から4Fに戻り、モンスターの肉を食べながら足踏みして経験値を稼ぐ。

 竹林の村に戻ったら店に行き、薬草・弟切草・命の草・ちからの種があれば必ず買って飲む。

 これの繰り返しです。幸い4Fにはガマラが出るので、ガマラの肉を使ったギタン稼ぎにより、店での購入資金に困ることはありませんでした。

 

 そのようにして鍛え続け、「まあ、これくらいでいいかな」と判断したときのステータスが、こんな感じです。

 レベル33、HP302、満腹度200%、ちから20。

 最大HPが多いことの利点は、おにぎり化にある程度耐えられるといったことの他に、1ターンの回復量が多くなるということもあります。

 ダンジョンの中でもレベルは上がるだろうし、まあ300超えならいけるだろう、と考えた次第。

 

 これだけ上げても、例えば装備を弾かれてそれが後ろのモンスターに当たったりしたら、それで一巻の終わりなのが、本作のシビアなところなわけですが……。

 

 さて、車屋を使って山頂の町まで飛び、そこの倉庫にしあわせの腕輪を置きました。

 これにより、保存の壺の中に空きが1つできるので、ダンジョン内で肉をさらに余分にストックしておくことができるという寸法です。

 

 以上の仕込みをした後、いよいよ死者の谷底へと突入していきました。

 ここからは、1Fごとに出来事を記録したものを掲載していきます。

 

死者の谷底:序盤(1F~8F)

【1F】

 緊張しつつのデビュー戦。

 事前に聞いていた通り、部屋の中にワナが多く、そしてフロアに落ちているアイテムが少ない。

 しかし最初の部屋にいきなり階段があったので、ラッキーとばかりに即降りしました。レベルはまあ足りているので。

 

【2F】

 基本中の基本のノリを掴んだところで、ここからが本番。

 ……と意気込んだのですが、隣の部屋に階段があったので、ここも簡単に突破。

 

【3F】

 特に何事もなく突破。透視の腕輪の便利さに感動しつつ、余裕の歩み。

 

【4F】

 依然、何事もなし。ここまでは拍子抜けするレベル。

 

【5F】

 妖怪にぎり親方の姿が見えて、少々トラウマが蘇りましたが、難なく突破。

 

【6F】

 これといった出来事はなし。

 

【7F】

 階段のある部屋からスタート。ワナもモンスターもなしの狭い部屋で、あっさり突破。

 

【8F】

 開幕、いきなり妖怪にぎり親方が隣にいたのはドキッとしましたが、冷静に封印の杖を振って対処。問題はなし。

 ファントムデビルを倒したら肉になってくれたので補充。これでデビル系の肉は29個に。

 次のフロアからガイコツまおうが出てくるとのことで、一気に緊張してきました。

 

ガイコツまおうとモンスターハウス(9F~12F)

【9F】

 このフロアが怖い理由は次のようなものです。

「ガイコツまおうが画面の外から撃ってきた魔法弾で、おにぎりにされる可能性がある。

 しかし、このフロアにはファントムデビルもいるので、下手に封印orブフーの杖を振ると、その効果が反射して自分に返ってくる危険がある。

 なので、『念のため画面外の直線上のモンスターに向けて杖を振っておく』という、いちばん簡単な対策が採れない」

 特に、スタート状態がどうなっているかは大きいです。

 

 開幕、全体の右半分を占める大きな部屋。モンスターは4匹ほどいるが、遠くて正体はわからず。

 幸い、割と近くに通路があったので、そこへ避難……した直後、ねむり大根に睡眠草を投げられて眠ってしまいました。

 といっても、隣にいたのはそのねむり大根だったので、それ以上何もされることなく、事なきを得た次第。

 直線上にいなくても投げてくるのは難儀ですね。

 

 透視の腕輪により、左半分がモンスターハウスであることはすぐわかりました。

 ここは念のためにエーテルデビルの肉を食べて対処。

 ガイコツまおうやねむり大根の遠隔攻撃を恐れてのものでしたが、結果的には普通に通路に引っ込んで対応するだけでも平気だったかもしれません。

 

