天国的底辺

二次元、創作、裸足、資格試験、その他諸々についての思索で構成されたブログ

成功者を真似るのは大事だが、うっかり天才を真似ると破滅する

 今日は、成功するために必要な行動について、少し書いてみようと思います。

 分野によって成功の定義は様々でしょうが、ここではほとんどあらゆる分野に共通する物事について触れていきます。

 恐らく当記事に書いてあることは、人生における基本中の基本と言うことができるものでしょうし、その意味では、「成功したい!」という野心をそれほど持っていない人にとっても、何かしらの参考になる内容ではないかと思います。

 少しだけお付き合いいただければ幸いです。

 

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成功したいなら自己流はご法度

 まず最初に主張したいのは、あなたがその道の初心者であるならば、いきなり自己流で突き進むことは決してやってはいけないということです。

 人それぞれスタート地点が異なるから、歩み方もそれぞれ異なるはずだ、という主張もあるでしょうが、そういう理由で自己流を選ぶのは、危険極まりないことです。

 確かに、あなたの進むべき道は、あなただけが抱える問題と深くリンクしており、どこかの時点では必ず、あなた自身の考えをもってオリジナルなことをしなければ場面が出てきます。

 しかし、その場合においても、根っこのところからすべてが自己流、というのは、到底見過ごすことのできない、無鉄砲な方法論と言わざるを得ません。

 

 なぜそこまで、自己流を否定するのでしょうか?

 それは、どんな物事にもある程度の歴史があり、歴史がある以上、ある程度確立された「型」というものがあるからです。

 その「型」は、多くの人間が時間をかけて積み上げてきた、有効なノウハウの塊です。

 それとまったく同じものを、初心者が自分の力だけで一つの体系としてまとめ上げることは、至難の業である――というか、まずもって不可能でしょう。

 

 そして、型が存在する以上、その分野は「その型を身に付けていて当たり前」という前提のもとで、あらゆる競争なり評価なりが行われるのです。

 そのときに、まったくの自己流であるあなたの力が、果たして通用するでしょうか?

 仮に運良くある程度通用したとしても、それは型を身に付けるよりも効率の良いやり方と言えるでしょうか?

 

 そのようなことを考えていくと、自己流で突き進む理由がまったく無いのです。

 いったん型を身に付けた上で、自分に合わせてそれをある程度崩していく、というのはアリですが、最初から型を学ばないというのは、無謀以外の何物でもありません。

 せいぜい「すべて自力でやり遂げた」という勘違いした満足感が生まれるだけであり、あなたをそもそもの目的地である成功へと導く有効な手段とはなり得ないでしょう。

 

秘訣は成功者を真似ること

 ではどうやって行動していくのが良いかというと、答はシンプルです。

 すでにその分野で成功を収めている人の真似をすることです。

 あなたがやろうとしているのが、ビジネスであれ、創作であれ、それ以外の何かであれ、成功したければ、真っ先に取り組むべきは、先駆者の真似をすることなのです。

 

 言葉は悪いですが、それは要するに「パクる」ということです。

 パクるという表現に抵抗感を持つ人がそれなりにいるのではないかと思いますが、これは物事を効率よく進めていく上での、基本中の基本と言えます。

 例えば、何かを始めるときに、まずは本を読んで勉強するというのはよくある話ですが、これだって要するに、先人の知恵をそのままいただこうとしているわけで、要はパクリなわけです。

 私に言わせれば、世の中はちょっと、パクるという行為についての悪いイメージが先行し過ぎている気がしますね。

 本来は、何かの真似をして、それを自分のものとするのは、むしろ良いことであるはずなのです。

 

 今「本で学ぶ」というやり方について触れましたが、私としては、全否定はしないまでも、本から学ぶことには限界がある、と考えています。

 もうちょっと違う言い方をするなら、世間で思われている以上に、本から離れて実践に移るべき時期は早い、という風になるでしょうか。

 確かに本には、いわゆるエッセンスと呼べるものが詰まっていますが、いちばん肝心な「それを実際にどう活かすのか」については、あまり役に立たないことが多いんですよね。

 なぜなら、本にはタイムラグがあり、刻一刻と変化していく現実にそのまま当てはめることができないことが多いからです。

 本の内容と現実との隙間を自力で埋めるには、そのための別個のノウハウが必要になる。

 

 そこで「生きた教科書」として使えるのは、すでに成功を収めている現役の人間の行動なのです。

 特に、スタートしてから、ある程度軌道に乗るまでをどう乗り切るかに関するノウハウは、本からはなかなか学べない貴重なもので、何としても人から学ぶべきものであると言えるでしょう。

 

天才という罠

 ただし、その際に一つ、問題があります。

 あなたが目標にした「すでに成功を収めている人」が、何かずば抜けた才能を持っていた場合、その人物の為したことをノウハウとしてそのまま真似することができないのです。

 いや、真似をすること自体はできるのですが、恐らく次のような結果になるでしょう。

「どういうわけか、あの人と同じことをしているのに、全然あの人と同じようにならないんだよな……」

 そう、天才というのは、ノウハウをパクる際における大きな罠なのです。

 

