当ブログを開設してから、7ヶ月が経過しました。
いわゆるブログ歴というものに関して、どのくらいの期間が経過すると中堅やベテランの領域に入っていくのか、よくわかっていないのですが、まあ少なくとも、1年経っていない今はまだ初心者の範疇なのではないかと思います。
しかし通算200記事も超え、初心者なりには「人に読まれる文章を書くこと」について、いろいろと考えてきましたし、経験も積んできました。
この間、時間の経つのが本当に早かったですね。あっという間の7ヶ月でした。
さて、そんな当ブログは、収益を得ることを目的として運営しており、いわゆるアフィブログと呼ばれるものに属しています。
私は2019年にもなってこの世界に飛び込んできたくらいですから、アフィブログというものに対して、特に思うところはありませんでしたし、今でも後ろめたいとか、そういったことは一切感じていません。
むしろ、稼ぐことは素晴らしい、という理念のもと、頑張って結果を出しているブロガーさん方のことを心からリスペクトしていたりします。
しかし世の中には、アフィブログというものを親の仇のように嫌っている人が、それなりにいるんですよね。
いや、嫌いなどというレベルではなく、完全に「悪」のように思っていて、それゆえに、罵倒のたぐいがけっこう凄い。
5chあたりはその最たるもので、何かの情報をシェアしようと思ってアフィブログへのリンクを張ろうものなら、速攻でカス呼ばわりが飛んでくる始末です。
私は先述した通り、アフィブログに思うところがまったくない人間なので、そのような過激な嫌悪がどのような心理によるものなのか、全然わかっていません。
何か怖いので、積極的にその真相を突き止めようとしたこともありません。
そこでこの記事では、アフィブログを嫌う人がどうしてそうなったのか、その理由について、今の私がどのような推測をしているか、を書いていきたいと思います。
- 仮説1:怪しい情報商材等のイメージが強い
- 仮説2:まとめサイトで荒稼ぎのイメージが強い
- 仮説3:検索結果を荒らしていると思っている
- 仮説4:趣味で稼ぐのはおかしいと思っている
- 仮説5:宣伝行為がウザイ
- 仮説6:利用されるのが癪に障る
- 仮説7:そもそも他人が稼ぐのが嫌い
- おわりに
仮説1:怪しい情報商材等のイメージが強い
まず思いついたのはこれです。
本当に価格に見合うものなのかどうか怪しい商品。特に、その存在が抽象的で、価値をきちんと測りようのない情報商材。
その胡散臭いイメージが、アフィリエイト全体についているのではないかと。
もちろん、ここで言う「怪しい」というのは、怪しむ側の主観的な要素が強く、実際のところその商品がどのくらい購入者の役に立っているのかといったことは、あまり関係ありません。
情報商材といえば、まあだいたいが「いかに稼ぐか」という主旨ですよね。
それがまた、お金について何かと悪いイメージが蔓延しているこの国の人間の一定数には、不愉快なかたちで伝わるのでしょう。
次に怪しまれるのは、健康系のサプリやら何やらでしょうか。
これもまた、弱みにつけ込むイメージが強い上に、民間療法のインチキぶりも知られていますから、そういうところが嫌われがちなのではないかと思います。
私は情報商材については、今のところ売れるものがまったくないので無縁ですが、健康系に関しては、A8.netでいろいろな案件を目撃しました。
確かに、やたらめったらにたくさんの商品があり、本当にオススメできるものなのか否かという点で、ためらってしまうところはありました。
しかし、懐疑的になるならともかく、そういう広告を貼っている=タチの悪いアフィ、という発想になってしまっている人については、ちょっと違うんじゃないかと思いますね。
まあ、スタンスは商品によりけり、ブロガーさんによりけりですよ。本当に。
仮説2:まとめサイトで荒稼ぎのイメージが強い
これも、結構根強いイメージなんじゃないかと思いますね。
まとめサイトの何が嫌われるかといったら、恐らく次のような部分でしょう。
「他人のコンテンツの切り貼りで稼いでいる」
「そのくせタイトル等で内容を恣意的に捻じ曲げてくる」
「そんな低質コンテンツなのに来訪者は多い」
