天国的底辺

二次元、創作、裸足、その他諸々についての思索で構成されたブログ

エレコムのメカニカルキーボード「ECTK-G01UKBK」感想

 1週間ほど前に、エレコムのメカニカルキーボード「ECTK-G01UKBK」を購入しました。

 Amazonのサイバーマンデーセールで安くなっていたのが決定打だったのですが、前々から良いキーボードを欲しい欲しいと思っており、今回、念願が叶ったかたちです。

 今日はこの買い物について、もろもろ書いていきたいと思います。

 

 

購入動機と結論

 何でそんなに良いキーボードを欲しがっていたのかというと、ここのところ本格的に文章を書く作業が増えたからです。

 当ブログの毎日更新に加えて、クラウドワークスでのwebライティング仕事。そして並行して小説も書いていこうというのですから、それに伴って良い道具を揃えるべきタイミングなんじゃないかと、そう考えたのです。

 

 ただ、良いキーボードを買おうとすると、安くても7,000円くらい、高いものでは3万円ほどするんですよね。

 具体的には、メカニカルキーボードか、静電容量無接点方式のキーボード。いずれもクオリティが保証されていることと引き換えに、お高い。

 キーボードにこだわるという発想のまるでない人からしてみたら、ここにそんな大金を注ぎ込むなんて狂気の沙汰でしょう。

 そのお値段ゆえに、私もずっと購入をためらってきたのです。

 

 でも先日、冒頭に書いたように、Amazonのサイバーマンデーセールがありまして。

 そこで、エレコムのメカニカルキーボードの一つが、4,999円で売られていたんですよね。

 この製品は、今現在は7,540円くらいで売られており、「ちゃんとした」ものです。

 それが5,000円を切っているということで、一も二もなく飛びついたのです。

 

 で、1週間ほど使ってみまして、いよいよ記事にすることを決めたわけですが……。

 とりあえず現時点での感想。

「気持ちよくタイプすることはできる。でも、作業効率が劇的に上がったということはない、かな」

 以下、具体的に説明していきます。

 

詳細1:打ち心地は良好

 メカニカルキーボードの特徴としては、まず何と言ってもその打ち心地が挙げられるわけですが、この点については、噂に聞く通りでした。

 指の動きに対して、忠実かつ敏感にキーが沈み込んでいく感じ。……ちょっと表現が下手ですが、そういうのが、打っていてとても気持ち良いのです。

 

 どこぞのブログ記事が言っていたように、「書き仕事をするのが何倍も楽しくなる」とまで行くかは微妙ですが、些細な快適さの違いが、積もり積もって何かしらの大きな違いに繋がっていくことは、じゅうぶんに考えられます。

 その辺りは、今後さらに使い込んで、見極めていきたいところですね。

 

詳細2:音は結構うるさい(茶軸)

 この製品はいわゆる「茶軸」です。Cherry社製ではないようなのですが、ほぼ完全な互換品と言っていいもののようですので、パフォーマンスに違いはないでしょう。

 その仮定で言うのですが、メカニカルキーボードって、本当に音がすごいんですね。

 話によれば、青軸の音が大きくて、赤軸は比較的静か、茶軸はその中間という感じらしいのですが、その茶軸でも、タイピングのテンションが上がると、かなりの効果音が発生します。

 

 よく「プライベートで使うのはいいが、オフィスでは迷惑になるから使えない」という意見がありますが、納得しました。

 隣の席で同僚がこの音量でタイピングをしていたら、他の環境音がどうであれ、かなり耳障りだと思います。

 

 ただ、自分で自分の音に耐えられない、というほどではないですね。

 中にはそういうことを言っている人もいるのですが、さすがにそれは敏感すぎるんじゃないかな、というのが率直な意見です。

 また、音があまり出ないように気を遣ってタイピングすると、打ち方がおかしくなってミスの比率が多くなるので、オススメできません。

 メカニカルキーボードを選んだ以上、カチャカチャとやかましい音を立てながら文章を書くことについて腹をくくるのが、正しいスタンスなのではないかと思います。

 