 単純な例を挙げましょう。

 ある人がある作業を1日8時間続けて、その結果、目標を達成したとします。

 でもその人が天才だった場合、あなたがまったく同じことをしようとすると、倍の16時間かかるかもしれないのです。

 その才能の差に気づかず、ただ単に「成功者の真似をしているから、何とかなるだろう」という考えのもとで毎日8時間頑張っていても、当然ながら同じ結果は生まれません。

 8時間、という外形的なところは同じでも、その中身に大きな違いがあるからです。

 

 細かなノウハウのレベルでも、同じことが言えます。

 神は細部に宿る、という言葉がありますが、天才の天才性も、同じように細部に宿っていることが多々あります。

 天才的な人は、何か物事を進めるときに、そのときだけの特有の事情に対する、特別な勘のようなものが働いて、常人には思いつかないような道を選ぶことがよくあります。

 それはそのときだけの事情に対応した反応なので、あなたが対峙する問題に対して、同じように当てはめることはできません。

 

 では、あなたの問題に合わせて改良すればいいかというと、残念ながらそれもとても難しいのです。

 なぜなら、パクリ元である天才の判断は、天才ならではのひらめきによって導き出されたもので、それの「あなた版」を紡ぎ出すには、同等の才能が必要となるからです。

 

 あなたもまた、参考にした成功者と同じくらいの天才であるならば、何も問題は無いのですが、失礼ながら、そうである可能性はかなり低いでしょう。

 とするならば、真似をする対象として天才を選ぶことは、そもそも避けるべきなのだと言わざるを得ないわけです。

 

天才ではない成功者をいかにして選ぶか?

 ということはつまり、大事なのは「天才ではない成功者」をいかにして見つけるか、ということになります。

 あなたが目指している分野で、才能ではなく努力によって成功した人。……ややこしくなるので、ここでは才能と努力の関係についてのあれこれは省きますが、とにかく、あなたにも再現可能な方法でのし上がった人を参考にする必要があるわけです。

 

 しかし、これはとても難しい問題です。

 その人の側にずっといる機会があるならば、その人の才能がどれくらいなのかを見極められるのかもしれませんが、そんな機会が訪れることは稀です。

 その成功者が残した結果と、ごくわずかな(大抵の場合はわずかでしょう)証言のようなものから、その人がどれくらい才能に依存するやり方をしていたかを、しっかり判断しなければならないのです。

 

 また、その成功者が、さほど幸運ではなかったことも重要です。

 まあ成功者は皆、何かしらの意味で運が良かったところはあるでしょうから、ある程度は仕方ないのですが、成功の根幹をなす部分に「たまたま」の要素が多く含まれ過ぎているような人は、教科書にはしづらいところがあります。

 つまり、ラッキーボーイの真似をしようとしても、あまり意味がないのです。運の良さは真似をすることができませんから。

 

 難しい、といった意味がおわかりでしょうか。

 要するに、あまり才能がなく、そしてあまり運が良くなく、ごく普通の人間であるにもかかわらず、優れたノウハウを実践することによって成功を収めた人を、見事に探し当てなければいけないということなのです。

 それができなければ、再現性は著しく低いものになり、同じことをしても、同じ成功があなたにもたらされる確率はほとんどなくなってしまうでしょう。

 

 あまり好きな言葉ではありませんが、言い換えるならば「努力の天才」を見つけよう、ということですね。

 その必勝法をここに書くことは残念ながらできないのですが、成功率を高める手段としては、「その人を追いかけることで順調に伸びている人の数」に注目することが挙げられるでしょうか。

 あなたより少し先を行っていて、順調そうで、あなたがチェックした成功者を参考にしている人。そういう人がたくさんいるなら、あなたがそこに乗っかる価値はそれなりにあると言えるでしょう。

 

 そのようにして、その人の持っているノウハウをすっかり盗み取り、次はあなたが努力の天才としてその分野に君臨するのです。

 

おわりに

 さて、今回はこのくらいにしておきますが……。

 かくいう私は、何をやってもろくに成功できない人生が続いています。

 あまり自虐的になるつもりはありませんが、特にここ数年は、何を頑張っても、それがきちんと実を結ぶことがない。

 むしろ頑張れば頑張るほどドツボに嵌っていくところがあり、いっそ努力しない方が良い人生になるのではないか、みたいなことを考えてしまうくらいです。

 

 自己分析をするに、私は良いモデルになり得る成功者を見つけることも、それを真似することも、とても下手なように感じます。

 天才の真似をしてしまったり、ここぞというところを無自覚的に自己流でやってしまったり、そういう細かな失敗が積もり積もって、いつも上手く行かない……どうもそういうことが起きているっぽいんですよね。

 

 今後はその辺を課題として、何とか人生を立て直したいと思っているのですが、さて、どこまでやれるものか……。

 他人事のような言い方になりますが、一生このままうだつが上がらずに終わる気がして、さっさと諦めたほうがいいのかな、そのほうが楽になれるのかな、という気持ちも湧いてくる今日この頃だったりします。

 

 生きるって、難しい。