現代において何かを広めようと思ったら、積極的に宣伝することが必要不可欠です。
生活必需品であれ、エンターテインメントであれ、とにかく情報が溢れに溢れており、高評価以前に「まず見つけてもらう」ことがとても難しくなっているからです。
それは当ブログも然り。
いわゆるアフィブログとして、開設から7ヶ月と少しが経過した当ブログですが、毎日毎日、どうすれば人を呼び込めるのかに頭を悩ませ続けています。
記事のクオリティに、まだまだ改善の余地があるのはもちろんです。それについては、今後も実践を通して腕を磨いていかなければいけません。
しかし、たとえどんな名文をしたためたところで、その存在が露出しないことには、アクセスを集めることは到底できない――このことは実のところ、良質の記事を書くことと同等以上に重要ポイントだったりするんですよね。
その対策として主となるのは、Googleの検索エンジンに評価されるためのノウハウ、いわゆるSEOですが、それよりももっと原始的な方法として、自分のSNSアカウントで宣伝する、というのがあります。
私は2010年の2月からTwitterをやっており、これを書いている現在、フォロワー数は約1,200人。
まあ、そのほとんどが私のリツイートする裸足画像を理由にフォローしてくださった方々なので、やや偏ってはいるのですが、まあまあ拡散能力はあると言えるでしょう。
特に裸足フェチ系の記事を書いたときなどは、この拡散能力をフル活用し、多くの人に読んでもらっています。
それによって得られるPVは、いわゆるSNS流入というやつですが、これは決して馬鹿にできない力を持っています。
すでに私のことをある程度知ってくださっているという意味で、検索からやって来た方々と比べて、私の発信するコンテンツに理解がある。
上手く立ち回れば、そのことを多方面に活かすことも可能なのです。
当ブログでは残念ながらまだそこまで実践できていませんが……とにかく、手動による原始的な宣伝も、疎かにすることはできない大きな要素なんですよね。
そんなわけで今日は、Twitterでブログ等を宣伝するときに留意しておくと、より高い効果が見込めるのではないか――と私が考えているものを5つ、ご紹介していきたいと思います。
その1:繰り返し宣伝することを恐れない
まず最初に主張したいのが、これです。
何度も何度も宣伝することで「鬱陶しい」と思われてしまうのではないか――それが気になってしまうのは自然なことではあるのですが、勇気を出して振り切りましょう。
納得の行く結果が得られるまで、いつまでも、何度でも、宣伝を繰り返すのです。
もちろん、モノには限度というものがあります。
例えば、bot等を使って、1分ごとにまったく同じ内容の宣伝ツイートを繰り返していたら、それはどう考えても逆効果にしかなりませんし、それ以前にTwitter社から目をつけられてしまうでしょう。
しかし、毎日1回や2回でしたら、そんなものはまったく問題にもなりません。
そのコンテンツに広く触れてもらいたいと本気で考えているならば、躊躇することなく宣伝し続けるべきなのです。
これを私が積極的に主張する最大の理由は、Twitterというもの(というかタイムラインというもの)が、発信者の思っている以上に「読まれない」ものだ、ということにあります。
タイムラインの構成・規模は人によりけりなので、絶対の法則を導き出すことまではできませんが、だいたいのユーザーがやっているのは「時折のつまみ食い」です。
自分がフォローしたアカウントの、すべてのツイートをチェックしているような人は、ほんの一握り。
残りの大多数は、何となくタイムラインを覗く気になったとき、たまたまそこに表示されていたものを見て反応する……その程度の「軽い」使い方をしているんですよ。
なので、あなたが例えば毎日1回、決まった時間にまったく同じ宣伝ツイートをしていたとしても、それをすべて目に留めるフォロワーというのは、ほとんどいないことになります。
むしろ、それくらいでは宣伝としては心もとないかもしれません。
1,000人のフォロワーがいたとして、その宣伝を認識するのは、私の皮膚感覚でいうと、100人いるかいないか、というところではないかと思います。