詳細3:テンキーは正直恋しい

 今回私が買った製品は、テンキーレスのタイプです。

 実はこれまで使ってきたキーボードは、すべてテンキー付きのタイプでした。

 なので、これが初めてのテンキーレス体験になるのですが……。

 正直、数字を打つ機会があるたびに「やっぱりテンキーがあったらなあ」という気持ちにはなりますね。

 

 これは半分くらいは慣れの問題でしょうが、もう半分は絶対的な不便さです。

 やはりと言いますか、まとまった数字を打つときに、上部に横並びになっている数字キーでやりくりするのは、テンキーのそれと比べて確実にもたつきます。

 今回この製品を選んだ理由は、ひとえにセール価格であって、テンキーレスであることは購入する上での大きな妥協点でした。

 後悔している、とまではいかないのですが、「文章でお金を稼いで、もっと良いものを買えるようになったら、今度はまたテンキーの付いたものにしよう」という思う程度には、喪失感が大きいです。

 

 テンキーは、邪魔だと思う人にとってはすごく邪魔なものらしいのですが、そういう人達はまず間違いなく右利きなんですよね。

 私は左利きなので、テンキーがあっても、マウスとキーボードのメイン部分の距離には影響がないんですよ。

 そういうところで感覚の違い、意見の違いが生まれることは、感想を読む上で考慮すべきだろうと思います。

 

詳細4:タイプミスが減るわけではない

 私が今回の買い物にいちばん期待したのは、品質の向上によってタイプミスが減ることでした。

 メカニカルキーボードを体験した人の意見をあれこれ読んでみると、より確実にタイピングできるようになった、という話が多く見られたんですよね。

 なので私も、これまでと比べて遥かに文章を素早く書いていくことができるようになるのではないか、とワクワクしていたのですが……。

 現時点では、タイプミスの頻度についてはあまり改善されていません。

 

 具体的にどのキーをタイプするときにミスしやすいかは人それぞれだと思うのですが、私の場合は、左手で連続的にキーを打つときに、ミスしやすい傾向があります。

 例えば、当ブログの頻出単語で言うなら、「裸足」と打つときの途中にある”adas”の部分などが、それに当たりますね。

 この辺りで指がわやくちゃになって変な文字を打ってしまうのは、メカニカルキーボードにしたからといって即、是正されるものではありませんでした。

 

 でもこの点については、まだ試行錯誤を重ねている段階です。

 手のデフォルト位置(特に高さ)を調節したり、タイピングの力加減を工夫することで、メカニカルキーボードにより特化したスタイルが確立され、ミスが減っていく可能性もまだあります。

 これは今後の課題ですね。たくさん文章を書いていく過程で、より適切な使い方を模索していきたいと思います。

 

おわりに

 以上、エレコムのメカニカルキーボード「ECTK-G01UKBK」を1週間使ってみての、もろもろの感想でした。

 

 購入する直前には、メカニカルキーボードに対する期待がほとんど信仰のレベルにまで膨らんでしまっていたので、それと比べると、現実はちょっと世知辛かったです。

 しかし、買って後悔したかというと、そんなことはありません。

 これまで述べてきたように、打ち心地は本物ですし、タイプミスについても修正の余地はあります。

 そして何より、セールを最大限に利用できた満足感があり、その意味でも「良い買い物ができた」というところですね。

 

 これを読んでくださっているあなたは、日頃キーボードでどのくらい文章を書いていますか?

 もし「たくさん書くけど、キーボードにこだわったことはない」というのであれば、ちょっとお高い買い物になりますが、一発発起して良いモノを使ってみることをオススメします。

 あまり絶賛していない記事でこういう締め方をするのもアレですが、長時間付き合う道具は、良いものにしておいたほうが絶対に良い結果に繋がると思いますので。

 

 私も、次に(テンキー付きの)もっと良いものに買い換えるそのときまで、これをガンガン使い倒して、ガンガン小銭を稼いでいく所存です。