スタンスに対する呆れ半分、ボロ儲けへのやっかみ半分、といったところでしょうか。
そういうのがそのまま、アフィブログ全般に対するディスに繋がっている――そんな人もいるのではないか、という仮説です。
これについては、わかる部分もあるものの、一方で「全部がそういうサイトじゃないしなあ」「というかまとめサイトだって、皆が皆、荒稼ぎできているわけでもないだろうし、それなりの苦労もあるだろうしなあ」とも思う、という感じですね。
あえて名前は伏せますが、かなり明白に「悪質」と認定されているサイトも、それなりに存じ上げております。
そういうサイトがべらぼうに稼いでいることに関して、「何で悪評がこれだけ固まった今になっても、訪問者が跡を絶たないのだろう」と思うこともあります。
しかし、それがアフィリエイトというもの自体への嫌悪感に発展しているのだとしたら、それはいささか短絡的なのではないか、と思いますね。
仮説3:検索結果を荒らしていると思っている
検索結果というのは、この場合、ほぼGoogleの話です。
アフィブログの存在が、Googleの検索結果を「汚染」しており、そのせいで昔と比べて、有益な情報にたどり着きにくくなっている――そう認識している人が、アフィブログ全般を嫌っているのではないか、という仮説です。
これについては、一概には言えない、という感じでしょうか。
個人的には、アフィブログよりも、一時期特に問題になったバイラルメディアのほうが、検索結果を激しくかき乱していたように思うんですよね。
最近は検索アルゴリズムも賢くなってきて、そういう「ほとんどコピー」のようなメディアが、検索結果の1ページ目、2ページ目を覆い尽くす、ということはあまりなくなったのではないでしょうか。
ましてや個人のブログは言うに及ばずで、同じ物事をテーマにするとしても、徹底的な詳細や、自分なりの見解がきちんとしているものでないと、上位には行けないようになっています。
だからこそ、私も上位を取るためにめちゃくちゃ苦労しているわけで……。
仮説4:趣味で稼ぐのはおかしいと思っている
これはつまり、ブログというものをどう捉えているか、という問題ですね。
「ブログって本来、趣味で書くものだろ? その活動が稼ぐことに力を入れたものになっているのは、普通に考えておかしい状態なんじゃないの?」
そういう意見は、決して少なくないのではないかと、私は想像します。
これに対する私の反論は、二段階あります。
まず、ブログを趣味でやっているかどうかは、その人ごとに大きく分かれるところで、ひとくくりにできるものではない、ということ。
ついでに言えば、「完全なる趣味」と「完全なる仕事」という両極のあいだに、無数のグラデーションがあり、そのそれぞれが別個の気構えを持っているわけで、安直な区分は大きな齟齬を生み出し得ます。
それから、シンプルに「趣味で稼いで、何が悪いんですか?」というのがありますね。
趣味、という言葉の定義の中に、「お金を稼がない」という内容は含まれていません。
これは辞書的な意味でも、実質的な意味でも同じです。
ボランティアですら、その定義に「対価を得ないこと」は含まれていないのに、ましてや趣味が「稼ぐのがおかしいもの」であるはずがないじゃないですか。
そういう人は「趣味と実益を兼ねる」という言葉について、今一度考えてみるべきだと思いますね。
「あなたは好きなことで稼げていないのかもしれませんが、それを清貧思想みたいなものと悪魔合体させるべきではないのでは?」
そんな風に思います。
仮説5:宣伝行為がウザイ
これは例えば、5chなどでよく見られる発想です。
情報源としてアフィブログが貼られると、すぐさま「宣伝ウザイ」みたいな反応が返ってくる、アレです。
どこまで本気で、どこからネタなのかは発言者にもよると思うのですが、とにかくかの地の「基本設定」として、アフィブログの運営者は、空気も読まずに自分のブログをあちこちに宣伝して回るものなのだ、というのがあるんですよね。
これについては……どうなのでしょう。
正直なところ、私には真相についての知識がまったくありません。
そもそも、あるブログがアフィリエイトに力を入れているかどうかについて意識してネットをやっていないので、あるリンクが宣伝目的かどうかという点についても、深く追求したことがないんですよ。