【10F】

 打って変わって平和な開幕。3つ目の部屋で階段を見つけて、さっさと降りました。

 

【11F】

 開幕モンスターハウス。

 狭い部屋の中でモンスターにぎっしり囲まれている光景は、なかなかのプレッシャー。

 しかも左隣にはチタンアーマー、右隣には死神。操作を間違えて装備を弾き飛ばされたら、それでもうおしまいです。

 

 しかしこの状況は、逆に迷う要素はありません。

 やることは「エーテルデビルの肉を食べる」以外ないですし、それをやれば後はちょっとやそっとの操作ミスも余裕で許される。

 そんなわけで、無敵状態でフロアのモンスターをほぼ駆逐し、階段を見つけて降りました。

 あまり浅いフロアでエーテルデビルの肉を消費したくなかったのですが、これは仕方のないところです。

 

【12F】

 開幕は小さな部屋。

 2マス右にガイコツまおう、ちょっと離れた右上には眠っているバババペンペン。

 まず上下移動でガイコツまおうを引き寄せ、封印の杖を振った後、一撃で仕留める。次にバババペンペンにも同じことをして、難なく処理完了。

 部屋の中に階段があったので、即降り。

 ガイコツまおうが肉を落としてくれたので、11Fで20%ほど減った満腹度を少し回復することができました。

 

嵐の前の静けさ(13F~19F)

【13F】

 攻略サイトによれば、ガイコツまおうとチタンアーマーは12Fまでしか登場しないとのことで、少しは安全になるかなと思いながら到着した13F。

 その推測の通り、まあ楽なフロアでした。

 ただ、最初に一時しのぎの杖を使って階段の位置を掴もうとしたのですが(実は死者の谷底で一時しのぎの杖を使うのはこれが初めて)、モンスターがどこへ飛んだかわからなくなってしまい、結局ぐるっとフロアを一周することに。

 ちょっと情けない話でした。

 

【14F】

 特に何事もなく突破。

 

【15F】

 攻略サイトによれば、15Fからはバババペンペンがいなくなるのと引き換えに、イッテツ戦車が登場。

 HPには自信がありましたが、それでも何か厄介な事態を引き起こしはしないかという不安がちょっとありました。

 しかし結果的には何事もなく突破。一時しのぎの杖も今度は有効活用できました。

 

【16F】

 ここも問題なく突破。一時しのぎの杖はここでも効果的でした。

 

【17F】

 最初の部屋にいきなり階段があったので、即降り。

 

【18F】

 右半分を占める大きな部屋からスタート。現在位置から右下に行ったところに階段。

 部屋の中にミラージュデビルが2匹おり、まず片方を倒して肉をゲット。

 左半分の部屋はどうやらモンスターハウスのようだったので、もう1匹のミラージュデビルを倒してもし肉が出たら、それを使って左へ狩りに行こうという判断に。

 でも結局肉は出ず、そのまま階段を降りました。

 

【19F】

 特に危なかっしい場面はなし。

 イッテツ戦車に目の前のモンスターごと砲撃を食らい、ヘンクツ戦車にレベルアップされたのですが、封印の杖を振って対処。

 むしろ経験値がおいしかったです。

 受けたダメージを回復するために素振りしていて、現在のシレンが1ターンで3HP回復することを理解。

 これはかなり助かる要素です。

 

アークドラゴンと大物荒らし(20F~28F)

【20F】

 攻略サイトによれば、このフロアからアークドラゴンが出てくるとのこと。

 しかし最初の部屋に階段があり、即降りしたので、どこかから炎を吐かれることはありませんでした。いなかったのかな?