すべてのSNSに共通するとは言いませんが、少なくともTwitterは「そういうところ」なのです。
私の好きな言葉に、こんなものがあります。
「人々があなたの声に耳を傾けるのは、あなたがそこにいることに気づいたときではなく、あなたが“まだ”そこにいることに気づいたときだ」
それくらい、人に認知してもらう、振り向いてもらうというのは、難しい仕事なんですよね。
だから繰り返し宣伝しましょう。
そうしなければ、あなたのコンテンツがどれだけ優れたものであっても、多くの人の目に触れる可能性は極めて低いものになってしまいます。
その2:適切なハッシュタグを使う
そして宣伝するときには、適切なハッシュタグを付けてツイートするようにしましょう。
正直に言うと、私はハッシュタグというものを、そんなには大きく見ていません。
基本的にハッシュタグをチェックするのは、一部のヘビーユーザーだけではないか、と考えているからです。
しかしそれでも、何かを宣伝するときにはハッシュタグがほぼ必須であるという立場をとっています。
それは、現状のTwitterにおいて、ハッシュタグ以外には「他人を巻き込まず、自力でフォロワー構成の外に出ていく」手段がないからです。
ある程度のフォロワーがいれば、繰り返し宣伝することによって、ある程度の人数の目に留まる計算にはなります。
しかし、普通にやっただけでは、フォロワー数がそのまま、拡散の上限になってしまうんですよね。
フォロワーの誰かがリツイートしてくれれば話はべつですが、ブログ記事のようなものは意外と皆さん、拡散には協力していただけない。
そうすると、例えば私なら、そのままでは1,200人という数が、広めることのできる限界になってしまうわけです。
そこでハッシュタグに望みを託すのです。
適切なハッシュタグをつけて宣伝することで、フォロワーだけでなく、現状まったく無縁の不特定多数の目にも留まることを狙うわけですね。
そうすることによって、単純にその宣伝からコンテンツに飛んでくれる人数が増える可能性がありますし、気に入ってくれた人が新しくあなたをフォローしてくれることだってあり得ます。
実際、私は今年(2019年)の8/14、裸足の記念日に、「#裸足の日 #裸足の記念日」というハッシュタグをつけて、それまで書いてきた裸足フェチ系の記事の宣伝ツイートをしたら、その日だけで50人ほどフォロワーさんが増えましたからね。
何かを宣伝したいときは、とにかく「外に広げること」を意識しなければいけません。
そうなると必然的に、ハッシュタグを使わないという選択肢はなくなります。
せっかくの機能なのですから、フルに使っていきましょう。
その3:自己RTより再ツイート
私がフォローさせていただいている絵描きさんの多くは、ご自身が過去に描かれた絵を改めて見てもらいたいときに、以前のツイートを自己リツイートするという手段を使っています。
確かにそれはそれで有効だとは思います。
実際、こうして私がそれを認識しており、良い絵だと改めて思ったら積極的にリツイートしているわけですから、決して無意味というわけではありません。
しかし、リツイートの機能を使って「過去のツイートを再浮上させる」よりは、同じコンテンツを再ツイートしたほうが良い、というのが、私の考えです。
理由はただ一つ。前項で語った「ハッシュタグによって現在の環境の外に拡散させる」効果が、自己リツイートにはまったく期待できないからです。
Twitterの仕様により、リツイートされたものは、あくまでもフォロワーのタイムラインおよびリスト上にしか「再浮上」しないようになっているのです。
そういうわけですから、しっかり宣伝したいときは、まったく同じ内容でもよいので、再ツイートするほうを選んでおきましょう。
自己リツイートはあくまでも、現時点で自分が作り上げたコミュニティ(という言い方は語弊がありますが)内の、限定コンテンツだということをよく考えるべきです。
その4:投稿時間を考える
宣伝は何度もすべきだが、もちろん限度というものはある、と先ほど書きました。
限度があるということは、限られた回数の宣伝を、より効果的に機能させるために、然るべきタイミングを図る必要がある、ということになります。
