天国的底辺

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【要RAID?】データのバックアップ環境を考え直してみた

 仕事や趣味にもよりますが、長い間PCを使い続けていれば、それなりに多くのデータが溜まっていくものです。

 私もその例外ではなく、大量に抱え込んでしまったデータをどのように保管していくかについて、日々それなりに頭を悩ませているのが現状です。

 今日はそんな、データのバックアップについて、少し書いてみたいと思います。

 

 

現在のバックアップ環境

 PCに内蔵された、いわゆるCドライブとDドライブを除けば、私の自宅には現在、合計3台のHDDがバックアップ用として存在しています。

 まずはそれを、時系列順に紹介していきましょう。

 

 3台の中で最も古いのは、2TBのHDDです。

 これは一言でいえば「雑多な」データを格納するためのものです。

 これまでに書き溜めてきたテキストや、ネットを徘徊していて拾った画像や動画など、様々なものがこのドライブの中に格納されています。

 私の長年のPC生活をそのまま反映したような中身になっており、これらのデータが吹っ飛んでしまったら恐らく発狂してしまうだろうという程度には、私にとって大切なものになっています。

 

 次に我が家にやってきたのは、3TBのHDDです。

 これの用途はシンプルで、アニメのデータを保管するために購入したものです。

 ただ、動画データの大きさ(と、アニメ作品数の多さ)は手強かった。

 最初のうちは、3TBもあれば相当長い間使い続けることができるぞと思っていたのですが、いざ使い始めてみると、割とあっという間に容量が埋まってしまいました。

 決して舐めてかかっていたわけではないのですが、やはり、動画に手を出すかどうかで、データ保管の次元はガラッと変わってしまうものなんですよね。

 

 上記のHDDの代わりに購入したのが、最後の6TBのドライブです。

 すべてのアニメデータをこのドライブに集約させ、現在もなお、このドライブに日々アニメのデータが蓄積され続けています。

 まだ1.5テラバイト以上の余りがあるので、しばらくは大丈夫でしょう。

 これによってフリーになった3TBのドライブは、現在のところ、最初の2TBのドライブの冗長バックアップ手段として活躍しています。

 

 ……とまあ、現在の私のバックアップ環境は以上のような感じになっています。

 

 今のところ、この体制で問題と呼べるものは起きていないのですが、もうちょっとスマートに管理したいなという願望が、ずっと前からありまして。

 それでちょっと前に、バックアップ環境を新しくすることについて、ちょっと真面目に調べてみたのです。

 それでまず最初に俎上に乗ったのは、Droboという商品でした。

 

Droboの魅力と悪い情報

 Droboの機能を一言でいうと、「適当にHDDを放り込んでおけば、1台(設定によっては2台)壊れても、中のデータに問題なくアクセスすることができる」というものです。

 後述するRAIDをちょっと改良した「Beyond RAID」という技術が使われており、それにより、容量の異なるHDDを組み合わせることができるという特徴を備えています。

 また、電源の入った状態でHDDを抜き差しすることができるというのも、セールスポイントの1つになっています。

 

 これらの特徴によって導き出される答えはシンプルで、要するにDroboは極めて初心者向きなのです。

「あまり深く考えずに、とにかくデータに冗長性を持たせて管理したい」

 そんな願いを叶えてくれるガジェットであるということができるでしょう。

 実はもう何年も前からDroboの存在は知っており、少なからず興味を引かれていました。

 

 ただし、Droboには問題が2つほどあります。

 1つは、あくまでも私のお財布から考えてという事ですが、値段が高い。

 Droboシリーズの中で最も安価なのは、Drobo 5Cという商品なのですが、それでも実売価格で5万円以上はするのです。

 いろいろと小難しい技術が使われていますが、言ってみればHDDケースなわけで、ケース1台に5万円以上払うことができるかと言われると、やはりどうしても考え込んでしまうんですよね。

 たとえそれが、命の次に大事なデータの保管に関することであったとしてもです。

 

 そしてもう1つの問題は、ネットを検索すると、エラーが起きたという報告や、故障したという報告が、それなりにたくさんヒットするということです。

 もちろん、Droboユーザの総数に比べれば、そういうエラーや故障に見舞われた人の数はたいしたことがないのかもしれませんが、でも決して私だけの見解ではなく、実際に言われているんですよね。

「Droboは動作が不安定である」と。

 データを長生きさせるために購入する商品が、それ自体の不安定さによってデータを脅かすのであれば、これは本末転倒であると言わざるを得ません。

 

 この2つの問題から、私はこれまでずっと、Droboをただ見つめ続ける結果になっていたわけです。

 そして今のところの判断としては、Droboについては保留、という感じになっています。

 

RAIDシステムを構築すべきなのか?