 部屋の中には5匹もモンスターがいて、ちょっと緊張しましたが、操作ミスさえしなければいないのと一緒。

 

【21F】

 攻略サイトによれば、このフロアから大物荒らしが登場。

 シレンが装備している剣や盾すらも雑草に変えてしまうという、最悪のアイテム破壊系モンスターです。

 30Fまで登場するそうなので、その間をすべてエーテルデビルの肉で凌ぐのもやり方のうち。

 一方、このフロアから44Fまで、デビル系モンスターが一切出現しないので、封印orブフーの杖を躊躇なく遠くから振ることが可能に。

 

 少し考えた末、とりあえず「普通に」進めていくことに。

 その結果、このフロアでもアークドラゴンに炎を吐かれることはなく、いたって無難に突破することができました。

 

【22F】

 広めの部屋からスタートしましたが、このフロアには遠隔特殊攻撃をしてくるモンスターは出ないはずなので、普通に対処。

 このフロアもアークドラゴンの炎はなく、淡々と突破しました。

 反省点としては、何を考えていたのか、2回ほど足踏みをしてしまったことが挙げられます。

 今回はピンチには繋がらなかったのですが、場合によっては一発アウトになりかねないので、二度としないようにしないと。

 

【23F】

 最初の小さな部屋の中に5匹もモンスターがいて一瞬「おっ」となりましたが、特殊攻撃をしてくるタイプがいなかったため、その場で動かず淡々と撃破。

 2つ目の部屋で階段を見つけ、降りようと近づいたとき、初めてアークドラゴンの炎が。

 ただし「一度捕捉されたら毎ターン必ず炎を吐かれる」わけではないことを確認でき、少し安心できました。

 例えば5ターンに1回とかなら、こちらのHPはその間に15くらい回復するので、実質的なダメージ量は10くらいで済むわけです。

 

【24F】

 中くらいの部屋からスタート。眠っている大物荒らしと階段。

 そのまま起こさずに即降りしました。

 

【25F】

 小さな部屋が幾つもあるタイプのフロア。

 それを半周ほどしたところで階段を見つけて降りました。

 アークドラゴンに炎を吐かれることもなく、まあ危なげなかったですね。

 

【26F】

 このフロアからペケジが現れましたが(といっても透視の腕輪により黄色い点で確認したのみ)、もちろん無視。

 何事もなく突破しました。アークドラゴンの炎もなし。

 

 というか、まだデビル系の肉はたっぷり残っているし、杖の消費も1割に満たないし、背中の壺も巨大なおにぎりも未使用。

 死者の谷底といっても、単に「クリアする」だけならさほど難しいものではないのだということがわかります。

 やはりこのダンジョンの本質は、深層へ潜ってレアアイテムを手に入れることにあるわけですね。

 

【27F】

 初めてアークドラゴンの肉を食べて、フロアのモンスターを炎で一掃するということをしましたが、これは便利ですね。

 あと生ペケジとも遭遇。万が一にも話しかけてしまわないように距離を取りました。

 他には特に何もなし。無難に突破。

 

【28F】

 右半分を占める大きな部屋からスタート。3匹ほどモンスターがいたので、ブフーの杖と通常攻撃でお片付け。

 想像はついていましたが、透視の腕輪に切り替えたら左半分はモンスターハウス。

 ここは無理をせず、エーテルデビルの肉を食べて気楽に乗り切りました。

 

みだれ大根とデビル化作戦(29F~40F)

【29F】

 攻略サイトによれば、このフロアから33Fまで出現する厄介なモンスターが、みだれ大根。

 シレンの近くに来るとキグニ族の種を投げてきて、キグニ状態にさせられます。

 制御不能になるので、ワナも踏むでしょうし、大物荒らし等の「絶対に普通に攻撃してはいけない」モンスターにも斬りかかってしまうでしょう。

 大根系モンスターの特殊攻撃が嫌なのは、隣接でも直線上でもない位置、つまりシレンには手の出しようのない位置からカマしてくるところ。

 これを何とかしなくてはいけないわけです。

 

 考えた末に採った作戦は、「通路ならいいが、部屋の中の微妙な位置にみだれ大根の姿が見えたら、即エーテルデビルの肉を食べる」というもの。

 幸い、思ったほどアークドラゴン対策で肉を消費することがなかったので、そのぶんをここで使ってしまってもよいだろうという判断です。

 

