今日は、Googleアドセンスを利用する者が宿命的に向き合わなければならない、ポリシー違反との戦いについて報告したいと思います。
広告が表示されない!
事の始まりは、何気なくチェックした6/15の記事で、広告が表示されなくなっていることに気づいたことでした。
本来広告があるはずの場所が、空白になっていたのです。
最初は単純に「広告のシステムが不安定で、こういうこともあるのかな」くらいに思っていました。
それで、どのくらいの割合でこれが発生するのかを確かめるために、全記事をチェックしてみました。
その結果、もう一つ、6/7の記事――現時点でもっとも読まれている記事です――がやはり広告非表示になっていることがわかりました。
ここに来て、ピンと来るものがありました。
これはもしかして単なる不安定ではなくて、内容に理由があってそうなっている?
そう思って、めぼしいキーワードで検索してみたところ、次の言葉と出会ったのです。
ポリシー違反。
つまり、あってはいけない言葉や画像が記事に含まれているので、一時的に広告が表示されなくなっているというものです。
対策に奔走
これはまずいということで、すぐ該当する2つの記事のリライトを始めました。
何が怖いって、違反を放置していることで、アカウントの停止処分を食らうという展開がもっとも怖いことです。
とにかく徹底的に文章を読み込み、NGワードかもしれないものを探していきました。
自分の基準ではなく、あくまでGoogleの基準でものを考えなければいけない。
ここでそのNGワードの例を挙げると、この記事自体がポリシー違反になってしまうので挙げられないのですが、とにかく「これもまずいかな。全然納得いかないけど」というワードも含めて片っ端から置き換えていきました。
その結果、6/15の記事には広告が表示されるようになりました。
しかし6/7のほうは、いっこうに直る気配がない。
ここに至って、あまり考えたくない方向に焦点が向かいました。
……画像か?
自分にはまったく問題がないように見えるが、機械的に判断すると、ちょっと刺激が強すぎるということになってしまうのか?
ポリシーセンター
そうこうしているうちに、Googleからメールが届きました。
まあ一言でいってしまうと、ポリシー違反がありますよという警告文ですね。
これはなかなか怖いものがあります。審査のときもそうでしたが、事務的で熱くも冷たくもない文面が、逆に不安を掻き立てるんですよね。
で、そのメールによって初めて、アドセンスのサイトに「ポリシーセンター」というページが用意されていることを知りました。
そこにアクセスすると、現在どういう違反が存在するか、それはサイト単位なのかページ単位なのか、といったことがすぐわかるようになっているのです。
今回の場合はページ単位でした。
内容はやはり「アダルト要素があると判断された」というもの。6/7の記事と、すでに広告が表示されている6/15の記事の、2つのURLが記載されていました。
そこから「審査リクエスト」というものを送ることができるようだったので、早速送ってみました。
最初の反応は5時間後くらいにあり、そこで6/15の記事は一覧から外れました。
しかし6/7の記事は依然、ポリシーに違反しているとのこと。
とうとう画像に手を付ける
いよいよもって、問題が画像にあるという方向で考えないわけにはいかなくなりました。
ということで、以下のような作戦を立てました。
まず、引用しているすべての画像のうち、「イメージ映像としてのすっぽんぽん」が描かれているものが2枚ある。
順番としては、最初にこれを1枚ずつ削除して、OKかどうか確かめる。
両方とも削除してそれでもダメだったとしたら、それはもう残りの絵が全部センシティブだということになるので、画像を全部削除し、前後の文章を画像なしで成り立つようリライトするしかない――。
結果として、その「2枚」の画像を削除したところで、OKをもらうことができました。
気になったこと
まあ事なきを得て良かったのは確かなのですが、納得はしかねるものがありましたね。
まず、単純にあまりにも厳しすぎる。
以前どこかのブログ記事に、「中学生に見せることのできる記事になっているかどうかで判断しよう」とあったのですが、今回問題になった6/7の記事のテーマは、少年漫画です。
引用した画像も、当然少年が読むものとして描かれたものなわけです。もちろん中学生もその範疇のはず。
それでもダメだったのですから、中学生云々という簡単な指標ではGoogleの判断を捉えることはできない、ということになるでしょう。
それから、この6/7の記事が、アドセンス開始のための審査のときすでに存在していたというのも、気になるところです。
つまりGoogleはいったん、この記事を込みで、当ブログを「アドセンスで収益を上げるにふさわしいサイト」と判断したわけです。
なのに数日も経たないうちに、それがポリシー違反だとおっしゃる。
判断するセクションが違うのか何なのかわかりませんが、腑に落ちないところです。
すぐに次の戦いへ
ホッとしたのも束の間、それから数時間して、今度は6/16の記事がポリシーに違反しているという報告が、ポリシーセンターに上がりました。
やはりアダルト要素があるという認定です。
正直、今回はもっとわけがわかりませんでした。記事をご覧いただければわかる通り、資格試験の模試について語る、お堅い内容なのです。
もしかしたら足裏の画像でNGが出たのかもしれないとも考えましたが、それについては前週で同じことをすでにやっており、そっちは引っかかっていないのです。
どこから手を付けたらいいのか、すぐには見当がつきませんでした。
とりあえず頭を切り替えて、「もしかしたらこのワードがまずいと言えなくもないような気がしなくもない……かな?」というものを置き換え、審査リクエストを出しました。
何とかそれでOKが出たので一安心したのですが、もしそうなっていなかったら、納得いかないまま自分の足裏の画像を削除することになっていたでしょう。
世の中にはプロレスの画像でNGが出たっぽい人もいるようなので、Googleさんには、ブロガーの生殺与奪を握るアルゴリズムを、「より厳しくする」方向以外にも進化させていくことを求めていきたいと思います。
おわりに
まあいろいろと愚痴っぽい書き方もしましたが、何を言ったところで、アドセンスにおいてはGoogle様の判断が絶対です。
たとえそれが誤判断であろうとも、絶対のものとして受け入れなければならない。
それがアドセンスを使ったブログ運営というものなわけです。
理不尽だなあと思うのはもちろんなのですが、仕方がない。
これからもアカウント停止に怯えつつ、でも可能な限り自分の表現したいことを(もちろん読者の役に立つことを意識した上で)扱っていく所存ですので、よろしくお願いいたします。
しかしあれですね、裸足はどう判断されるかわからなくて不安になりますね。
中国ではそっち方面で禁止令が出たといいますし、日本やGAFAもいつそういう流れになるかと考えると、ヒヤヒヤします。
保ってくれよ、表現の自由。
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