天国的底辺

二次元、創作、裸足、その他諸々についての思索で構成されたブログ

司法書士試験を受けてきました(1年ぶり7度目)

 というわけで、司法書士試験を受けてまいりました。

 7回目の受験で、勝算もほとんど感じていなかったので、ある意味威風堂々としていられたのですが、初受験の方や「今年は行けそう!」という方は緊張したでしょうし、今夜はどっと力が抜けた状態なのではないかと推察します。

 とりあえず、お疲れ様でした。

 

 

 

環境についての感想

 さて今年の本試験ですが……神奈川はとにかく寒かった!

 これまで何回も受験してきて、カンカン照りのときもあれば、雨のときもあったのですが、ここまで気温が低いのは初めてのことでしたね。

 全国の天気を見てみると、暑いところは普通に夏レベルに暑かったようで……。首都圏が特別に低気温だったようです。7月という感じがまるでしなかった。

 そこに雨。強く降っているわけでもないけど、傘をささない選択肢もないという、中途半端に手が埋まるだけの雨。

 

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 まあ、つい先日も豪雨に見舞われた方々がいるのに、「中途半端に強い霧雨が鬱陶しかった」なんていうのは贅沢なのかもしれませんが、でも鬱陶しかったです。

 話は後先になりますが、帰りは予備校の冊子を初めて受け取らずに全部やり過ごしました。傘を持ちながらカバンを開けて、しまい込んで――というのが面倒臭かったのです。

 

 寒さ(涼しさと言わずにあえて寒さと言います)は出かける前に想像した肌感覚をちょっと超えていましたね。

 その上で試験会場はエアコンを効かせていたので、室内でも寒風を感じる始末。

 一つ前の席に座った方が小さな卓上時計を机に置いており、それを何の気なしにチラっと覗いたら、温度計の機能がついており、23度となっていました。

 着ていく服をもう一段階暖かいものにしてくるべきだったな、とそのとき思った次第。

 

 でも事前の宣言(?)通り、しっかり裸足で受験しましたよ!

 

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 ※裸足で受験する経緯についてはこちらをどうぞ。

 

www.tengoku-teihen.com

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 ちょっと足先が寒かったのですが、とても気持ちよくて良い感じでした。

 模試のときは裸足になるために一番後ろの席に座ったのですが、今回は番号で席を指定されており、後ろからの視線がある。

 それを考えると最初は羞恥心と快感の合いの子のドキドキがあったのですが、割とすぐに慣れてきて、ナチュラルな開放感を楽しむことができました。

 

試験についての感想

 というところで、試験の内容についての感想ですが……。

 正直なところ、試験内容の真の手応えは実力のある人にしか正確にわからないものだと思うので、ここで私が何かを書くのは無駄かな、という気はします。

 でもまあ、うだつの上がらないいち受験生の感想にも興味があるという物好きな方がいると仮定して、ちょっと書いてみますね。

 

午前の部

 まず午前ですが、難易度という意味でも問題の傾向的な意味でも、これという特徴は見出せませんでした。

 かなり「フツーな」内容だったと思います。

 あ、個数問題がないのは特筆すべきところだったかもしれませんね。単に今年そうなっただけなのか、それとも「運ゲー」要素を憂慮してこれからも引っ込めるつもりなのか、それはわかりませんが。

 

 学説問題は1問だけ、問3に用意されていましたね。

 私はいつも民法から順に問いて、最後に憲法を解くので、つまり私にとっては午前の最後の問題が学説問題だったことになります。

「うわ、最後の最後に来ちゃったよ」という感じでした。

 好きな人もあまりいないでしょうが、私は特に苦手なんですよ。学説問題。

 

午後の部

 午後の部は学説問題も個数問題もなかったのですが、難しかった気がします。

 問題の言っていることが平年より難解、というより、とにかく「時間がかかる」という要素が強かったように思います。

 もともと私は午後択一をそんなに速く解けるほうではなく、70分くらいはかけてしまうのですが、今回はそれを大幅に超えて80分近くかかってしまいました。

 

 これはたぶん、私だけではなかったのではないでしょうか。

 というのも、70分を過ぎても、試験会場内に例のあの「みんなが記述に入った音」がしてこなかったんですよね。

 普段なら模試でも本試験でも、だいたいそのくらいであちこちからペラペラ、ペラペラという紙をめくりまくる音がするのですが、今回はその到来が遅かった。

 たぶん皆さん、午後択一は苦戦していたのではないかと、そこから想像します。

 

 記述は、不登法の問1がとにかく印象的でした。

 内容的にはたぶん、択一の勉強をガチガチに固めている人なら何とかなったのかもしれないのですが、私はろくなことを書けませんでしたね。

 (1)には面談のことと身分証明書のことを少し書き、(2)には「公証人による本人確認」と確か書いたと思うのですが、良い解答だったとはまったく思いません。

 問3も文章で解答させる問題でしたね。個人的に不登法は変化球でした。

 商登法は「初見で感じたほど吸収合併が大ごとではなかった」というのと「登記できない事項を訊いてこなかった」というのが印象深かったですが、問題として奇妙な感じはありませんでした。

 解けたかどうかはともかくとして……。

 

解答速報によると……?

 で、肝心の点数、というか正解問数なのですが。

 記述は自分の答案をよく覚えていないので省略するとして、択一はこんな風になりました(参考:TACさんの解答速報)。

 

  • 午前……22問
  • 午後……20問

 

 一言。

「ダメじゃん」

 

 残念ながら、今年もこんなザマでした。

 せめて来月の基準点発表までは緊張感を保つことのできる数字を叩き出したかったのですが、どんなに基準点が低くなったとしても、コレがそこに到達することはないでしょう。

 

 正直、もうちょっとやれるんじゃないかと、事前には思っていたんですけどね……。

 例年通りの醜態を晒しただけで終わってしまいました。

 

来年は?

 そんなわけで、私はすでに「来年どうする?」モードです。実際に勉強を始めるのはすぐではありませんが、おおまかな方針は考えておかなくてはいけません。

 

 個人的に、改正民法については何も思うところはありません。

 淡々とインプットしアウトプットする――結局すべきことに変わりはありませんし、覚え直すことを「せっかく蓄積したのに」と惜しむほど、現状の成績も良くないですからね。

 

 それより問題は、自分の生活環境のほうです。

 そろそろ撤退を選ぶべきなのか、まだ頑張るべきなのか。

 実のところ、撤退して新しいことチャレンジに邁進したいという気持ちと、でもそれを簡単に選べない諸々の事情のあいだで、板挟みになっている状態なんですよね。

 しばらくじっくり考えた上で、できるだけ悔いの少ないかたちで決着したいと思っています。

 

おわりに

 あなたが司法書士受験生であると仮定して――本試験、どうでしたか? 今年で決めることができそうですか?

 私は先ほども書いた通り、(毎度のごとく)基準点発表までの1ヶ月間を楽しむことすらできない数字で終戦してしまいました。

 こうなったらせめて少しでも自分に縁のある人にサクラサクになって欲しいので、これを読んでくださったあなたが良い点を取れていることをお祈りしたいと思います。

 ぜひ合格してください!

 

 来年どうしよう……。

 

 

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