 ……という意気込みで突入した29Fでしたが、このフロアではみだれ大根には出会わず。

 アークドラゴンの肉を食べてモンスターを一掃したりしながら、無難に突破しました。

 

【30F】

 この時点で、デビル系の肉は残り27個。

 私の中に、次のような考えが浮かんできました。

「というか、もう深層までずっとデビル系の肉を食べて進めばいいのでは?」

 もちろんそれはそれで、満腹度の問題、つまり「巨大なおにぎりは足りるのか問題」が出てきたりするわけですが、道中は圧倒的に安全だし楽になれることは間違いありません。

 

 30Fから、1つのフロアで1つのデビル系の肉を使うとして、肉が尽きるのは29+27=56F。

 死者の谷底の最深は50Fで、そこから先は50Fがずっと繰り返されるのだとか。

 そして狙いのアイテムを拾えるのは41Fからですから、まあよほど運が悪くなければ、どこかで良い感じにモンスターハウスが出てきて、入手できるだろうと。

 そういう誘惑のような試算が出てきたわけです。

 

 というわけで、このフロアからこの「最初からデビル化作戦」を実行。

 

 ……と思ったのですが、30Fはモンスターのいない小さな部屋スタートで、階段が2歩先にあったので、即降り。

 

【31F】

 左半分モンスターハウスから開幕。

 考える余地なく、エーテルデビルの肉を食べて対応。何事もなく突破しました。

 

【32F】

 開幕大部屋モンスターハウス。

 もちろんエーテルデビルの肉を食べて対応。満腹度が176%に減少しましたが、まあこれくらいのペースなら。

 

【33F】

 31Fに続いて、左半分モンスターハウスから開幕。

 ここにきて3連続の開幕モンスターハウスです。

 同じように、エーテルデビルの肉を食べて対応しました。あまり動かなかったので、満腹度はむしろ上がりました(エーテルデビルの肉のぶん)。

 

【34F】

 モンスターのいない小さな部屋からスタート。

 すぐ右上に階段があったので、わずか1ターンで突破できました。

 

【35F】

 なんと階段の上からスタート。究極の即降り。

 こういうのが続くと、肉を消費しなくてよいので助かります。

 

【36F】

 とても普通のフロア。

 エーテルデビルの肉を食べて進み、すべての部屋を見たあとに階段を降りました。

 ここで確信したのですが、階段のワナって「そのフロアの最初に1回でもワナ師の腕輪をつけた状態でいれば、それだけで全部屋のそれをすべて見破れる」のですね。

 私は必ずワナ師の腕輪を装備して次のフロアに降りているので、ということは、最初に見つけた階段を降りてしまえばいいと。

 今後はその方針で行くことを決意。

 

【37F】

 普通のフロア。もちろん開幕即エーテルデビルの肉。

 割とすぐ階段の部屋を見つけたので、周囲のモンスターの様子をうかがった後、その部屋にいるバイオロイドにブフーの杖を振り、満腹度の足しにしてから降りました。

 

【38F】

 ここも普通のフロア。開幕即エーテルデビルの肉。

 早々に階段が見つかったので降りました。

 

【39F】

 攻略サイトによれば、このフロアからアビスドラゴンが出現するのですが、現在の作戦においてはまったく関係なし。

 開幕即エーテルデビルの肉。そしてすぐに階段を見つけて降りました。

 

【40F】

 小さな部屋から開幕。

 階段がすぐそこにあるのですが、周囲にはローグトド、ウルトラゲイズ、アビスドラゴン。

 ここはエーテルデビルの肉は使わず、ブフーの杖と直接攻撃で対処しました。

 ローグトドがおにぎりを落としたので、満腹度は一気に回復。

 そして階段即降り。

 

アイテムゲットまでの道のり(41F~50F)