 そうなると、次の選択肢として出てくるのは、いわゆる昔ながらのRAIDシステムを構築するというものです。

 こちらの場合は、Droboの武器であった、異なる容量のHDDを同時に使うことや、起動中にHDDを抜き差しするといったことができないのですが、その代わりに、Drobo絡みで耳に入ってきたような不安定さはあまり聞きません。

 

 しかし、全幅の信頼を寄せることができるほど安定しているかというと、残念ながらそうとも言えないようです。

 かたちあるもの皆壊れる、という言葉を持ち出すまでもなく、そこに複雑な仕組みがある以上、それ自体が故障するリスクが大きくなってしまうのは仕方のないことなのです。

 

 また、先ほど違うかたちで少し触れましたが、RAIDの場合は同じメーカーの同じ容量のHDDを複数用意しなければならないので、今の私の状況では、新しくHDDを買い足す必要に迫られます。

 正直、経済状態が芳しくないので、そういう余計な買い物はできれば避けたいんですよね。

 その意味で、RAIDシステムもまた、金食い虫の要素が少なからず存在するということになるわけです。

 

 これらを総合的に考えた結論としては、RAIDシステムもまた、今の私の選択肢としては最適解ではないということになります。

 

手動で冗長性を持たせるのが最もダサくて確か

 そういったことをいろいろ考えていくと、結局、手動で冗長性を持たせるのが、いちばん妥当だろうということになってくるんですよね。

 はっきり言って、手間はかかりますし、何よりクールさに欠けるところがあります。

 しかしそれと引き換えに、これまで書いてきたすべての手段の中で最も融通が利きますし、かつ、思い通りの堅牢さを構築できるという利点もあるのです。

 

 具体的には、データの重要度をランク付けし、重要なものだけ複数のHDDに保管して冗長性を持たせ、そうでないものは1つのHDDにのみ格納し、リスクと引き換えに容量を稼ぐ、といったことが可能になるわけです。

 全データに冗長性を持たせるコストは、今の私には残念ながら支払うことができないので、これが現実的な解となるでしょう。

 

 ……というわけで、いろいろ考えた末に辿り着いたのは、何ということはない「現状維持」だったという次第です。

 まあ良く言えば、すでに手間を惜しまず細かな工夫を凝らした保管をしているので、このままでいいのだ、ということになるでしょうか。

 

オンラインストレージの現在

 もちろん、オンラインストレージという選択肢も、頭から飛んでしまっているわけではありません。

 昨今ますますクラウドの存在が重要になっており、大容量データを保管する目的においても、その存在感を増してきています。

 

 しかし現状、使える容量の割に値段が高すぎるんですよね。

 すべてのデータを合わせて1TBに満たないような人にとっては、オンラインストレージも現実的な選択肢になってくるだろうと思います。

 しかしそれを超える人(具体的には動画を扱う人)にとっては、まだちょっと「割に合わない格納庫」の域を出ない代物なのです。

 

 この辺りを考えると、つくづく残念なのは、Amazon Drive Unlimitedがなくなってしまったことです。

 年間14,800円で容量無制限というのは、本当に夢のような存在だったのですが、夢すぎてGAFAですら持ち堪えることができなかったというオチがつきました。

 その辺りについての私の恨み節(というか何というか)は、過去に記事にしたことがありますので、そちらを参考にしていただければと思います。

 

www.tengoku-teihen.com

 

おわりに

 これまで、それなりに長い間PCを使ってきた私ですが、現役で使っているHDDが故障したのは1回だけです。

 世の中の平均データを知っているわけではないのですが、恐らくこれはかなり幸運な部類に属するのではないかと思います。

 

 ちなみに現在使っているPCに内蔵されているHDDも、もうかれこれ7年になろうとしているのですが、少なくともチェックツールを見る限りは、まだまだ健康そのものです。

 もちろん、HDDというものは何の予兆もなくある日突然即死してしまうものなので、「我が家のHDDは頑丈だぞ」と安心しきっているわけではまったくありませんが。

 

 ともあれ、たくさんのデータを保管するというのはなかなか気を遣う作業です。

 結局のところ、何度も書いてきたように、データに冗長性を持たせて、HDDが突然故障しても大丈夫なようにする以外に方法はないんですよね。

 後はその方法が、小手先を変えて何通りか存在するというだけのこと。

 

 昔に比べれば、夢のような大容量のHDDがとても安く手に入るようになりましたが、今の私の感覚でいうと、まだまだ足りません。

 これからもっともっと大容量化と低価格化が進んでいき、近いうちに10TBを1万円くらいで手にすることができるようになればいいですね。

 

 あなたは、データの保管に関して、何か苦労をしていますか?

 こんなコストをかけているとか、こんな悪いタイミングでHDDが故障したことがある、といったエピソードがありましたら、ぜひコメントで教えていただければと思います。