どう考えても、夜20時と深夜4時で、同じツイートが同じくらいの人数の目に留まるわけがありませんからね。
では、いつツイートするのが最も効果的なのかですが、これについては、すでに調査している機関が存在します。
以下の2つの外部ページをご覧ください。
「最も読まれやすい時間帯」と「最もリツイートされやすい時間帯」がやや異なるのは面白いところだと思いますが、まあ似通っているといえば似通っていますよね。
だいたい上記ページがオススメしているような時間帯を狙って宣伝しておくのがよい、ということになるでしょう。
ただし、あなたの扱っているコンテンツによっては、偏りも生まれ得るということは考慮しておく必要があると思います。
例えば、あなたがアニメ系ブログを運営している場合、あなたのターゲット層は深夜アニメをチェックする生活をしている可能性が高いぶん、深夜帯のツイートを読んでくれる可能性も高いかもしれませんよね。
そういうことはあり得るので、自身がどのような層に向けたコンテンツを発信しているのかということを、ある程度考えておくのは、大切なことなのではないかと思います。
その5:ハッタリに近い紹介文を添える
これは当ブログが頑張っていることなのですが、記事を宣伝するときには、嘘にならない範疇で、その内容をざっくり刺激的にまとめた一文を添えるようにしています。
まだその記事の内容をまったく知らないし、放っておいたら興味など微塵も持ってくれないであろう人が、「ん、何だ何だ?」と思ってくれるような、短い紹介文です。
ハッシュタグと一緒にそういうのを書いておくことで、コンテンツにアクセスしてくれる人の数はそれなりに増加するのではないかと、少なくとも私は期待しています。
ここで大事なのは、照れみたいなものを捨てることですね。
最初のうちは、自分の発信するコンテンツに対して、キャッチーな売り文句を考えるのって、ちょっと恥ずかしいんですよ。
たとえそれなりに中身に自信があったとしても、「ここまで自分で盛り上げるのって、痛いと思われないかな……」みたいな不安が、どうしても出てきます(出てこない性格の人もいるでしょうが)。
その心理的障壁を乗り越えることが肝要です。
コツとしては、他人のコンテンツを扱っている営業担当かコピーライターになったつもりで、文面を作ることですね。
私はそうしています。自分が書いた記事であるという事実をいったん無視し、「自分にはこれを広める義務があるのだ」と思い込んで、紹介する。
心配する必要はないと思います。世の中、放っておいても刺激だらけですから、今さらそこにあなたの紹介文が一つ加わったところで、世間の人は特に何とも思ったりはしません。
ただし、先述したように、嘘にならない範疇に留めることは大事です。
あまり嘘を吐きまくっていると、遠からずフォロワーに相手にされなくなってしまいますので……。
おわりに
以上、Twitterで宣伝するときに必要だと思われる心構えを5つ、並べてみました。
世の中には「宣伝」というものをそもそも良く思っていない人がいます。
たまたまそういう人にぶち当たってしまった場合、本記事で書いたことを実践した結果として、あるいは何かネガティブなことを言われることも、まったく無いとは言い切れません。
もしそのような目に遭ってしまった人がいたら、それには遺憾の意を表したいです。
しかし、宣伝しなければ広く浸透していかない、というのは紛れもない事実であり、そういう世界の中で自身のコンテンツを上手に「育てて」いくには、ここまで書いてきたような行動は間違いなく必須です。
もちろん、インターネットをどう使おうが各人の自由ではあります。
ですから、形式上は全世界に公開しているが、実際には仲間内でやり取りしているだけだし、それ以上は望まない――というスタンスも、アリといえばアリです。
しかしそうでないのであれば、あなたのコンテンツを内輪に留めておくべきではない。ここは強調しておきたいところです。
私はこう信じているんですよ――「原則として、コンテンツは拡散されたがっている」。
そんなコンテンツの声に、効果的な宣伝というかたちで、ぜひ応えてあげてください。
Twitter分析ならこのサービス。