【41F】

 さて、いよいよこのフロアから、目的のアイテムを手に入れるチャンスがあります。

 なのでここまでの「階段を見つけ次第降りる」はもう使いません。

 開幕状態に余裕があれば透視の腕輪を使ってモンスターハウスの有無を確認。あればそこを攻め、なければ階段を降りるという作戦に変更。

 

 開幕は小さな部屋。

 もや仙人がいたので、透視の腕輪は使わず、すぐエーテルデビルの肉を食べて探索。

 しかしモンスターハウスはなく、しぶしぶ階段をおりました。

 

【42F】

 開幕の部屋にプリズムの盾が落ちていたので、すかさずゲット。

 それからエーテルデビルの肉を食べて探索。

 残念ながらモンスターハウスは見つからず、素直に次へ。

 41Fで立てた作戦「開幕状態に余裕があれば透視の腕輪でモンスターハウスの有無を確かめる」を忘れてしまっていました。

 

【43F】

 デビル系の肉はあと18個。

 述べ60Fまでは今の作戦で探索できる計算ですが、果たしてそれまでに残り2つのアイテム、必中の剣とゲイズの盾は手に入るか。

 

 さて43Fですが、小さな部屋の階段の上からスタート。

 周囲にはバイオロイドとアビスドラゴン。

 アビスドラゴンの肉をゲットした後、透視の腕輪でモンスターハウスがないことを確認し、即降りしました。

 

【44F】

 またしても階段のある小さな部屋から開幕。

 透視の腕輪でモンスターハウスがないことを確認し、即降りしました。

 

【45F】

 このフロアからアストラルデビルが出現。

 デビル系の肉を補充できる機会が生まれると同時に、遠くから杖を振るのは危険になります。

 開幕、小さな部屋にそのアストラルデビルがおり、無事に肉をゲット。

 その直後に遠くからもや仙人にHP自動回復停止の呪文を唱えられたのですが、これはモンスターの肉を食べれば消える状態異常なので、エーテルデビルの肉を食べて解決。

 割とすぐ階段が見つかったので降りました。

 

【46F】

 普通のフロア。

 モンスターハウスがないことを確認した後、エーテルデビルの肉を食べ、階段を見つけ次第、降りました。

 

【47F】

 普通のフロア。

 エーテルデビルの肉を食べて普通に階段を見つけて降りたのですが、この辺りでだんだん不安が出てきました。

 モンスターハウス、33Fを最後にもうしばらく出ていないぞ……?

 

【48F】

 エーテルデビルの肉を食べ、良くも悪くも何事もなく突破。

 

【49F】

 開幕、いきなりペケジが隣にいたので少しびっくりしました。

 アストラルデビルがいたので肉を手に入れ、エーテルデビルの肉を食べて階段を探し、降りました。

 モンスターハウスが本当に出ない……。

 

【50F】

 ついに数字上の最深フロア。

 そしてここでようやく、念願のモンスターハウスを発見。

 ちょうど欲しかった必中の剣とゲイズの盾を手に入れることができました。

 しかしこれですぐペケジに話しかけるわけにはいきません。

 アイテムがンバルーンである可能性があるのと、できればもう1セットずつ欲しいのと、両方の意味でもう少し降りる必要があるのです。

 というわけで、さらに下へ(といっても次も50Fですが……)。

 

【50F(2回目)】

 必中の剣もゲイズの盾も本物でした。

 これで最低限の目的は果たせたことに。

 しかしまだデビル系の肉が残っているので、もうちょっと下へ。

 

【50F(3回目)】

 残念ながらモンスターハウスはなし。

 

【50F(4回目)】

 残念ながらモンスターハウスはなし。

 

【50F(5回目)】

 残念ながらモンスターハウスはなし。

 

【50F(6回目)】

 ようやくモンスターハウス(ゴーストハウス)が出現。

 必中の剣とゲイズの盾を拾うことができました。

 すると、自分の中で急に「……もういいかな」という気持ちが湧いてきまして。

 厳密に言えば、プリズムの盾も手に入れないと複数セット揃えたとは言えませんし、もう1つフロアを降りないと、ここで手に入れたアイテムの真贋はわからないわけですが、突然満たされてしまったのです。