だから何とも言えないのですが、結局はそのリンクが文脈に即しているかどうか、ではないでしょうか。
即しているなら、仮にそれが宣伝目的であっても、べつにOKではないか、というのが私の感覚ですね。
あ、もちろん、SNSの自分のアカウントで自分のブログ記事を宣伝することは、ここでいう宣伝には含まれていません。
それは自分に与えられた当然の権利の範囲内で、当たり前の導線を敷いているだけですからね。
私もTwitterでは、積極的に当ブログへのリンクを張りまくっています。
もちろん、時間帯と頻度にはよくよく注意して、逆効果にならないようにしていますが。
仮説6:利用されるのが癪に障る
これは少数派かな、と思うのですが……。
アフィリエイト広告をクリックして、それ経由で商品を買うという行為が、「まんまとブログの主に利用された」みたいで気に食わない、という人もいそうです。
自分の損になっている要素は何一つないけれども、それによって他人が利することが物凄く気になって仕方がない、という心理から来るものですね。
このように考える人に対して、私が反論できることは特にありません。
というのも、それはもう単純に、その人なりの気質の問題になってくるので、こちらがどれだけ論理的にモノを言ったところで、変えられるものでもないと思うのです。
他人の感性そのものを変えようとするのは、原則として無駄なことでしょう。
少なくとも、ネット越しの、どこの馬の骨ともわからない人間の意見で、感性の部分がいきなり方向転換するなんてことはあり得ませんので。
しかし、個人的な感想として、そういう人はさぞ生きづらいだろうなと思います。
私などは安直に、お互いがお互いの利益を生み出し合えば、それでみんなハッピー、めでたしめでたし、みたいに考えてしまうので、そういう人のスタンスが、無駄な複雑さと停滞を孕んでいるように感じられるんですよね。
いいじゃないですか、あなたのクリックでよその誰かが笑顔になったって。
仮説7:そもそも他人が稼ぐのが嫌い
そして極めつけとも言えるのが、これですね。
いわゆる嫌儲というやつです。
この嫌儲思想、かつての私は「ごくごく一部の偏屈な考え方」という風に捉えていたのですが、私の見解が深まったのか、それとも世の中の流れが変わったのか、今では「結構な勢力だよな」という解釈になっています。
話はアフィブログから離れてしまうのですが、この思想は正直、かなり危険だと思うんですよね。
特に、少しでも経済に刺激を与えていかなければいけない瀬戸際にある、現代日本においては、そのような考えで物事を判断するのは、自分の首をさらに締め上げる行為に等しいと思うのです。
この「自分の首を」というところがポイントです。嫌儲思想の人というのは、まず間違いなく社会的に成功していません。
嫌儲思想が蔓延ることで、いの一番に苦しみを味わう立場の人が、それにもかかわらず積極的に加担するのが、嫌儲思想というものの摩訶不思議なところなのです。
私としては、「とにかく皆さん、稼ぐことを尊びましょうよ」と言いたいですね。
これはべつに、当ブログがアフィブログだから言うポジショントークではなくて、生きていく上で必要なこととして、心底思っていることです。
他人が稼いでいるのを見たら、ポジティブに「よーし、次は自分だ!」と思う。
そういう連鎖によって、世の中が豊かになっていき、実際に「自分の番」が回ってきやすくなるのではないでしょうか。
おわりに
以上、私なりの仮説を7つ、書いてみました。
どれがどのくらい的を射ているのか、答え合わせをしてみないとわからないのですが、今のところそれをする予定はありません。
アフィブログ嫌いな人がどのように考えていたとしても、私はこれからも当ブログを私なりのやり方で運営していきますし、まあつまるところ、人は人、我は我ですからね。
ただ、純粋に興味はあったので、このような記事にしてみた次第です。
さて、では気を取り直して、この全然稼げていないブログをどう育てていくか、試行錯誤の続きに取り組みたいと思います。
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