 

 今回はその気持ちに従うかたちで、ここまでにすることにしました。

 ペケジに話しかけ、無事に脱出。

 渓谷の宿場で確認したところ、最後に手に入れた2つとも本物で、収穫としては「必中の剣×2、ゲイズの盾×2、プリズムの盾×1」ということになりました。

 

クリアしての感想

 今回の挑戦の感想を一言でいうなら、次のようになるでしょうか。

「正直、ここまで準備する必要はなかったかもしれない」

 何しろ今回、以下のアイテムを、結局ただの一度も使わなかったのです。

  • 背中の壺
  • 巨大なおにぎり
  • 白紙の巻物
  • 鉄の矢

 

 また、食べたデビル系の肉の合計は20個未満。

 封印の杖とブフーの杖を振った回数も、それぞれ20回ずつといったところ。

 デビル系の肉は、目的のものをすべて手に入れた後、わがままからさらに数個余計に使ったわけですから、必要最小限ということで言うと、15個なかったと思います。

 

 良い意味で想定外だったのは、アークドラゴンとアビスドラゴンが、数ターンごとにしか炎を吐かないということでした。

 これなら、300ほどのHPを持っていれば、普通に歩いていてもたいしたダメージは残りません。

 また、当たり前ではあるのですが、「○Fに○○が出現する」といっても、必ず現れるという意味ではないので、恐れていたモンスターに結局会わずじまいのフロアもたくさんありました。

 

 これらのことを踏まえて、前述のような感想になった次第です。

 

 後から考えてみれば、いちばんのピンチは9Fでしたね。

 ねむり大根に眠らされたわけですが、そのとき確か、チタンアーマーも近くにいたんですよ。

 もし眠らされたのが通路ではなかったら、あるいはシレンの隣に来たのがチタンアーマーだったら……。

 ひょっとしたら装備のどれかを失っていた可能性もあるわけです。

 

 まあそれくらいでしょうか。

 後は終始緊張していただけで、内容的に危ないというところはまったくなかったように思います。

 

今後のこと

 今回、あえて儀式の洞窟と魔蝕虫の道を残し、先に死者の谷底へ向かいました。

 この理由は、必中の剣・ゲイズの盾・プリズムの盾を役に立てる場面を残しておきたかったからです。

 これは単純に自分のモチベーションの問題なのですが、最後に行くダンジョンの最奥で最後のアイテムを手に入れても、それの使いどころがないじゃないですか。

 それでは、せっかくの特殊効果が単なるコレクションになってしまう。

 私としては、苦労して手に入れた能力を思い切り発揮できる場所が欲しかった。だからこの順序で攻略することにしたわけです。

 

 というわけで、剣盾の合成をし、エーテルデビルの肉を再び集めたら、次は儀式の洞窟にでも行ってみようと思っています。

 たぶん楽勝で突破できるのではないかと思うのですが、その楽勝さは今回の挑戦があってこそのものなわけで、しっかり味わいたいところですね。

 

おわりに

 以上、スマホアプリ版『風来のシレン』、死者の谷底の攻略報告でした。

 

 いやあ、面白いですね。

 SFC版の初代シレンしかプレイしたことのなかった私としては、分裂の壺が存在しないことによる「保険の消滅」は本当に不安になるのですが、だからこその充実感が凄い。

 ここで間違えて一歩余計に歩いたら、それですべてを失う――そんなリアル人生みたいなことをゲームで体験できるのは、素晴らしいことだと思います。

 そして、運の要素と実力(準備)の要素のバランスも絶妙。

 本当に買って良かったです。

 

 この記事を読んでくださった方の多くは、すでに本作を購入している人ではないかとは思うのですが、もし未購入の方であれば、心底オススメしたいです。

 1,840円で、ここまで充実した時間を過ごすことのできるエンターテインメントは、そうそうあるものではないですよ。

 ぜひ体験してみてください。